『報ステ』古賀茂明氏告発に対する公正中立な評価
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-4801.html
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3月27日のテレビ朝日番組「報道ステーション」で、古賀茂明氏 と 古館伊知朗氏が古賀氏の番組降板をめぐってバトルを演じたことについて、さまざまな意見が提示されている。
問題の本質は日本のマスメディアの行動、及び、マスメディアの中核であるテレビ放送に関する政治権力の振る舞いにある。
古賀茂明氏の言動について、一部で
「テレビでの発言の責任と義務を理解していない」
「公共の電波を個人的な恨みの吐露に使う」
などの批判が示されていないが、問題の本質をまったく理解しない的外れな批判である。
問題の核心は、
1.古賀氏の主張の評価
2.古賀茂明氏の降板の経緯
3.古館氏の言動の一貫性
にある。
古賀氏は現在の安倍政権に対して厳しい批判の発言を提示してきた。
安倍政権に対する評価が分かれるのは当然のことだ。
安倍政権の政策運営を高く評価する人もいれば、厳しく批判する者もいる。
放送法は第4条に次の条文を置いている。
(国内放送等の放送番組の編集等)
第四条 放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。
報道番組に出演するコメンテーターが示す意見は、本来は、多種多様でなければおかしい。
安倍政権の政策運営を支持する意見を提示する者と、これを批判する発言者が登場するのが普通の姿である。
この視点で捉えると、古賀氏の発言は、安倍政権を批判する側面が強かったのは事実である。
原発問題への対応、イスラム国による邦人拘束事件に対する対応などで、古賀氏は安倍政権の対応を厳しく批判してきた。
しかし、その主張は非難されるべきものではない。
放送法第4条第4項規定が示す、
「意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること」
という条文に照らせば、古賀氏のように、安倍政権を批判する見解がテレビ番組で提示されることは極めて重要である。
古賀氏の主張は、偏向した、特殊なものではなく、多数の国民が抱いている正当な安倍政権の政策運営に対する評価である。
こうした政権批判の主張を封殺することが重大な問題なのである。
古賀氏が番組を降板することになった背景に、この事情が存在することは間違いのないことだと考えられる。
「降板」なのか「降板ではない」のかは、言い方次第でどのようにでも説明できる。
「今後も出演の可能性がある」
として、「降板ではない」と表現することはできても、それは「詭弁」の類いでしかない。
「一定の頻度で出演していた状態」
を、
「一定の頻度で出演させることのない状態」
に変えるのだから、これを「降板」と表現するのは妥当である。
その「降板」の背景に、
「安倍政権による圧力」、
および
「放送会社および番組制作会社の安倍政権への配慮」
があると「推察」することは順当である。
恐らくそれが「真実」であると私も考える。
この点が最大の問題なのだ。
古賀氏が番組における発言で訴えたかったことの核心がこの部分にあると考えられる。
古賀氏は熟慮の上で発言を示したと考えられる。
その判断と行動は高く賞賛されるべきもので、これを「私憤」と捉えるのは適正でないと、私は判断する。
そして、もうひとつ。
重大な問題が付随して発生してしまった。
古館伊知朗氏の二枚舌疑惑である。
「録音」によって重大事実が発覚する可能性がある。
「録音」は検察の巨大犯罪を白日の下に晒す「巨大な業績」の実績を有する。
弁舌巧みな古館伊知朗氏ではあるが、その古館氏の発言が表と裏でまったく違うとういう事実が発覚すれば、古館氏の発言の信頼性は根底から崩れることになる。
私はかねてより、テレビ朝日も古館氏も「偽善」を装っているだけで、本質においては他の偏向メディアと変わらないとの見解を示してきたが、この見解に多くの市民が同意する事態が生じるのではないかと予測する。
今、大手マスコミの解説委員、論説委員が、安倍首相と夜の会食を行っていることは有名である。
全国の国民から視聴料を半ば強制的に徴集しているNHKの日曜政治討論のキャスターの島田氏までが、その会食の常連というから呆れてしまう。
野党のどんな小党であろうが、それを支持している国民がいる。
その国民もきちんと、NHKにお金を払っているのである。
報道ステーションのコメンテーターを務めていた古賀氏が、ISの報道で「I am not Abe」と勇気ある発言をして拍手喝采を得たが、官邸から圧力が掛りコメンテーターを降ろされたと専らな噂であったが、それが本当であったことが明らかになった。
最近のコメンテーターは、安倍政権の絶対権力に恐れをなしてか、シッポを下げて政府の顔色を窺っているような態度ばかりである。
その中で、古賀氏は安倍政権のやり方に対して、はっきりと批判出来る唯一の人物として高く評価していた。
古賀氏の最終出演のとき、以下の詳細なやりとりを見ていただくとわかるように、降板させられたとはっきりと述べ、古館氏が楽屋ではそのことを認めていたことが暴露された。
古賀氏としては、古館氏をある程度買っていたのだろうが、記事にあるように、長い物に一旦巻かれると、それが通常のことになることを警告している。
これだけのことを私憤などと言っては、ものの本質を全く理解していない。
古賀氏は、菅官房長官に対して、こそこそ裏から手を回さないで正々堂々と古賀氏本人に言ってこいと言っている。
古賀氏は、菅官房長官に対して、こそこそ裏から手を回さないで正々堂々と古賀氏本人に言ってこいと言っている。
ある意味、喧嘩を売った状態である。
揉み手しているようなマスコミ人とは違う。
今のマスコミの体たらくの状況に、一喝を入れた快挙である。
テレビ朝日の27日夜のニュース番組「報道ステーション」で、古舘伊知郎キャスターと、コメンテーターを務めた元経済産業省官僚の古賀茂明氏とが激しく応酬するハプニングがあった。
古舘キャスターとコメンテーターの古賀氏とのやりとりは次の通り。
(22時16分ごろ)
古賀氏 ……今日が最後ということで、テレビ朝日の早河会長とか古舘プロダクションの佐藤会長のご意向ということで私は今日が最後なんですけど、これまで非常に多くの方から激励を受けまして、一方で菅官房長官はじめ官邸のみなさんにはものすごいバッシングを受けてきましたけれども、それを上回るみなさんの応援のおかげで非常に楽しくやらせていただいたということで、お礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
古舘氏 古賀さんちょっと待ってください。今のお話は私としては承服できません。古賀さんが金曜日に時折出てくださって、大変私も勉強させていただいている流れの中で、番組が4月から様相が変わっていく中でも、古賀さんに機会があれば、企画が合うなら出ていただきたいと、相変わらず思っていますし。
古賀氏 それは本当にありがたいことです。もし本当であれば、本当にありがたいこと。
古舘氏 古賀さんがこれで、すべて、なにかテレビ側から降ろされるということは、ちょっと古賀さん、それは違うと思うんですよ。
古賀氏 いや、でも古舘さん言われましたよね。私がこういうふうになることについて「自分はなにもできなかった、本当に申し訳ない」と。
古舘氏 はい、もちろん、それは。この前お話ししたのは、楽屋で。古賀さんにいろいろ教えていただいている中で、古賀さんの思うような意向に沿って流れができてないのであるとしたら大変申し訳ないと、思ってる今でも。それは極端過ぎる。
古賀氏 (さえぎって)いや私全部録音させていただきましたので、もしそういうふうにいわれるんだったら全部出させていただきますけれども。
古舘氏 いやこちらもそりゃ出させていただくことになっちゃいます古賀さん。
古賀氏 いやいいですよ。
古舘氏 だから、それはおいて、私は違うと思ってますが、ではイエメンのお話に戻っていただけますか。
(22時32分ごろ)
古賀氏 ……今日もですね、さっきああいうやりとりがありましたけれども、やっぱり、我々は批判されたから言っちゃいけないというふうになっちゃいけないので、そういう意味ではですね、テレビ朝日では作っていただくのは非常に申し訳ないと思ったから自分で作ってきました。
(フリップを示す)「アイ アム ノット アベ(I am not ABE)」というのをですね。
でこれは、単なる安倍批判じゃないです。
日本人がどういう生き方をしようかということを、考えるうえでの一つの材料にしていただきたい、一つの考え方を申し上げたと。
それはもちろん批判していただいてもいいですし、そういうことをみんなで議論していただきたいなと思ってましたんで、まあこれはもちろん、官邸の方からまたいろんな批判が来るかもしれませんけれども、あんまり陰で言わないでほしいなと思っているので、ぜひ直接ですね、菅官房長官でも、ごらんになっていると思いますから、私のところにどんどん文句言ってきていただきたいと思います。
古舘氏 あの、古賀さんのいろんなお考えは共鳴する部分も多々あるんですが、一方で、はっきり申し上げておきたいなという一点はですね、マスコミの至らなさ、ふがいなさももちろん認めるところはありますが、例えば私が担当させていただいているこの番組でいえば、数日前に川内原発に関する地震動に対する不安の指摘、あるいは、3.11には核のゴミがまったく行き場がない問題、あと沖縄の辺野古の問題ですね、こういうところも、北部でのアメリカの海兵隊の思惑があると、批判すべきところはやらせていただいているんです。
古賀氏 すばらしいですね。それ私も昨日ツイートしたんですよ。こんな立派なビデオを作ってますよと。(テレビ朝日の)サイトに行って特集のところをクリックしてくださいと。並んでますよ、ぜひ見てくださいとツイートしたんです。すごく反響もありました。で、あれを作っていたプロデューサーが今度更迭されるというのも事実です。
古舘氏 更迭ではないと思いますよ。私は人事のことは分かりませんが。
古賀氏 (さえぎる)いや人事のことを……
古舘氏 (さえぎる)人事異動、更迭、やめましょう古賀さん。これ、見てる方よく分からなくなってくるんで。
古賀氏 やめましょう。僕はそんなこと言いたくないので。(用意されたフリップを示して)いま安倍政権の中でどんな動きが進んでいるのかなと……。
古舘氏 ちょっと、ごめんなさい、時間が……
古賀氏 だからそういうこと言わないでほしかったんですよ。
では最後にぜひこれを古舘さんにお贈りしたいんですけど(ガンジーの言葉を引用したフリップを示して読み上げ)つまり、
圧力とか自粛に慣れていって、何もしない、独りでやったってしょうがない、たたかれるだけだ、ということでやっていないと、知らないうちに自分が変わってしまって、本当に大きな問題が起きているのに気がつかないってことがあるんですよと。
私も今すごく自分に言い聞かせて生きているんですけど、ぜひこれはみんなが考えていただきたいと思っています。
いろいろね、申し訳ない、口論みたいになっちゃって申し訳ないけれども、私が言いたかったのは、言いたいことはそのまま言おうと。
自然に言って、もちろん違う意見の方は違う意見を言っていただいていいし、古舘さんだって私の考えがおかしいと思えばどんどんおかしいと言っていただいて、まったく何の問題もないんですけれども、なにか言ったことについて裏でいろいろ圧力をかけたり、官邸から電話をかけてなんだかんだと言ったりとか、そういうことはやめていただきたいと、そういうふうに思っただけです。
古舘氏 ……はい。それではいったんコマーシャルを挟みます。
反安倍の論客がTVから干される 3 「I am not ABE」

