前回の三国志時代の武神まとめが好評の様でした。

 

後漢では呂布

魏では李典・楽進・張遼

蜀では陳到・関羽

晋では文鶯

 

そう言えば呉の将軍は選外でした。

 

では戦国時代、キングダムの時代における名将、名相についてまとめてみましたのでご興味あれば。
 


この時代の人物には後世にまで影響を与える偉大な名将、名相が数多く輩出されています。

その中でも圧倒的に筆頭格を上げるとしたら誰になる?

国家が天下統一を成すにあたり、個々の戦の勝ち負け以上に如何にグランドデザインを描けるかが最重要課題となります。孫武、孫臏、呉起などの思想を完成形に仕上げ、そしてヨーロッパでさえ成し得なかった統一を成し遂げた偉大過ぎる人物。中華史上最良の軍師と呼ばれる人物。

 

中華統一をグランドデザインとして描き、始皇帝嬴成の軍師として活躍した

 尉繚

の右に出るものは居ないでしょう。
敢えて申せば、尉繚の小型版が張良といったところではないでしょうか。張良は漢をグランドデザインしましたが、尉繚は中華の歴史そのものをデザインしました。

 

中国の歴史の中でも異次元過ぎる名相として称えられています。彼がいなければ中国は今頃ヨーロッパの様に小さな国に沢山分かれていたとまで言われています。
 

尉繚は、後日自身の兵法書をまとめ、『尉繚子』と呼ばれるようになります。
戦略上の名宰相という位置づけです。
 

しかし、カテゴライズ上の迷いがありますが、

 李斯

という名宰相もどうしても取り上げない訳にはいきません。
度量衡:ISOや、IEEEなど、現在でも統一規格というものがあります。大きさや重さなどの基準を統一した功績。そして、ばらばらだった文字を統一し、漢字というものに纏め、共通の文字を造ります。誰が造ったという点で記録が残る当たりが、彼の偉大さを物語ります。それだけではありません。

それ迄国王や諸侯が偉そうにその地でふんぞり返って庶民を搾取するのが当たり前だった時代。

彼は郡県制という制度を採り、中央から官吏を派遣して当地の政治を行わせました。つまり現代と同じ政治制度の原点です。

個人的に想うに、この李斯はIQが200を超えた超天才であり、現代のような政治システムが彼には見えていたのではないかと。キングダムでの登場回数は少ないものの、間違えなく中枢にいることを窺わせていますね。

そして彼は国家に初めて法律による支配を実現させた法治国家を作り上げた人物でもあります。

彼の目には明らかに現代に通じる未来が見えていた事でしょう。

もし李斯が現代にいたら、企画が異なる電子決済を統一し、世の中為替という無駄な労力を排除して世界的通貨の統一を成し遂げ、公平な世づくりに注力することでしょう。

しかし当時の支配層や国民のほとんどがあまりの斬新な思考についていけず、その反発は法の力で抑え込む論理を破綻させ、あっという間に崩壊します。

李斯の思想は、中国では今現在でも実現できていません。


そして戦術についての筆頭格はもう言うまでも無いのだと思います。
国士無双

 韓信

管仲・楽毅・孫武・呉起・王翦・白起・李牧が何人いようとまとめて襲い掛かっても寡兵を以て簡単に破ってしまいそう。

彼が負けるイメージが湧きませんがどうなのでしょう。
 

後述しますが、AIの分析では、この韓信に異論がある様です。

 



戦術となると、他に

 王翦 (無敗の実績、中華統一という実績)
 白起 (中華統一に最も貢献)
 楽毅 (春秋の管仲と並び称される)
 孫臏 (孫呉の孫武の子孫)
 呉起 (孫呉の呉子)

など、彼らの記録を無視することはできないのは理解しています。
 

孫子呉子と称された現在のMBAの教科書にも使われる様な聖人ですし、私も組織行動論、行動心理学、リーダシップ論など散々お世話になりました。

その聖人の理論を実践で大きな功績として遺した楽毅。
白起や王翦も聖人の兵法書を片時も離さずに中華統一を成し遂げました。

では戦場という限られた空間で恐れられた『武』の最強は、となるとこれも規格外で中華史上明らかに最強最恐とされる

 項籍

と異なる名を挙げる人はいないでしょう。
兎に角規格外。

 

40万の軍勢に包囲された垓下でリアル「四面楚歌」を経験しながら、僅か500騎で突破できる武の力を持った武将を他に知りません。項籍に出会う人たちにとってみれば、隕石落下など超自然現象にであったのと同じく贖いようがありません。

 

呂布奉先であっても名乗る前に一刀両断だったでしょう。

次点として

 蓋涅

でしょうか。

彼は『個の武』としての頂点である剣聖として評価されており、近年のアニメーション作品『秦時明月』でも剣聖として描かれ、これが定番になりつつあります。キングダムではこれから登場してくる荊軻でさえ、ケンシロウに背後から襲い掛かる虎状態で死を覚悟するほどでした。

北斗神拳伝承者の背後から襲い掛かる虎。
伝承者のにじみ出るオーラから襲う前から死を覚悟し、虎は襲うことが出来なかった野生の勘。
蓋涅にはそんなオーラが出ていたと言われています。
リアルケンシロウですね。


こんな感じです。



ジェミーやチャッピーにも訊いてみた所、韓信を唯一危機に陥れるのが、王翦の計算され尽くした詰将棋には流石の韓進でも苦戦はする、とのこと。

韓信はいくさには強いかも知れません。

しかし王翦が戰をする時はありとあらゆることが想定されて戦略、戦術、物流、輜重、兵站、時流、心理、経済と全てを駆使した前提で来襲します。韓信が最も相性が悪い相手となるのは必然だという算段だそうで。

流石に理に適うAIの理論。

前回同じ様な記事を書いた際に、李牧フリークの方から推しのコメントをいただきました。

しかし残念乍ら、出来るだけ損害を抑えて勝つ為にはどうしたらよいかという王翦の余裕の前に時間を稼ぐことができただけであり、李牧そのものの能力により延命できたのではありません。

そもそも偉大な将軍白起により、趙の軍勢は既に事実上滅亡しており、かき集めた烏合の衆で王翦という完全詰将棋将軍相手に、勝利はおろか、引き分けにさえ持ち込める訳が無いのです。

王翦が本気で李牧を潰しにかかれば、瞬殺とまでは言いませんが、いとも簡単なことだったでしょう。
 

王翦は勝利確率100%になってから、襲い掛かってきます。

王翦との戦端が開かれているということは100%負けるということです。

 

似て非なるものですが、バーナード・モントゴメリー将軍と同じ思考です。

相手が砂漠の狐、ロンメル元帥であっても、モントゴメリーが戦端を開いている、ということはそういうことです。


李牧は王翦の手のひらで、ただ必死に踊って祈ることしかできず、いつでも命を奪われる状態だったのは間違えありません。

戦場で王翦と対峙する、ということは既に負けが確定しているのと同じ状況であることを理解しなければなりません。

なるほど。

それにしてもジェミーとチャッピーの意見が同一とは(笑)

プラスして商鞅推しも共通だし、一番推しが商鞅と李斯のセットだとは。

確かに(笑)


でも・・
これらの名将、名相を得ることが出来ても、その要たるキングが劣化していてはもともこもありません。荘襄王や、嬴成などのようなカリスマが居たればこその戦国時代の終焉だったと思います。


皆さんのお考えは・・・・如何?