一体なぜ、世界中で株価が上昇しているのか? 3 | きなこのブログ

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大失業時代が到来しています。大失業の恐ろしさを歴史から学ばなければならない。『大失業は戦争への道につながっている』

日本を明るい未来へ…

まったくバランスを崩した世界経済の行く末は・・・


 こうしてリーマンショックがあった2008年秋から、膨大な資金供給がなされ、一端はFRBのバーナンキはグリーンシューツ(新芽)が出てきたなどと戯言の発言したのですが、2010年にはとん挫、再びQE2というマネー供給を行いました、それも2011年にはとん挫、欧州危機となって今度はECBは資金の無尽蔵の供給を行ったというわけです。

こんなこと難しいことですか? 危機になったらお金を印刷してばら撒けばいいだけです。誰だってできる。問題はこの後なのです。あり余った資金を吸収しなければならなくなったその時です。そしてその瞬間に彼らFRBもECBも日銀も、化けの皮が剥がれるのです。


自分のこととして考えてみましょう。


あなたが膨大な借金をしてその返済期日がきてもうお終いと思ったその時にホワイトナイトは現れてお金を貸してくれるわけです。

あなたは一安心して急場を凌ぎます。

そしてまたしばらくするとその資金も尽き、また借金返済の期日が来ます。

もうだめか? と思った瞬間にまたホワイトナイトが現れ、お金を貸してくれるのです。

ああ良かったとほっとして、また資金使い果たして借金の期日が来ると何とまたホワイトナイトが現れるのです。

こうして絶えず救われているうちにある日、借金のかたがついて、ついに借金地獄から解放されます。

そしてふんだんにもらった膨大なお金が自由に使える日がきたのです。言うならばこれがインフレの爆発ということです。

 この絶えず救われる機関が、常に大手の銀行や企業など、社会のシステム維持に必要な機関は救われるのです。

こうして中央銀行というマネー製造装置を使って大手の銀行や企業は何があっても生き続けるのです。

これを続けているうちにいつかマネーのバランスが崩れるというわけです。


 FRB、ECB、イングランド銀行のバランスシートを見てください、2008年から2倍3倍と膨張する一方です。一方の実体経済はそんな勢いでは拡大していきません。するはずもありません。

こうして何が起こるか想像できませんか? 震源地イタリアでは官民挙げて自国の国債買い取りに必死です。なにしろイタリアの銀行はその銀行が発行する債券についてイタリア国家が保証するというのです。

日本でいえば日本の銀行が発行する債券を全て国が面倒をみるから安心して買ってくださいということなのです。

こうしてイタリアの銀行は債券を発行して資金を確保、このお金でイタリア国債を購入、それをECBの担保に入れてさらにイタリア国債購入に走っています。ECBは無制限の資金供給ですからイタリアの銀行は無制限に国債を買うことができます。

こうしてイタリアの発行する国債の利回りがどうなったかというと、イタリア国債6ヵ月物は昨年11月25日は6.504%だったものがECBが資金を大量に供給した直後の12月28日には3.251%まで下がり、今年の1月27日には、何と1.969%まで金利が低下したのです。


 驚くべき金利低下でソブリン危機は消え去ったかのようです。ECBが貸してくれる金利は1%、これでは国債を買えば、幾らでも金利が稼げます、まさに銀行は国債投資を膨大に行うことで、大黒字への道へまっしぐらです。

こんな簡単なお金儲けがありますか? やればやるほど儲かります。ECBから1%で借りて国債に投資すれば、山のように利息だけで儲けられるのですよ、こんないいことはないでしょう。こうして補助金のごとく銀行に儲けさせるというわけです。これこそ錬金術、中央銀行のマジックです。


 こんなめちゃくちゃな政策、こんな虚構の経済がいつまで続くと思いますか? 中央銀行だけに頼るシステム、マネーがマネーを生み出すシステム、限界はないのでしょうか? 幾らでもお金は理由をつけて印刷することができます。

しかし一度暴発し始めたら回収することなどできないのです。右に振れた針が極端に左に振れるようにデフレからインフレ、完璧と思われた中央銀行の万能性が崩れる日が来るのです。『もうこれは世界大恐慌』、この本の副題は「超インフレ時代にこう備えよ」です。まさに恐慌からインフレに、ドラマは大きく動いていく日が近いのです。


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