今回は、梶貴美男のコンサルの様子をお伝えしたいと思います。
「梶さんのコンサルは気になっているけれど、どんなことをやっているの?」
という方もいらっしゃるようです。
そこで、実際のコンサルの様子の一部を紹介します!
クライアント様は、クリニックの経営コンサルティングをされており、長年、梶のコンサルティングを受けていただいています。
今回のコンサルでは、男子バスケットボール日本代表の話題を取り上げながら、話が進んでいきます。
バスケットの話からクライアント様の仕事の話へとつながっていきますので、ぜひじっくり読んでみてください!
<梶貴美男 コンサルティングの様子>
男子バスケット日本代表チームのヘッドコーチが変わってから、チームが良くなっているというチーム作りの話題から・・・・
(梶)チーム作りの時に、やっぱり、キーにするのは7つのポジショニングかなと思っています。
「7つのポジショニング」と「7層の深層心理」で、まず世界観から行く。
例えば、世界観を変えやすい人材とか、世界観が合致している人材とか。
【図】7層の深層心理
(ク)そうなんですよね。まさにそう言うことですよね。
世界観から行くということですよね。
(梶)世界観から行くためには、特にチームの場合は、コンセプト、世界観を打ち出さないといけないということです。トップが。
(ク)これを打ち出してないと、誰がマッチするかわからないですものね。
(梶)そもそもがチームの採用ができてないんですよ。人員の。
(ク)そうなんですよ。
(梶)僕が話を聞いて感じていたのは、そのバスケット日本代表ヘッドコーチが明確なコンセプトを持っているんだろうなと言うこと。
トップの仕事をしているということ。それを伝えているということ。
(ク)すごいシンプルですけど明確なコンセプトを持っていますね。
(梶)いくつか疑問を抱えながら、聞いていたんですが、それまでとチームのコンセプトが全く変わったと、そうすると明確なコンセプト、世界観がある。今度は、人材の採用がかわったということですよ。
(ク)そのチームコンセプトに合った人材をピックアップするということですよね。
その中には、チームを作っていくときに、チームの意識を変えていくよりも、チームに合った人材を採用する方が、チーム作りには合っているということですよね。
(ク)聞いたことがないような選手ばかりですよ。
それが、スゴイ活躍しています。全然パッとしない選手、自分のチームでは5点くらいしか上げない選手が30点あげたりとか。
驚きますね。
世界観を変えているんですよね。
どういう世界観かというと、スリーポイントシュートを中心にやっていくというのが、世界観の中心なんですよね。
そのキーワードが、「スリーポイントシュート」と「スピード」「粘り強いディフェンス」。この3つです。
(梶)それは、実際にキーワードで上げているんですか?
(ク)そうです。
ヘッドコーチはその3つをキーワードに。伝え続けているんですよね。
昨日の試合を見ているとその3つのキーワードを体現化していたんですよね。
すごくしつこく言い続けていますよね。それが脅迫的ではないんですよ。
(梶)たぶん、そのスリーポイントシュートを中心として、早さと粘り強さをもったチーム作りというのは、日本人の特性にあったチーム作りなんでしょう。
体格的に優れているわけでもないし、個人技的に圧倒的に優れているわけじゃないしというと、チームワークが活かせて、器用さが活かして。
(ク)そうそう。これだったら、勝てる可能成果があるかな。そんな感じがします。
時々、個の力で点を入れる選手もいる。
(梶)個の力もチームコンセプトであるスリーポイントシュートが打てるとか、スピードがあるとか、粘り強いディフェンスとかその要素は持っているということですよね。
そのうえでプラスアルファがあるということですね。
(ク)昨日試合を見ていて、これはすごいやと思って、しばらく、トム・ホーバス(バスケット日本代表チームヘッドコーチ)を研究しようかと。
それは大きな参考になるかと思っています。
(梶)これは研究してみるといいかもしれませんね。
(ク)早速、本2冊買ってきましたね。
(梶)試合中の動きを見ていくと面白いかもしれないですね。何をしているか?
機会があれば、試合を見に行ってそのヘッドコーチだけ見ておくとか、面白いと思います。
それはカメラのビューではなくて、そこで見てどう動いているか、その周りの人たちもづお動いているかという。
フィールドのプレイヤーは分かりやすいじゃないですか。で、それ以外はどう動いうているか。
チーム作りには、めちゃくちゃ面白いともいます。
(ク)代表試合は日本ではなかなかないけど、チャンスがあったら行ってみようかな。
(梶)女子のバスケットは何年やっていたんですか?
(ク)数年間やっていたんじゃないのかな。
東京オリンピックに向けてチームを作っていったんですよね。
(梶)その辺も見ると面白いと思います。どういう作り方をして行ったのか。
(ク)女子の時、トム・ホーバス(ヘッドコーチ)は優勝するって言ったんですよ。東京オリンピックで。
周りはまったく、なんてこと言ってるんだという感じ。
世界観を変えるという、そこを変えたことがスゴイですよね。変えて実行したこと。
(梶)僕は、変えたというよりも、そこからアプローチしようとしているところが優れていると感じますね。
明確に持っている様な気がしますね。ここから変えないといけないという。世界観が大事なんだという。ここをこうすると世界に届くんだという。
例えば、男子で言えば、よくわからないけれど、世界のトップテンに入るとか、次のオリンピックでメダルまで狙いに行くとかそいうようなものがあるような気がしますね。
女子で実証してしまったから、女子にしたって個々の能力ってそこまでじゃないでしょう。
(ク)個々の能力で言ったら、絶対海外の方がはるかに上です。体が違うし、身体能力が全然違いますからね。
(梶)ヒントの探り方として、女子の選手はどんな発言をしているかも見るといいですよね。
(ク)これは、ヒストリーを見ていくと面白いかもしれないですね。
(梶)あなたの場合、そういう興味を持っているモノ事、事象、組織、人たちを知っていくというアプローチがあっている気がしますね。
(ク)そうですね、そこで自分がわかったり感じたことを伝えていくことで、相手が気づきがあるという感じですかね。
(梶)それは、僕は違うと思いますよ。
そっちに行こうとするんですよ。自分が知ったことを知ってもらおうとするんですよ。それを知ってもらったら成果につながるというような謎の理論を持っている様なんですよ。
(ク)前も同じ話を言われたかもしれない。
(梶)僕からすると謎なんですよ。
自分が、こうやって解き明かしていくじゃないですか。それって何かというと、今回で言うと、チーム作りの本質を知ることになるんですよ。
僕は言いましたが、「あなたはこういうやり方があっていると思います」というだけの話なんです。
自分がわかったこと、やり方を人に伝えても、自分が期待している成果は生まれないです。まるっきり別物だから。
その人たちはそう言うことに興味がないかもしれない、そういう学び方をしないかもしれない。
でも自分はプロセスを喜ぶところがあって、それをほかの人にも当てはめようとしているんです。
自分が見出したプロセスは、自分のためのプロセスなんです。
それをあたかも不変なものとして考えますが、そこは違うんじゃないかな、と僕は感じているんです。
例えば、あなた自身が物事を習得していく、理解してく、そのものなんですよね。
そのプロセスの作り方、運営の仕方をわかった、そうすると、他の人と比べるとアドバンテージがあるんですよ。新しいことを何かを習得するときに、自分はこうするとわかりやすいという。
自分に当てはめて、そのプロセスを実行して、自分にとっての成果を得る。それでいったん完結するはずなんですよ。
これは、他の物事でもそういうふうにできていくということ。あなたの場合は、という大前提の中で。
それと、じゃあ、得たものを他人に還元していく、提供していくというのは、これはまた別なんですよ。
それは、どうやって行くかというのは、これまで習得したプロセスはいったん置いとくべきものなんですよ。
あなたが、人に対して、自分が習得した理論をどう伝えていくか、何を伝えていくか、というモノとはまるっきり別物のはずなんですよ。
いろんなモノ作りする人がいるじゃないですか?
その人たちにモノづくりの秘訣を聞くようなインタビューあるじゃないですか。
それでしかないんですよ。
例えば、バスケのヘッドコーチのチーム作りはどうなっていくかというのを知りたい人たちはいます。
その人たち向けにインタビューすると面白いものが出来上がってきますが、そもそもそのヘッドコーチはチーム作りのやり方を伝えていこうなんて思ってないと思うんですよ。
あなたは、その理論をマスターして、その理論を伝えていく人ではないじゃないですか。
場合によっては、理論を伝えることもあるけど、それは、クライアントのチーム作りにそれを伝えた方がうまくいく場合だけ。
必要になったら伝えるだけ、逆に不要だったら伝える必要ない。
だから、あなたは何をする人かというと、クライアントのチーム作りを支援するということなんですよ。わかってきたことを伝えるというのは、ずれると思うんですよ。
(ク)ブログとか動画とかで、言うこと自体は問題ないというか、アリですかね。
(梶)それは、何を目的にするかですね。
それよりも、それがわかったうえで、どうやってチーム作りをサポートしていくかが大事なので、そこの視点を書いていく方がはるかに大事だと思います。
あくまでインプットでしかないわけですよ。自分がインプットしたことをこういうことがわかったとしているけど、インプットをアウトプットしているだけじゃないですか。
インプットしたら、それをあなたの中で取り込んでアウトプットすることが大事じゃないですか。インプットしたものをただアウトプットしたら、可笑しくなると思いません?
情報を取り扱っているだけなんですよ。
こういう情報があった、これを自分なりにまとめてこうなったといっているだけ。
あなたは情報を提供する人ではないと思うんです。
少なくても、コンサルタントはそういうことをしないですよね。
(ク)情報を提供するのが仕事ではないですよね。
(梶)インプットはあくまでも、インプットとして必要だからしているわけじゃないですか。
あなたにとって大切なのは、自分の中のプロセスで処理して、アウトプットとしてどう活かすかが大事。
だから、アウトプットすべきことが違う。
(ク)伝えたいことをすぐに誰かに伝えたいという欲求が僕にはあるですね。
(梶)それが悪いこととは限らないと思うんですけど、それがずれが発生するような気がするんですよね。
「本来やるべきことって何?」って。
逆に言うと、インプットに満足してしまっているというか。
(ク)自己満足の世界に入っちゃってるのかな。
(梶)どちらかというと、それは自己満足の範疇かな。
(ク)確かに、これを言って自分の世界の中だけでしゃべって相手に伝えようとしても、伝わらないよね。
考えたプロセスや経験したことが違うから。
(後半へ続く)


