葛城の色の再現。
使用したフィルム映像の特性が判れば100%確実に色の再現はできるそうです。

 


お願いしたいくらいですね。

日本ではまだまだ縦割りの世界。

横との連携がとれればもっと様々な分野で研究は進むと思うのですが。

そんな葛城の画像を使ってきましたが、そこにAI着色なる話題がありました。

【着色によるもの】


凄い時代になってきましたね。

ここ数週間で今迄再現画像で右に出るものが無かったnanobananaちゃん一強時代が変わりつつあります。

掛け値なしにChatGPTの性能向上が著しい。
検索能力、俯瞰したファクトチェックに関してはGoogleのお株を奪うCopilotの能力向上も著しい。

兎に角 僅か数日 で大幅に性能が向上してしまう世の中を今我々は見ていることができる訳です。

本日お昼にnanobananaちゃんと、ChatGPT、即ちチャッピーに協力いただいて、様々な再現をしてみました。

まずはこちら。
京都祇園の舞妓はん、左から里菊ちゃん、留子ちゃん、竹若ちゃん。

見ざる言わざる聞かざるを表現したとてもチャーミングな写真。チャッピーによる着色再現です。

実はこちら、1929年に玉村康三郎氏によって撮影された絵葉書用の写真をcolorizeしたものです。
17歳、18歳の娘はんだと仮定した場合、彼女たちがもしまだご存命であれば、115~116歳。既にお亡くなりになっていることでしょう。
 

こんなにも当時の状況を綺麗に再現できる時代が来ました。

基の写真はこちらです。

たまたま高精細であった、というところも再現をする上では有効になるでしょう。

2枚目。
1905年3月31日に、名古屋駅周辺の村で撮影された子供たち。

皆子守をしながら、ということは、7~8歳児の可能性が高そうですね。こちらはnanobananaちゃんによる着色再現。

この生き生きとした表情。
この時代背景を紐解くと、日露戦争でイギリスに搾取された戦艦三笠1隻の費用は、国家予算の36%にもなり、綿花以外にろくな産業の無かった日本が精いっぱい背伸びをして海軍を持って大国ロシアと戦った時代。

貧しくとも日々の生活、生きていることの喜び。

そんなものを感じさせるものです。

3枚目。
こちらは1866年にフェリーチェ・ベアトという著名な写真家によって撮影された、江戸末期の小田原宿。

この場所を特定するのにそう時間はかかりませんでした。

まずバイパスではなく、旧国道1号線を辿り、西に向かって進んでいくと、緩やかな左カーブがあり、背景の山の稜線が一致
する場所。たったの1箇所しかありませんでした。

小田原宿とは言え、小田原城総構えの一番はずれにはなるもののギリギリ小田原宿の場所。

この場所が現在の状況です。
ここに当時の人々を合成すると、驚くほどぴったりと嵌ります。

では当時の風景に現代の道を当てはめてみましょう。


江戸の街の道が舗装され車が通っている未来が見えます。

同じ場所だとこのように合成をすることもできるので、昔そこがどういう状況であったかを視覚的に再現できます。

古い写真があって、その撮影場所が特定できれば、このように再現ができる時代になってしまいました。

素晴らしい時代です。

最後。
古くはありませんが、近年劇的に変わった世界遺産宮島。

昭和33年の宮島と現在の宮島を合成すると、今観光客が殺到する場所が、何ら価値の無い海の中であることが大変よく判りま
す。
●昭和33年の宮島口

●現在の宮島口

●現在の宮島口の埋め立て部分をあらわにする合成。

現代にフェリーで宮島に上陸する場所から厳島神社に至るところまでのメインの場所。

世界遺産として信じて来る人々が意味なく歩く場所が、数十年前まで海の底であったことを示す貴重な証拠写真になります。


ということで、本日はAIを利用して、視覚的に歴史を振り返ることができるかという挑戦をしてみました。

様々なものに応用できそうです。

AIを利用した未来にワクワクが止まらないのですが・・・・怖いですね。