世界はアメリカ金融覇権離れ | きなこのブログ

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'世界はアメリカ金融覇権離れを進めつつある'
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-888a.html


ドル体制外の中国-ロシア・ガス契約が締結されたことで、我々は世界の非ドル化、非アメリカ化の始まりを目にしているのだと元財務事務次官のポール・クレイグ・ロバーツは、RTに語った。


ポール・クレイグ・ロバーツ


2014年5月22日


RT:

多数の欧米の実業家達がサンクト・ペテルブルク経済フォーラムをボイコットしました。


彼等は機会を逃すことになるのでしょうか?


ポール・クレイグ・ロバーツ:

アメリカ政府に協調するという象徴的態度にすぎないと思います。


大した意味はないと思います。


例えば、ドイツの企業は、ロシアとの関係を傷つけたがってはおらず、フランスの企業もそうだろうと思います。


ですからこれには大した意味がないと思います。


それよりずっと重要なのは、このフォーラムに参加するアジア諸国の数と、ロシア中国が締結したエネルギー協定、世界が、アメリカの金融覇権から離れてゆくだろうことの兆しだということです。


この大規模エネルギー契約は、ドル体制の外で行われるでしょうから、これは非ドル化の始まり、非アメリカ化の始まりです。


これは、嫌がらせをされ、欧米の仕組みから仲間外れにされるのに、うんざりして、二大国家のロシアと中国が、戦略的同盟を形成しつつある兆しです。


諸国は脅しにうんざりしているのです。


それで両国は、新たな方向に向けて動いていて、世界の多くの国々を引き入れるでしょう。


ロシアと強い経済的関係を持っているヨーロッパ諸国は、そうした関係を失いたくはないはずです。


ロシアの東転換の始まりです。


これまでロシアは西欧に受けいられること、アメリカに受けいられることを目指してきました。


WTO加入を認められることを何年も待ち続けてきました。


西欧は世界の中で成長する部分ではないのですから、これはロシア側の失敗だったと私は思います。


世界で成長している部分は東です。


RT:

アメリカ政府の圧力は、一部の実業家達がフォーラムに参加しなかった理由かも知れませんが、他にも理由はあるのでしょうか?


PR:

その理由で参加したのです。


参加できる機会があれば、参加しなければ、契約できませんから。


その意味で不参加はまずい判断です。


実際に何ヶ国が参加を取りやめたのか知りませんが。


本来ずっと前にそうしているべきであった自前クレジット・カード会社の立ち上げを、ロシアに強いてしまいましたから、アメリカのクレジット・カード会社は、アメリカ政府が言い続けてきた経済制裁によって、ある意味で損をしたと思います。


経済的に安定した国々が、アメリカ金融体制の中で活動し続けること自体、私にとって謎ずっとでした。


例えば、両国は、アメリカのクレジット・カード会社に依存しています。


彼等はアメリカのインターネット企業に依存しており、おかげでNSAに両国をスパイしやすくさせています。


一体なぜ両国が、そのようなアメリカの経済組織への依存を甘受しているのか?


私には全くわかりません。


これから自らのインフラを立ち上げるので、アメリカ政府の通信、金融、クレジット・インフラに依存することがなくなりますから、ある意味で、こうした展開はロシアにとって良いことだと思います。


ですから、この展開はロシアにとっては好都合で、アメリカ政府にとっては不都合なのです。


RT:

アジアから、多くの人々がフォーラムに参加するものと期待されています。


ロシアとアジアの国々との間で、大型貿易協定が期待できるでしょうか?


PR:

そう思います。


全ての国がエネルギーを必要としており、全ての国が欧米のいじめにはうんざりしているのです。


欧米の権謀術数や、世界に対する優越感というアメリカ政府の素振りに。


オバマ大統領がアメリカは例外的な国家であると宣言したのは昔の話ではありません。


つまり、アメリカが一番、あなた方は二番手だと。


自らが二級だと喜んで認める国民はいませんから、これはBRICSという名前で知られている組織の中に長いこと内在していた変化の始まりだと思います。


本当の姿を現わし始めた本物です。


RT:

ロシアと中国との結びつきの強化を巡る欧米の懸念は本気だと思われますか?


PR:

はい。


非常に強い懸念があります。


アメリカ外交政策の教義は、アメリカ政府が他の世界的大国の勃興を防ぐよう要求しています。


ここで今やアメリカは、単に二つの勃興しつつある世界的大国に直面しているわけではなく、アメリカ政府が、両国を軍事基地で包囲していることをいずれも理解して、同盟関係にある二つの大国を相手にしているのです。


アメリカ政府は、バルト諸国や、東ヨーロッパに基地を持っており、アゼルバイジャン、グルジア、ウクライナ内にも入り込む可能性があります。


そして中国は、南シナ海経由の船の流れを支配する場に設置されたアメリカの新海軍基地と空軍基地と直面しています。


ですから両国はアメリカ政府が、両国の勃興を妨げるため、両国を封じ込めることを意図していることを理解しており、個別よりも、提携した方が強力になるので、両国は戦略的同盟を形成しているのです。


そして、これをアメリカ政府は大いに懸念しています。


アメリカはやりすぎで、アメリカは、ロシアの協力を受け入れるべきで、中国の勃興を一種の脅威と見なすべきではない、と私は思います。


しかし、アメリカは、両国を悪魔化するという間違いをおかし、この二国の勃興を妨害したり、遅らせたりするようなやり方で動こうとしています。


そこで、本格的な戦争を引き起こす可能性があるので、これは世界にとって非常に深刻な状態です。


本コラムの主張、見解や意見は、もっぱら筆者のものであり、必ずしもRTのそれを代表するものではない。



ロシアと中国はアメリカにうんざりした