大戦中期から末期の圧倒的な米軍制空下でも成果を出しながら激戦を潜り抜け、終戦まで満身創痍で戦い抜いた奇跡のハイブリッド駆逐艦「涼月」天号作戦時の工作です。

 

アオシマ製のキット「涼月」を使用して何と!「涼月」を製作するという無謀なチャレンジ。

 

涼月12回目の制作記です。

涼月の最新考察を採り入れて工作していきます。

 

我々おっさん世代はソフトバンクや楽天という新興勢力に陶酔し、全プロ野球チームで最も伝統があって歴史が長い東京スワローズや、濱の巨星ベイスターズを応援する割合が高い、と思っている。

 

前の世代であれば、阪神巨人でしょうか。

 

そう。

 

ストライク

ボール

アウト

打率と打点とホームランで三冠王と呼ぶ古い世代。

 

以前取り上げた経営組織論でも触れたか触れてないか覚えていないけど、今の時代の打者は、三冠王ではなく、OPSが高い打者が多いほど、勝率が高くなり、打者が最も目指すべき指標に事実上なっている。打率とか打点とかHRより優先される時代に既に変わって久しい。

 

2025年5月29日現在のセ・リーグOPSの順位を見てみましょう。

1    村上宗隆    スワローズ    1.168    .318
2    牧秀悟    ベイ 0.861    .291
3    丸佳浩    巨人    0.859    .272
4    佐野恵太    ベイ 0.853    .306
5    宮﨑敏郎    ベイ    0.835    .300
6    大山悠輔    タイガース    0.827    .267
7    岡本和真    巨人    0.805    .252
8    佐藤輝明    タイガース    0.798    .264
9    塩見泰隆    スワローズ    0.797    .276
10    マクブルーム    カープ    0.794    .272
11    ビシエド    ドラゴンズ    0.792    .294
12    山田哲人    スワローズ    0.790    .243

 

やはり神様仏様村神様で異次元なのだ、と言いたいところだが、今シーズンは村上、潮美、哲人を擁する我がスワローズの順位がおかしな位置なのだ。

(丸ってこんなに高いのにびっくりだけど)

つまり、打率やHR多くても、OPSが高いとは限らない。このOPSの高い選手ほど活躍していることが大変よくお解りだろう。

 

釈迦に説法大変失礼いたしました。

 

これは何を意味しているか、頭の良い皆さまは直ぐにお判りのことでしょう。

そうなのです。そういうことなのです。

 

それにしてもベイ。嫌だね。怖いね。

カープに負けるとなんか腹立たしい気持ちが何となく理解できたし。

 

 

 

 

 

 

さて。

「涼月」を進めます。

『涼月』の塗装を始めましたが・・・。

1次塗装とは言え、自分で言うのもアレですが、見慣れない為正直違和感が拭いきれません。

とは言え・・
sakura氏のピットロード製の涼月製作を拝見しましたが、色表現はほぼ当方の製作の方向性と同じであることから、既に色だけで申せば再現した作例が存在します。

ショック・・・
でも一番最初を狙って作っている訳でも無いので、ヨシとしましょう。


とにかく・・・
塗装を続けますが、ここでまた最新考証を使いますので、その説明と根拠です。3点あります。

まずは1点目。
鎖錨甲板についてですが、一部分艦首先端部2m程以降約8m付近までは、全面無塗装ではなく、対空戦闘中の写真だと何らかの着色があると判断することができます。

実際の写真を見てみましょう。

この矢印で示した範囲のみです。


写真は白黒ですが、こんな感じになります。鎖錨甲板全域ではなく、一部に限定されています。この対空戦闘中の『涼月』の写真は情報の宝庫で、艦橋両脇の機銃ブルワークの床面が無塗装であることが判断できます。更に模型での塗装は困難ですが、露天艦橋も無塗装の可能性が非常に高いと思われます。

残念ですが、この写真が撮影された時は既に第2砲塔に爆弾の直撃を喰らった後で船首楼右舷側に大破口を生じています。

いずれにしても鎖錨甲板の一部の色が変わっており、船体色の呉海軍工廠末期迷彩色に比べてかなり薄い色になっていることからしても、これが何であるか、正直全く判らず、事実上避けて来たところがあります。

ご丁寧にまたもやお世話になりっ放しのsidennkai様から情報のご提供をしていただき、滑り止めとしてラテックスを撒いたのではないか、とのことです。

もしくは損傷によりこの部分の鋼板に亜鉛メッキが施されずに酸化しているのかも知れないのではないか、とのことです。

深い畏れ多い推定で、いずれも可能性が高いと思います。

私見を述べれば、丁型駆逐艦の甲板の塗装で、砂を混ぜた塗装を甲板に施した、という塗装記録が見られます。

恐らく、砂を混ぜて固化した塗料は、滑り止めになるのではないかと考えられます。

そうすると、この部分一番波を受けて滑りやすい所です。

投錨する時、抜錨する時などはここで一定の作業をすると考えられますことから、ここに滑り止め措置が施されるのは可能性としてあるのではないかと思います。

いずれにしても、shidennkai様のお話は、有り得る話だと勿論乗らせていただくことにしました。

従って・・

●鎖錨甲板の一部をラテックス表現とします。


そして2点目。
呉海軍工廠大戦末期迷彩塗装(笑)については船体に施されたのは、1944年12月下旬だと思われます。半年ほどすればすぐ錆びて来るので、頻繁に防錆の観点から塗装は繰り返されたと考えられます。

舷側は無理にしても、構造物は人の手であっという間に塗装できる訳ですから、それが上部構造物の色が異なる様に見える要因とのことを教えていただきました。

従って、船体色と上部構造色は実際に異なっているものの個艦別どころではなく、同じ艦であっても場所や特に時期などによってこの色で塗装されていた、というのは無いようです。

駆逐艦『宵月』は『冬月』や『涼月』の塗装の参考になるかと思いますが、それでも個艦別に異なり、部分的、時期的にも上部構造物の色はそれぞれだった、ということになります。

従って・・

●上部構造物の塗装は微妙に本体色とは異なる色とします。


3点目ですが、今更の言い訳となります。
天一号作戦で特攻機による打撃を成功させるために「囮」となって出撃した第2艦隊の中で、特に整備され、優先的に新機軸を盛り込まれた駆逐艦が『涼月』だったと理解します。

簡易的に修復された、と誤った認識が通説ですが、そんな記録はどこにも存在せず、実際は最終形態である『清月』型に改修され、喫水線下はバルパスバウ(球状艦首)状にされ、新型のソナー迄設置されている訳ですから。

つまり大切にされていた艦だったのだと思います。

最終時の『涼月』の艦橋には防弾板は取り付けられていません。
『雪風』もそうです。

しかし、『雪風』も『初霜』も実際には防弾板が取り付けられていたことが判っています。

『涼月』にも防弾板が着いていた可能性は高く、今回使用した韓国テトラ社製のエッチングパーツにもセット梱包されていました。大事にされていた艦に無しは可能性として低いでしょう。

従って・・

●『涼月』の艦橋には防弾板が取り付けられたことにします。


本日は以上3点の表現でどうなるかを反映してみます。

防弾板はもう取り付けています。

 

後部の状況。

まだ投下軌条つけていません。


そして全体。

亜鉛メッキ部分はトタンを参考にしてみました。あとはここにエナメルのミディアムブルーで汚せばなかなか近い状態に持っていけるのではないか、と踏んでます。







それでは本日のエビデンスシリーズです。


船体の色が呉海軍工廠末期迷彩色(ネイビーブルー)であることを示す煙突右舷側機銃ブルワーク。

床面が亜鉛メッキ無塗装であることもこれで判る。

 

着色(カラライズ)ではなく、純粋なカラー映像のキャプション。

よく再現されているカラー復元写真と真実は上下真逆の色だし全く異なる。

高射装置にネイビーブルーの色が良く残っている。艦橋窓周辺が黒いのは天一号昨戦時の火災の跡かもしれない。

 

船首楼部分にリノリウムが無いことが大変良く判る俯瞰映像キャプション。

 

船体と上部構造物の色が異なることを示す貴重な艦後部の映像キャプション。


 

では。

お休みなさい😴💤



今後の工作課程
・底板の取り付け
・艦尾甲板延長と三角支持架の自作
・後部リノリウム甲板におけるリノリウム範囲の確定

・爆雷投下軌条のエッチング取り付け
・揚貨機の自作
・蒸気捨て管と給気管の取り付け
・艦橋素体の仮着と前檣の仮着、調整
・艦橋素体の接着と前檣の接着

・スキットビームと後檣の取り付け

・後部甲板室周りの再現、ブルワークも

・哨信儀(発哨器、全受器)、双眼望遠鏡、射撃指揮装置、20cm赤外線探照灯の取り付け

・手摺の取り付け(対空戦闘用意時)

・防弾板の取り付け
・プライマーサーフェイサー
・第1次塗装

 

・甲板室水密扉、手摺、梯子、ジャッキステー取り付け
 昇降口 艦尾×2

・艦橋頂部の空中線支柱作成と取り付け
・爆雷投下軌条の取り付け
・爆雷装填台の取り付け ×2
・爆雷投射器の取り付け ×2

・絡車の取り付け

 

 

涼月の考証続けてます。

判った事(些末なことまでは諦めます)
皆さまのお陰で主要なところは判明しつつあります。特にshidenkai様には、様々ご教示ご指摘いただいており、あらためて厚く感謝申し上げます。

 

●損傷修理により前後は最終形清月型で真ん中のみオリジナルの涼月

●艦首は冬月型と同じ清月型だが艦首フェアリーダの形状が清月型

●3番砲塔前方三連装機銃ブルワークは秋月型
●後部甲板室上の単装機銃ブルワーク内側設置は25mm単装機銃

●13mm単装機銃は合計4基は全て1944年12月に撤去

●後檣の13号電探基部が左前方側に斜め(死角無くすため)

●艦首部分近くのハルに新型大型調音機の収納の為護衛艦のように膨らんでいる

(艦首清月型の為:これを表現しているキットは無い)

●各種ブルワークは、高さはあっても1m:煙突脇の機銃ブルワークは40~50cm

●艦尾清月型フェアリーダが取り付けられている

●スタン後部煙幕発煙噴出管は撤去
●清月型はスタン形状の下部張り出しは無く、垂直に簡易化
●パラベーン有り

●船首楼甲板にリノリウム無し

●艦尾第4砲塔から後ろはリノリウム無い場所多し

●船首楼、ブルワーク内は、ほぼ全域亜鉛メッキ無塗装

●喫水線下球状艦首『清月』型に改修されて新型ソナーを装備

●塗装は末期迷彩(ニアリィ・ネイビーブルー)で全体塗装

 

とこんな感じで「涼月」の考証をゆるりと進めています。