AIJなる投資顧問会社の背後 | きなこのブログ

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 私が日本に居ない間の2月の末に、AIJ(エイ・アイ・ジェイ)という投資顧問会社が、預かった運用資金の2000億円を 吹き飛ばしている事件が、突然、浮かび上がっていました。 このAIJ(経営陣はすべて 野村證券の元社員たち)なるバクチ屋に大切な 年金資金 や共済掛金を預けていたのは、新聞に載っていたとおり、全国の各県の トラック業者や タクシーの運転手たちの 年金団体などでした。ひとつの業界団体で、50億円から70億円ぐらいが吹き飛んだ、となっています。最新の記事を一本だけ載せます。

 

(転載貼り付け始め)

 

「AIJ投資顧問、今月中にも強制調査へ」

TBS=JNN 2012年 3月13日(火) 配信

 

 「AIJ投資顧問」による巨額の年金消失問題で、証券取引等監視委員会が今月中にも強制調査に乗り出す方針を固めたことがわかりました。

 

 AIJ投資顧問をめぐっては、全国の年金基金などから集めたおよそ2000億円の大半がなくなっていたことがわかっていて、金融庁では、AIJに対して出していた業務停止命令が今月23日で期限を迎えるのを前に、AIJの登録を抹消することを検討しています。

 

 これを受けて証券取引等監視委員会では、月内にも金融商品取引法違反の疑いで強制調査に乗り出す方針を固めたことがわかりました。

 

 容疑には契約時、顧客にウソの説明をすることを禁じた金融商品取引法の「契約に関する偽計」が適用される見通しで、証券取引等監視委員会は刑事告発も視野に調査をすすめる方針です。

 

(転載貼り付け終わり)

 

副島隆彦です。この AIJなる、誰も聞いたこともない投資顧問会社に、自分たち貧しい運転手たちの年金団体が、資金の運用を頼んだ、ということは、その背後に、「ここに任せれば、安心して高利回りの 収益が出るよ」と 唆(そそのか)したと言うか、強く推薦した者たちがいる、ということだ。

 

 それは、これらの企業年金・共済団体に 天下っている 社会保険庁・厚労省の 幹部公務員たちだけではない。それよりも、もっと上の、それこそ、財務省と金融庁の幹部どもが、こういう投資業を営んでいるのだ。 汚(よご)れているのは財務省や金融庁(その一部が、証券等監視委員会。金融庁のあるコモンゲート・ビルの中のある) のである。

 

 それなのに、自分たちが、監督庁だから、ということで上記の記事のように、「厳しい監督を行う。刑事告発も辞さず」などと、自分たち自身の汚れた実態と実体を覆い隠そうとする。 これらの大損した 企業年金の自主運用団体のせいで、トラックやタクシーの運転手たちは、40年近く年金を掛け続けて、やれやれ 20万円ぐらいは毎月、老後の年金がおりる、と思っていたら、それが、おそらく月10万円に減らされるだろう。 厚生年金への拠出義務のお金もどうせ払っていない。業界がやせ細っていてとても払えないのだ。

 

 金融庁と 証券取引等監査委員会は、このAIJにこれまでの8年間の間に一度も監査に行っていないとバレてしまったそうだ。 運用の大失敗(2008年のリーマン・ショックの時期の大損に決まっている)を見破れなかったもなにも、自分たちのOB官僚たちが天下っているのだから、とても、手が出なかったのだろう。

 

 金融庁は、よごれまくっている自分たち自身を、刑事告発したらいいのだ。

 

 どうせボロボロと実態は明らかになる。 こんな AIJなどという チビコロの資金運用会社などの たった2000億円ぐらいの損失が明らかになった程度で、済むはずがない。もっと大手の証券会社や、信託銀行などの、年金資金の運用の大失敗の実情が、これからつぎつぎと明らかになる。

 

 

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日本の主権者は国民である。
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-eb5c.html

と日本国憲法には書いてある。

しかし、そう考えていない者がいる。
 
財務省だ。
 
財務省の一種試験合格者は、自分たちが主権者であると錯覚している。
 
世の中を支配しているのは自分たちで、主権者や主権者を代表する国会議員、国会、内閣が実権を持つというのは、あくまで建て前で、リアリティーは「主権は財務官僚にある」と、彼らは心の底から信じている。
 
だから、主権者国民が選挙を通じて判断したことを、勝手に覆そうとする。
 
内閣総理大臣が、自分たちに都合の良い方針を示せば従うが、首相が自分たちに都合の悪い方針を示すなら、首相の首まですげ替えるわけだ。

 

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