本来、このコンペティションに参加する時に製作する予定であったものは、ギラ・ズールと、カークスの〇〇〇・〇〇〇〇でした。
しかし、ギラ・ズールは、過去記事でご紹介の通り、6箇所に渡ってポキポキ折れてしまったことで、製作のマインドも折れてしまいました。
多分真鍮線の補強で何とかなりそうですが、手許には1mmの他には、0.1.mm、0.2mm、0.3mmしかなく、手ごろな径のものも無いので、残念ですが諦めることにしました。時間のある時にリベンジとして先送りにします。
さて、このコンペも切り替えて急遽製作することになった、RX-0:1号機、ユニコーン・ガンダムを完成とします。事実上6日間での製作でしたが、急いだことで並行して雑な造りになってしまいました。
一応、全塗装でしたので、部品の嵌りも悪く、凸凹突起に塗料を着けない様にしないと、嵌められないということも学びました。BANDAI Hard Gay :Unicorn GUNDAMです。
そしてレギュレーションの1つ、セリフを考える、ということですが、私の製作したものは本編に登場するモノなので、考えることはできず、オリジナルとなります。
怨念返し
俺は箱のカギじゃない。
人間なんだ。
そしてお前は人の力を増幅するマシンなんだ。
お前はその為に作られた。
人の心を、悲しさを知る人間の為に。
だから怒りに飲まれるな。
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バナージの自分自身に対しての戒め。
怒りに飲み込まれず、まず一旦冷静になれ、という自問自答。
自分をコントロールできない人間は屑だ。
これは、全ての人類に対する、シャア・アズナブルの名言の一つでもあります。
そして、木星漢、殊、パプティマス・シロッコにパクられてもいます。
「感情をコントロールできない人間は屑だ」
更に、クロスボーン・ガンダムX-2に搭乗するザビーネ・シャルもアンナマリーに対して、「感情を処理できん人類は、ゴミだと教えたはずだが・・」と言っています。後日、ザビーネ自身が感情をコントロールできなくなって、ゴミとして処理されます。
そして、感情を見事にコントロールして1パイロットで戦局を変えた完璧なニュータイプ、ウッソ・エディンに引き継がれていきます。
ガンダムの世界観で、重要な核心となる台詞でしょう。
戻ります。
モビルアーマーシャンブロによる無差別殺戮により、無垢の市民が次々と虐殺されていきます。子を抱いた母親。路上で遊ぶ子ども。杖をつく老人。例外なく殺戮されていきます。
『怨念返し』
自分たちがされたことを同じようにして仕返ししてやる。
その一念で。
同じことが現世中東でも繰り返されていますね。
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そんなことを繰り返していたら、心が壊れて人間ではなくなってしまう。
だまれ!
父も、母も、ジオンの残党狩りで死んだ。
投降を許されず、殺されたんだ。
なぶり殺しだ。
父の遺志を継ぐためだけに生きて、私は今ここにいる。
箱など開かずともいい。
そんなことでブレるほど、浅い恨みでは無いのだ。
そこをどけっ!
ロニの怨念返しに至った経緯を、僅かの台詞で見事に表現しています。
自分自身に置き換えて見ると、しごく当然の経緯でしょう。
話はズレますが、それをしかたないね、とか我慢して耐えろ、という左翼的な思想には絶対的に同調できません。
聴いてくれ、ロニさん。
これは本当にきみがしたいことなのか。
本当のきみはそれでいいのか。
ロニさん!
だって私には。
もうこうするしか。
他に生きる意味なんて。
ない。
見つけるんだ。
憎しみや怒りなんかが生きる意味なんて悲しすぎる。
理不尽にも怒るのが人間だ。
人は神じゃない。
それでも。
止めなきゃダメなんだ。
コクピットから出てヘルメットを外してはいけません。危険すぎます。
これを許されるのは、唯一神であるカミーユ・ビダンのみです。
お父様。
お母さま。
私には。
意外にもロニさんには効いてしまったパンチ力。
おぃおぃ、そんなに怨念返しって浅かったんか?と揶揄してはいけません。
バナージは心の底から訴えかけたからこそ、ロニに想いが届いたのです。
人間、誰も好きで怨念返しなんてしないよね、という訴えかけ。
残弾1か。
ロニ、お前は、俺たちのようにぃ、なるなーっ!

ちゃんとインパネの破片を避けようとしているカークス流石。
痛いだろうなぁ。
彼はこの後、自由落下して岩に激突。恐らく助かっていまい。

カークスを殺ったのか。
私の家族を。
私の居場所はここだけだ!
抗えないのさ。現実は。
俺に力を貸せ!
ガンダム!
じゃなかった…
最古フレーム発動。
飲まれてはだめだ!ロニさん。
子どもが親の願いに飲まれるのは世の定めなんだよバナージ。
私は間違っていない。
それは願いなんかじゃない。
呪いだ!
同じだ。
託されたことを成す。
それが親に血肉を与えられた子の、血の役目なんだよ!
お前のその力も、親の与えたものだろうに。
これは私の戦争なんだ!
そうですね。
ロニにとっては、自分の怨念返しと、良心の呵責に苛まれている自分自身の戦争として描写しています。
シャンブロの攻撃は止まりません。
バナージはリディの機体に乗っかって攻撃を避けていきます。
残弾1。好きだなぁ、残弾1。
一点突破だ!
撃てませーん!
何故かというと。
ロニさんは戦闘を放棄する姿勢を直前で示しています。
このシーンですね。
だからバナージは撃てなかったのではなく、撃たなかった。
そういうことです。
空気嫁なリディ注意は、ビームマグナムを取り上げて、撃ちます。
コクピット直撃。
表情がすでに安らか。
きっともうこの時点で成仏しているのでしょう。
これで怨念返しの怨念返しは途切れることになります。
人の意思を紡いでいくバナージと真逆の対比を見事に描写しています。
多くの日本人の胸に響くのは、ロニの死によって、怨念返しが途切れるという彼女の切なさ、そしてあまりの儚さなのでしょう。
実はイスラム原理主義の人たちも同じです。
自分たちが滅亡すれば怨念返しは途切れる、でも生きている限り怨念返しは続ける。
それがエスカレートしていったのがイスラム国であって、あの穏健派と言われたスンニ派のなれの果てです。
ロニがアラブ系の少女として描かれているのも作者の世界情勢の背景を鑑みた結果であれば、社会的に訴求力もある作品だと思います。
イスラム原理主義と同じ背景のロニに対して諸外国で全く同情が無いのは、その やった やられた の繰り返しの文化が繰り返されてきた単なるテロリストだからです。
とても難しい、難解な人類の歴史をどう紡いでいくのかは私たちに課された課題でもあります。
これにてトリコン、ユニコーンガンダム終了です。
























