大戦中期から末期の圧倒的な米軍制空下でも成果を出しながら激戦を潜り抜け、終戦まで満身創痍で戦い抜いた奇跡のハイブリッド駆逐艦「涼月」天号作戦時の工作です。
アオシマ製のキット「涼月」を使用して何と!「涼月」を製作するという無謀なチャレンジ。
涼月7回目の制作記です。
久し振りの更新になります。
ここ暫くの間臺灣へ行っておりました。
九份や日月潭ずっと行きたかったので良い経験になりました。
が。
あらためて。
日本の近所で大変なことが起きているのに、徹底的に報道しない日本の報道機関は何か不都合な事情でもあるのでしょう。ここ数日でそう確信したところです。
「涼月」です。
急がなければなりません。
揚貨機を自作します。
ランナーの先を平型ヤスリでシャフトを整形していきます。
プラ板とプラ棒を組み合わせて秋月/冬月型の揚貨機をスクラッチしていきます。
写真上側の電動巻き上げモーター部分の突き出ているところは後程削って短くします。
バランスを確認しようと思い取り付けてみましたが、驚くことに魚雷発射管が取り付け出来ません。恐らくは不自然に長いからだと思います。キットの純正パーツなのに![]()
アオシマさん、頼みます。
仕方ないので短くします。1節分削り取ります。約1mm短くしました。
入ったけど旋回できません。
揚貨機はもう少し小ぶりでも良いかも知れません。
で。
後檣も取り付けましたけど。
何だか異様に背格好が低い。こんなものなのか?
バランス悪過ぎるし。
確実に低すぎます。
「興龍(フライホーク)」さんのミステイクか?
煙突の高さと頂部の位置が同じは、青刷り設計図とも異なります。
エッチングパーツが・・・使えないとは・・・![]()
小ぶりには間違えないけど。
どうせこのエッチングパーツ自体形が全然違うので、下側は流用して上部の無線桁を作って上に約2mm延長します。実測で140cm高くなります。
初めて立体ハンダ付けにもチャレンジ。
本当は戦闘旗掲揚桁もつけたかったのですが。
ひぇ~何とかできたばい。
できることがまた更に1つ増えました![]()
立体的〜![]()
戦闘旗掲揚桁は、瞬着で作りましょう。
多少バランスも良くなったと思います。
次。
この小ぶりの後檣に取り付けられていた13号レーダーの基部が斜めになっている証拠カラー写真。
九月の涼月から。トリミングした部分的でもこちらは権利処理されていない可能性がある為、期間限定で貼り付けます。船体の色と上部構造物の色が異なる末期の塗装になりますが、天一号作戦時から武装が撤去されたくらいで他は手は加えられていないので、天一号作戦時と同等の状態を目にしていることになります。異形の高さのある防弾板にも注目です。
この後檣における13号レーダーは、真っすぐに取り付けられることは無かったのかもしれません。「涼月」は左斜めに取り付けられていることが判りますが、例えば、「磯風」は右斜めに取り付けられていることが確定です。
「磯風昭和19年10月20日」と左上に記載される写真に、「磯風」の後檣13号レーダーが見えますが、明らかに右曲がりのダンディです。
この「磯風」の写真は、他にも艦橋側面に取り付けられた逆探知機、そして20cm赤外線探照灯などの電子戦用艤装が確認できます。右にはぐにゃぐにゃに巻かれた防破片ロープが見えます。第2ファンネルの白帯の太さにも注目です。
自分自身見慣れないのですが、『涼月』の13号レーダーを斜めに取り付けました。実艦と同じ様に、後檣に対して進行方向左斜に付きます。
それから魚雷運搬軌条の件です。
魚雷運搬軌条については、「冬月」は、秋月型と異なるというのが様々なところで見るところですが、何を根拠に謳っているのでしょうか。
「冬月」の魚雷運搬軌条は従来の解釈で良いのですが、少なくとも『涼月』の魚雷運搬軌条は「冬月」と同じです。
この写真も権利処理が判らないので、期間限定で貼り付けます。
この写真はより広範囲を写したもので、後部甲板室の屋根に25mm単装機銃のブルワークが付いているので、「涼月」であることが判ります。その下に移っている「涼月」の魚雷運搬軌条の形状どうでしょう。どう見ても「冬月」と同じです。
自発× 次発〇
ちなみに手許にある青刷りの「涼月」の設計図にも魚雷運搬軌条は冬月型と同じ軌道が描かれています。
こう自分で調べて考証していくと、通説が如何にいい加減かがよく理解できます。
こと『冬月』と『涼月』では資料が役に立ちません。
用意したものは全滅。
間違えが多過ぎです。
写真公開は最近だとは思えませんが…
蘊蓄よりも工作を急がなければ。
今回深呼吸をして初めてラッタルを地面と平行にするチャレンジをします。
ガタガタですができた!
少しずつできるようになることが増えるのは嬉しいものです。
船体に取り付けて、より地面に平行になる様全集中で作業したところ、できました。
何とかなるものです。ラッタルのステップ部分は、写真だと解り辛いですが、コンマミリの大きさですから今まで平行にすることは自身の技量では不可能と判断し、今まで作業をしたことはありませんでした。
そう、防弾板も取り付けました。
塗装しないとどうなるか判りませんね。
どんどんいきます。
第2砲塔の空中線支柱を工作したいと思います。
が形状が判りません。
膨大なカラー動画とカラー写真を残した「九月の涼月」では、船首楼清月型の部分は、天一號昨戰時の被弾により大きく破損していて、その実態が判りません。よりによって知りたい部分に直撃しています。
そこで「涼月」とは言いますが、「涼月」の部分は艦の中央部のみであり、船首楼、艦尾共に、乙型駆逐艦最終型、最新鋭である清月型にその姿をつぎ足しして復元しています。つまりハイブリッドな形状をしているのです。車で言えば3個イチ。
ですから、その前級である冬月型後期の船を見ていけば良いと思います。
こちらの写真は「公開された写真で法定年数以上経過」したことから法的権利は消滅しているものと判断しますので、貼り付けてみます。
まず「宵月」
「冬月」で再現したT字ではありません。
2本立ちです。
その他注目は、赤外線送受信機や赤外線探照灯などの電子戦艤装が付いたままなので、大変貴重な写真です。赤外線全受器は「涼月」と異なり「冬月」と同じ位置に取り付けられているため在りし姿となります。全受器が取り付けられていると、どうしても見慣れないですね。
次。こちらも権利は消滅しているものと判断できますので貼り付けます。
『春月』です。
やはり2本立ちです。
全受器は、「冬月」「宵月」と同じ場所に取り付けられています。
以上から、ここは時間の都合上、2本立ちであることと判断して進める事にします。
清月型になってT字に戻ることは考えられない為です。
三角錐にしなければならないのであともう1本軸架を取り付ければとは思います。確かにT字よりも強度はありそうです。
次は烹炊煙突と艦橋脇機銃座。
キットの煙突全く長さ足らないので真鍮線で自作。
いい感じで『涼月』の煙突の特徴を出してます。
実感は継ぎ目も含めてペナペナなので、ボコボコに凹みまくっていますが。
頭古回転でやることリストで効率よく作業しましたが、甲板室工作までいきませんでした。無念ですが本日はここまで。
今まで知っていた『涼月』と色々なところが異なっていて違和感あります。
自分で言うのもおこがましいですが、見慣れない新鮮な感じがします。
最後に、権利処理について問題無いことが確認できた為、『「冬月」天一号作戦時』で9mカッターが撤去されたという「間違え」を否定する対空戦闘中の写真を載せてみます。
こちらは、以前sidennkaiさんに見せていただいた写真と同じ時に撮影されたものと思われますが、写真はやや不鮮明です。sidennkaiさんに見せていただいた写真の方が広範囲を写しています。
思い切り9mカッターが写っています。
撤去されて25mm単装機銃が設置されたという噂は間違えです。
「冬月」の特徴である烹炊煙突が、「涼月」でないことを示唆しています。
赤外線全受器の張り出しの位置からもこれが「涼月」ではないことを示しています。
そもそも艦橋が「清月」型の角ばったものではありません。
更に鎖錨甲板と、リノリウムが貼ってあると考えられる船首楼甲板の白黒トーンが違います。「涼月」の船首楼甲板にはリノリウムは無いと考えられるので、これは「冬月」であると断定できます。
本日は以上です。
私のこんな糞つまらない探求記事かと思いますが、
毎日300以上アクセスが続き、1か月で延べ4,566人も来てくださっているのに先日驚きました。本当に感謝です。
1/3は検索エンジンからだから勘違いかな❓
しかも女性が1/5を占めているという。
何故??????プラモ製作記見て面白いのだろうか・・・・・
このキャプション欄外だけど、20代や10代もアクセスいただいているのはあっても良いと思います。
でも、99歳以上って絶対嘘だろ![]()
では。
お休みなさい😴💤
今後の工作課程
・底板の取り付け
・艦尾甲板延長と三角支持架の自作
・後部リノリウム甲板におけるリノリウム範囲の確定
・爆雷投下軌条のエッチング取り付け
・揚貨機の自作
・蒸気捨て管と給気管の取り付け
・艦橋素体の仮着と前檣の仮着、調整
・艦橋素体の接着と前檣の接着
・スキットビームと後檣の取り付け
・後部甲板室周りの再現、ブルワークも
・哨信儀(発哨器、全受器)、双眼望遠鏡、射撃指揮装置、20cm赤外線探照灯の取り付け
・手摺の取り付け(対空戦闘用意時)
・プライマーサーフェイサー
・第1次塗装
涼月の考証続けてます。
判った事(些末なことまでは諦めます)
皆さまのお陰で主要なところは判明しつつあります。特にshidenkai様には、様々ご教示ご指摘いただいており、あらためて厚く感謝申し上げます。
●損傷修理により前後は最終形清月型で真ん中のみオリジナルの涼月
●艦首は冬月型と同じ清月型だが艦首フェアリーダの形状が清月型
●3番砲塔前方三連装機銃ブルワークは秋月型
●後部甲板室上の単装機銃ブルワーク内側設置は25mm単装機銃
●13mm単装機銃は合計4基は全て1944年12月に撤去
●後檣の13号電探基部が左前方側に斜め(死角無くすため)
●艦首部分近くのハルに新型大型調音機の収納の為護衛艦のように膨らんでいる
(艦首清月型の為:これを表現しているキットは無い)
●各種ブルワークは、高さはあっても1m:煙突脇の機銃ブルワークは40~50cm
●艦尾清月型フェアリーダが取り付けられている
●スタン後部煙幕発煙噴出管は撤去
●清月型はスタン形状の下部張り出しは無く、垂直に簡易化
●パラベーン有り
●船首楼甲板にリノリウム無し
●艦尾第4砲塔から後ろはリノリウム無い場所多し
●船首楼、ブルワーク内は、ほぼ全域亜鉛メッキ無塗装
●魚雷運搬軌条は、冬月型と同じ軌条
とこんな感じで「涼月」の考証をゆるりと進めています。




























