備忘録を兼ね、皆様の参考になればと思い、今までの総まとめをしてみたいと思います。

 

 

 

 

第3段。

 

 

 

 

2.部屋事情

 

前回記事の船の設備編は、まさかの字数制限に逢い、全てを記載し切れませんでした。

船の構造を最初に補足しておきたいと思います。

 

ダイプリで最も重要な部分の補足をしなければなりません。
前記事でさらっと示したクルー用の通路。

この通路にはあだ名があって、「I-95」という呼称があります。
右壁に、I-95のサインが取り付けられているのが見えます。

この意味ですが、ダイヤモンドプリンセスは、船籍がUK(連合王国、即ちイギリス)ですが、この船でクルーズを主催する企業は、プリンセスクルーズラインというアメリカの会社です。従ってアメリカ企業の流儀でコーポレートガバナンスが効いていることになります。

アメリカ本土の東海岸へ行かれて車の運転をされた方はご存じかも知れませんが、東海岸側を北から南まで縦貫する高速道路があります。それが州間高速道路95号線です。

Interstate 95・・・
だからなのかも知れませんが・・・・

つまりダイヤモンドプリンセス号の艦首から艦尾まで一本通しで貫いているクルー専用のメイン大動脈通路がI-95と呼ばれる様になったんですかね。早く移動する為に自転車やキックボードを使うこともあるって本当の話ですかね???ジョーク???
教えてノマド・エリさん(笑)

いずれにしてもこのI-95が無ければ、ダイプリの円滑なオペレーションは成立しませんからダイプリの大動脈ですね。
ここが止まれば船が死ぬ、というくらい重要な通路のようです。

一方で、ヨーロッパの会社の船にある当該通路は多分・・・アウトバーン(笑)になるのかしら?MSCだとアウトストラーダ??

日本船籍の飛鳥や三井オーシャンだと・・・東名名神中国・・・北海道と九州道もあるし・・・誰か教えて(笑)

 

 

 

 

 

ダイプリの総トン数は11.6万トンですが、なじみ深い船の大きさの指標である基準排水量は、5~6万トンという大きさになります。満載で7~8万トンですから、比較するものがアレですが、ダイプリは戦艦大和より少し小さめという形になります。

 

ベイブリッジ(水面から55m)の下でも大和(水面から57m)はくぐれませんが、ダイプリ(水面から52m)は通れます。

 

【ベイブリッジギリギリを通過するダイプリ】

 

【前方2/3だけが再現された戦艦大和:幅だけならダイプリの2倍】

ですが長さはダイプリの方が長い、ということになりますから、戦艦大和が如何に巨大な船であったか、の理解促進にもなります。

 

どなたかがアメリカ空母よりデカいと仰せでしたがそれは誤りです。

流石に現代アメリカ空母(ニミッツ級)は排水量(水の下)だけで11万トンだから、喫水線以下のみとダイプリが同等サイズなので、ダイプリの1.5~2倍の大きさがアメリカの航空母艦になります。調べたら幅はダイプリの3倍だね。

 

そして、船の揺れですが、スタビライザーはハル中央やや後ろに備えられているもののやはり縦揺れには弱い気がします。

 

仕方ないけどやはりエンジンの振動はどこにいても感じられ、音はかなり静粛に抑えられているものの、振動と共に僅かに伝わります。ディーゼル・エレクトリック推進(およびガスタービン補給)なので特有の低周波はどうしても残ってしまうと思います。

【ダイプリのエンジン】

 

こういったところ、相模湾のみですが半日クルーズさせていただいた護衛艦レベルとの乗り心地が全く異なります。護衛艦は基本的にガスタービンですから音、振動は全くしません。ジェットエンジン音の様なキーンという音共に、素人だと立つことが不可能なほどのもの凄い加速Gがかかりますが、乗り心地はサイコーです。

 

ダイプリには小回りも一応偏向スクリューが備わっている為、効くと言えば効きますが、基本タグボートに押してもらいます。横浜入港時や釜山入港時の展開は凄まじいものです。

 

【偏向スクリューによる自力展開】

 

【タグボートによる展開】

 

押された所はタイヤでそのまま押すので、汚れます。

着岸後のクルー泣かせ(笑)で寄港地での汚れ落としがいつも大変なのだそうです。

 

でも・・・

その点横浜港は白い布カバーを使って覆っているので、汚さない配慮がなされていました。

やるな横浜港。お・も・て・な・し・だね。

 

 

さて。

 

私たちにあてがわれた部屋は、中央部分とは言え、2つお隣の部屋は艦前方にあたる境界線部分。これで費用が一人2万円も変わるのですが、線引きはどこかでしなければならない為、仕方ありませんキョロキョロ


まず、貨客船タイタニックのように、特等、1等、2等、3等船客というヒエラルキーは当然ありません。
 

ダイプリにもロイヤル、スイート、ジュニアスイート、バルコニー、窓付、内側とありますが、部屋による縦割りヒエラルキー感覚どころか意識したことは1度もありませんでした。

寧ろ、パッセンジャーが携帯するメダリオン端末の色によるヒエラルキー(リピート回数)を意識する人がいるくらいで、そういった船内での差別化、区別化は極力見えない様になっています。

 

私たちが出会った最高峰のブラックメダリオンの方々は、乗船回数自慢をされる様な方はおらず、寧ろリピート回数の少ない方が勝手に委縮しておられる方がいらした感じ。

肝心な部屋の方ですが、私たちが割り当てられた部屋しかご紹介できないのはお許しください。

 

 

(1)クローゼット

 

まず、入って直ぐウォークインクローゼットと棚があります。これは広い。洋服は全てハンガーにかけることができました。ハンガーは20くらいあったと思います。

 

クローゼットの上にもクローゼット面積と同じ広さの収納があり、レッグピローなどが2度目のベッドメイクの時に置かれたりします。私たちはここにリュックを収納していました。
 

クローゼットはとても広いので、そこへトランクも収納できます。

 

 

(2)収納棚

 

棚には靴やその他の荷物を整理して置けます。一番上には、ライフジャケットが収納されていました。

上の方に洋服などの着替えを置かれる方が多いようです。

 

中段には金庫があります。

ノーマルタイプのもので、特に使い辛さは感じません。現金財布を持っていたり、パスポートなどはここへ入れておくのに使いました。

 

 

(3)洗面所


洗面台も普通サイズです。冷たい水は出辛い様で、常時ウォームウォーターな感じ。

片側のみですが、洗面台の棚も充実しており、髭剃りや歯ブラシなどの他置けるスペースは充分です。

歯ブラシなどのアメニティは用意されませんので、自身で持参する必要があります。

 

 

(4)シャワー


評判はあまり良く無いようですが、海外のホテルに比べれば、十二分過ぎ。

慣れればどうということは無いです。

全く不便さは感じませんでしたが、深度3程度の揺れがが続く中で片足体幹が出来ないと、足の裏を洗い辛いときありました(笑)

シャワールームの限られたスペースに、約1mのランドリーロープがあります。
 

 

(5)寝室・リビングスペース

 

室内は8帖ほどの広さ。

そして備え付けは、シングルベッド2つにベッドチェスト2台。

固定長机と背もたれ椅子1脚、丸テーブルが1脚、冷蔵庫スペースの上に収納棚2段です。

ベッドの下にもトランクが収納できるスペースが充分あります。

固定長机には片袖に3つ引き出しがあり、その中にも色々収納できますが、一番上にはドライヤーがありました。

チェストにもそれぞれ3つずつ引き出しがあります。

収納はかなり充実しています。

そして元々ブラウン管テレビ時代に使われていたテレビ台だったところが棚として使用でき、食器やケトルも用意されています。

 

ケトルは机に移動しなければ使用できません。電源は110Vが4つで内1つは洗面所。机に220Vのコンセントありますが、これを変圧器で110Vに下げようとしたら変圧器のヒューズが飛びました。異常電圧?

220V電源のみA型コンセントになります。

110V電源は机脇に2つありますが、スペース的に1つしか使用できません。

冷蔵庫はありますが、冷凍庫は無く、冷蔵庫もあまり冷やすことはできません。

どうしても冷やさなければならない薬などがある場合はメディカルセンターへ、とのアナウンスがあった記憶があります。

ベッドサイドランプの根本にはUSBポート(タイプC)がそれぞれにあります。

そしてベッドの正面に小さ目(40インチくらい)の壁掛けモニタがあります。

ウェイク・ショー、天気、現在位置、ブリッジカメラの他、ショアエクスカーションの手続きが行えたり、映画や衛星放送を見たり、部屋のステータスを変えることが出来たりします。

 

(6)ビーコンとメダリオン

 

パッセンジャーはメダリオンというものを常に持参します。

【メダリオンは初めて乗る人は白】

このメダリオンの中には、クレジットカード情報、顔認証の情報、パスポート情報、個人情報などあらゆるものが記録されていますが、64bitで暗号化されており、専用端末で情報をやりとりする用設計されています。bluetooth機能もあり、ビーコンに反応することで船内位置が把握されます。

 

クルーからは船内に張り巡らされているビーコン(数千箇所あるそうです)から一定の存在位置が判断されます。

例えば同行者や登録した友人が今どこにいるのかをアプリからも検索できたり、飲み物を注文すると、注文している場所へどこにいてもその場所に持ってきてくれます(注文して仮に移動してもそこに届きますが、いじわるは辞めましょう(笑))。

クルーとの会話でこんなことが・・・
「今君と目の前で話をしているのに、君の位置は未だ14階なんだ」

?まじか。ドッペルゲンガーか(笑)

部屋に近づくとドアの専用ビーコンが数m手前から接近を判断し、自動開錠しますので、鍵の開閉に係る手間は一切ありません。

ただし、私たちの場合は場所的に恵まれましたが、うまく可動しない部屋もあるそうで、開錠されなかったりするそうです。その際はドア付近にあるモニタ下にある端末にメダリオンを翳すと開錠するそうです。

このドアモニターだったりすることろに自分の顔が出てきます。

部屋の中に誰がいるかも名前も全てモニターに表示されます。

 

部屋担当のクルーはこれを見てベッドメイクをするしないを判断しています。

 

でもこの顔写真で問題があるそうです。

写真映りを良くする為に、AI加工とかする輩がいるそうです爆  笑

女性に多いようですが・・・

いや気持ちはわかるけど。

 

実は出入国の際の顔認証にも使われるデータになるので、一致しない場合は寝起きの顔写真を撮影しなおされたりすることもあるので要注意です。

そして、自分の顔や体形を受け入れましょう(笑)
 

 

(6)バルコニー

 

私たちが割り当てられた10階カリブルデッキのバルコニーは結構広めです。
しかも上階である11階のバルコニー部分がベランダになり、残り半分の張り出しが露天バルコニーとなります。

9階は全面露天バルコニーになります。

【脚太い、短い、とか失せろ、とかキモとか言わないでね。気にしているので】

 

10階のバルコニーが広いので、白メダリオンを抱き込もうという魂胆か(笑)

とくにカリブデッキのバルコニーはバハやアロハより広めだそうで、3m×2.7mくらいだそうですが、フィート換算なので詳細なサイズは判らないです。
 

 

 

(7)ルームサービス

 

クリーニングはお願いしませんでした。

モーニングは、折角のバルコニー付です。3回お願いしています。

前日の寝るまでに、注文したいものに✔して数量、届けてもらいたい時間を指示して、オーダーペーパーを外側のドアノブに掛けておきます。

 

時間は驚くほど正確に届きます。

【この日は暑くて外で食べられなかったのです:皿が多いけどそんなに量は無いからね】

 

私たちのところへ届けてくれたフィリピン人の青年は、21歳。

幼い頃の面影残る真面目な方で、一度ホットミルクを忘れた時がありましたが、酷く怯えていました。

 

全く大した問題では無かったので、ドンマイと諭したのですが、プリンセスクルーズはとても厳しい規律が課されているみたいですね。

 

今後機会があれば、雑談して教えてもらったプリンセス・クルーズ・ライン株式会社の人材育成と人事制度について触れてみたいと思います。

 

とても厳しいのでびっくりです。

 

 

(8)その他

 

ベッドメイクは1日午前中と夕刻の2回。

 

タオル掛けに掛けてあるバスタオルなどは交換されません。

交換希望の場合は全て床面にまとめておく必要があります。

 

午前中のベッドメイクの際には、レッグピローもセットしてもらえますが、夕刻のベッドメイクでレッグピローはクローゼットの上の収納にしまっていただけます。

 

最後に。

私たちの両隣のパッセンジャーは日本人とロシア人でした。

ロシア人の同行者(ご高齢の女性)はどうやらかなり船酔いにやられたらしく、全く気の毒でした。

そしてピクシーダストポケット。

日本人のお子さんなんだろうね。
何度か根こそぎ急に全てのグッズを持って行かれました。
 

良いのです。それが目的ですから。お返しはありませんでしたが見返りを求める趣旨ではありませんし。

全部英語表記だったので判り辛かったかな。日本語も併記すれば良かったな、と反省です。

以上になります。

 

 

ここのところ続けているプリンセスクルーズ関連の記事に滅茶苦茶アクセスいただいております。

ありがとうございます。

 

 

 

一応このブログ記事ジャンルは、ラジコン・プラモデルですが、いつも300~400のアクセスの所、プリンセスクルーズの記事は4桁未満ほどの多くのアクセスをいただいております。

 

でも何だろう、の割りに手ごたえが無さ過ぎなので、今後お食事事情や、寄港地行動・ショアエクスカーションに係る記事を作ろうかと思っていますが、様子を見て考えます。

 

 

おまけ:

エンタメ部門のディレクター(部長)の、ヒロシくん。30歳だそうですが、彼が19歳の時にテレビ番組に出演した際の画像を発見しました。11年前の映像です。

 

未だ I want to study English. と言っている様に英語勉強中の時の貴重な映像。

相当な苦労したんだろうな・・・・

 

尊敬に値する。