GW期間中は4/28以降家を空け、行きたかった北東北へ調査を兼ねて旅行しておりました。

マイカーを酷使して走破距離は【 2,579km 】

今回訪問したところは、北東北を中心としたユネスコ世界文化遺産群や、国の重要史跡、重要文化財、そして著名な観光地。

中でも、個人的に大いに誤解していた「恐山」、そして、人類最古級の定住遺跡として近年注目されている北東北の世界遺産群、これが大変印象的でした。

後日サマリ記事をアップできればと思いますが、簡単に2箇所だけ触れておきます。

●恐山(おそれざん)


恥ずかしながら、行って初めて恐山を理解しました。

住職の方々ともお話をさせていただき、心霊オカルトとは全く無縁な場所とは全く知りませんでした。

まとめると、

・「恐山」とは、曹洞宗 恐山 菩提寺 を指し示すこと。
・「恐山」とは、アイヌ語で窪地を示す「ウショロ」が語源であり、「ウソリ」「オソレ」とアテ字であること。
・「恐山」境内が活火山活動区域にある為、佛教の死生観を説く為に様々な工夫がなされていること。
・個人が天寿を全うし得ることが出来るよう祈る場所であること。
・水子や先祖の霊、戦没者や震災で亡くなった方を鎮める供養をする場所であること。
・境内全域が貴重な鉱物ジオパークであること。

となります。

あれっ???

ここで、すぐ思いついたことは、イタコについて。

「恐山」と何の関係があるのか、寧ろこちらのイメージ自体が先行していて、ある意味心霊的な場所であるオカルト代名詞が「恐山」かと思っていましたが、それは完全に間違えでした。

恐山住職が語るイタコとは・・
昔は修業をきちんとされた方がおられた時もあったでしょうが、今は特定の時期だけに、基本稼ぐ為に全国から勝手に集まって来る自称霊媒師。とのこと(否定的に聞こえました)。

重要なのは恐山とイタコは何ら関係が無いと言い切っている事。

私もそれで心が救われる人もいるでしょうから行為を否定する気はありませんが、先祖の霊が憑依して何かを伝える、という馬鹿げた事「口寄せ」は物理学を曲がりなりにも理解した人間として認めません。
 

私に言わせればイタコは、はっきり申し上げれば良心的詐○師。

「恐山」自体も、騙されない様に。というのは和尚の個人見解としも出されている方がおられますし曹洞宗の丸儲け坊主チャンネルのお坊さんYoutuberも注意喚起しています。

兎に角、心霊現象やオカルトとは全く無縁で、ごく普通の霊場である「恐山」は、やはり自然の織り成す「美」が抜きん出て素晴らしいですし、佛教の死生観を説く為に再現された無間地獄など、見どころが沢山あります。

しかしながら、ここは墓地であることも前提にしなければならず、遺族にとってみれば大切な土地であることからも、それを尊重しなければなりません。

先の大戦で多くの兵士が亡くなられたのを供養する為の塔。

東日本大震災で多くの方が亡くなられたのを供養する為の塔。

そして、この塚一つ一つが、お子様を亡くされたご遺族の想いの数と考えれば、とてもいた堪れなくなります。

あの世で、自分が成長できなかったことで命を落としたことから、地獄に堕ち、生前の身長より高く石を積み上げることを求められ、あと少しで積みあがると思うか思わないかで鬼に蹴飛ばされてまた最初から、と辛い想いをしている水子達の扶けになるよう、供養として石を積み上げる手伝いをする、という佛教の死生観から来る風習。

追いかけてくる鬼から逃れる為、身代わり地蔵を、お子様の身代わりとして、供養の為にいたるところへ安置していました(撮影は失礼ですからしていません)。

お土産用にも購入が可能であるか確認して、OKのお墨付きをいただいたので、1つ買わせていただき、持ち帰りました。

とても可愛らしいお地蔵さんです。

兎に角心霊オカルトとは全く無縁だった「恐山」。

景色は素晴らしいのですが。
何だかとても悲しい、切ない、そんな所でした。

また、先入観を持っていましたが、それは間違えでした。
謹んでお詫び申し上げます。

宿坊には宿泊もできるそうですので、次回は恐山に宿泊してみるつもりです。


それと別では大変嬉しい境内にある温泉。

これは数多くの温泉を経験してきたからこそ言えますが、とても良い泉質。朝一番で一番濃い時に貸し切り入浴して参りました(男女別の浴槽になっています)。

泉温が多分50度は超えているので、相当水を足さないと入れませんし、長く浸かることはできません(熱くて)。




●世界遺産『大平山元(おおだいやまもと)遺跡』
この遺跡は日本ではかなりマイナーな部類の遺跡だと思いますが、実は三内丸山と併せて日本屈指の代表的な遺跡です。

吉野ケ里遺跡や、登呂遺跡も勿論重要ですが、世界史的規模で俯瞰するとどうしても見劣りします。

一方で、大平山元遺跡の格は異次元に異なる重要な遺跡である証左として、即、世界遺産に指定されています。
 

更に世界遺産の中でもその取扱いが異次元で、最近の技術では±100年程度迄の精度を出せるそうですが、炭素測定によりここの人類定住痕跡を示す遺跡の古さは世界史的に屈指の古さを誇ることが判り、日本の最も著名な遺跡として知られる様になりました。

その古さ何と、16,500年~15,500年に渡って定住痕跡を残しているとのこと。

つまり、紀元前145世紀~紀元前135世紀ということになります。

例えば、

エジプトではこの遺跡が繁栄した10,000年後にピラミッドが作られますが、定住痕跡は僅かな旧石器時代です。

インダス川流域ではモヘン・ジョ・ダロに12,400年後に文明が花開きますが、未だ旧石器時代で定住跡がちょろちょろある程度です。

世界史を書き換えたギョベクリ・テペでさえ、2,000年後になります(大昔メソポタミア文明と称していたもの:今夏現地へ行く予定)。

中国の所謂中華には人類定住の痕跡は見つかっておらず、全裸で鹿やイノシシを追いかけていた時代(自称南部で20,000年前の世界最古の土器発見を標榜中ですが、大変疑わしい為未だユネスコは世界遺産に指定せず留保しています)。

同時代の文明発祥で著名な地域ですらこの状態の時期。

世界最古の矢じり(世界最古の弓矢の使用)、世界最古の土器(ではないかとされており、現在調査中)、が出土してしまい、2021年に急遽日本政府が申請してユネスコが可及的速やかに世界遺産に指定しました。

定住痕跡としては北東アジア最古は確定とのことです。

イギリス、フランス、ロシア、韓国などでは、既に大平山元遺跡を含めた北東北を一つの文明規模として扱って教育し始めているそうですが、柔軟な国はすぐ教科書を書き換えて対応しています。

しかし、日本の教育では残念乍ら未だそこ迄到達できていません。情けないことに日本のマスコミは不要なことばかり報道し、肝心な報道をしていないことから日本人のほとんどがこの偉大な事実を知りません。

石器の修理や土器を作る工房跡と思われる痕跡が出て来ていますが、どんな住居に住み、どんな生活をしていたのか。今後益々明らかになっていくことで楽しみです。

朝鮮半島には人類が定住した形跡は残っていませんが、韓国ではこの大平山元遺跡について歓び、朝鮮半島と日本の共通の歴史文化遺産として捉え、この大平山元遺跡をテーマに書籍やWeb等で積極的に情報発信がなされています。講演会やワークショップも開催され、日本以上に積極的に取り扱っているのは間違えありません(意外)。

でもこのままでは正確性が担保されないまま日本と韓国共通の文化遺産として取り扱われる可能性もあり、危惧する所です(事実であれば問題ありませんが)。

それだけ世界から最近注目されており、日本の世界遺産としては重みと格が、異次元に異なるところになると言われています。交易も盛んで、この場所では採集できない黒曜石の石器も出てきています。

紀元前135世紀とか壮大過ぎて想像力が追い付きません。




今回の北東北訪問は想像以上に収穫の多いものでした。

敢えて申しますが、日高見国の実態と併せ、日本発祥の地である可能性が高い関東東北地方は、京都や奈良などの浅い歴史と異なり、封殺されてきた永い歴史が紐解かれて益々注目されることになるでしょう。

これからは、東北地方大注目の時代が来ること疑い無し、と思いました。


訪問箇所
・自宅出発
803km

・大平山元遺跡(世界遺産)
・かにた川 しろうお踊り食い★★★☆☆
・竜飛岬
・竜飛灯台
・津軽海峡冬景色2番の碑
 ごらんあれが竜飛岬北のはずれと・・・
・国道339号線 通称階段国道
・青森駅
・八甲田丸
・津軽海峡冬景色1番の碑
 上野発の夜行列車降りた時から・・・
・海王丸 海鮮船盛り マグロ海鮮づくし丼★★★☆☆
・A-Factry
新青森泊 905km

・三内丸山遺跡(世界遺産)
・ワラッセ ねぶた村(横ねぶた)
・青森駅 「龍麺」★★★☆☆
・津軽藩 ねぷた村(屏風ねぷた)
・弘前城址 櫻祭り(日中)
・旧青森銀行
・中央弘前駅
・弘前聖隷教会
・大鰐線 中央弘前~石川
・JR石川~JR弘前
・弘前城址 櫻祭り(夜間)
・MAEDA 刺身づくし
新青森泊 1,105km

・二ッ森貝塚(世界遺産)
・佐井港 マグロ丼 ウニいくら丼★★★★☆
・仏ヶ浦
・大間﨑
・横浜 菜の花祭
・MAEDA本店
・むつ 北上
むつ泊 1,486km

・恐山 菩提寺
・三沢航空宇宙博物館(三沢基地)
・奥入瀬渓谷
・湯瀬温泉郷
湯瀬温泉泊 1,705km

・志波城
・紫波 盛岡冷麺★★☆☆☆
2,011km

・自宅
2,579km

一応本日より日常に戻ります。
不在中はほとんど終日運転と現地観光でしたので、皆さまのところへほとんど伺えず大変失礼いたしました。引き続きよろしくお願いいたします。

只今製作中の、
・新田丸
・涼月
・初霜
・雪風
について、順次工作を進めてまいります。
結局予定より大幅に遅れてしまっています。

では。

お休みなさい