朝ドラ『風薫る』を先ほど視聴終えました。

 
崇高な看護師の視点については、普通に暮らしていると意識などしませんから全く知り得ないものです。

ドラマとは言え、ナイチンゲールの直弟子から学ぶJGの見習い達の視点から学ぶ看護師の崇高な想いは、大変勉強になります。

私たちは、サービスを受ける側の意識だけで権利を主張するばかりではなく、看護師の視点でも想って差し上げれば、お互いWin-Winのエンゲージになるのではないかと思いました。

兎に角崇高で素晴らしいですね。



ところで近代看護の母、ナイチンゲール(フローレンス・ナイチンゲール)についてですが、私も誤解していた通り、本質について何も知りませんでした。

歴史的に「ランプを持って回る優しく熱い想いを抱くエネルギッシュな女性」としてのイメージが先行しがちですが、現代では彼女の「統計学者としての貢献」が非常に高く評価されているようです。

彼女にとって特筆すべきは、エビデンスに基づく意思決定です。今日の私たちが言う「エビデンス・ベースド・メディスン(根拠に基づいた医療)」の先駆けは、間違いなく彼女です。感情や慈善の心だけでは人は救えません。

これだけで驚きません?

徹底してデータを収集し、分析し、政治を動かす力がなければ本当の医療改革はできないという姿勢を彼女は貫きました。

ナイチンゲールの活躍とは、単なる「優しい看護」ではなく「状況を正確に把握する力(データ)」「解決すべき本質を見抜く力(衛生改革)」「それを社会システムに組み込む力(制度設計)」という、現代のマネジメントや科学的思考に通じるスキルを最大限に発揮しました。

「近代看護の母」という称号は、彼女が看護師を単なる奉仕者から、科学的かつ制度的な責任を負うプロフェッショナルへと引き上げたことに対する、まさに敬意の証だと思いました。

看護師の崇高な使命の背景には驚くことにデータサイエンスがベースにしっかりと根差していたのですね。