京都市京セラ美術館で開催中の『歌川国芳展』に行ってきました
いやはや、約220点という、すごい量の展示!
見応えたっぷりで、国芳ファンとしては本当に素晴らしかったです。
そして、展示の構成もとてもよかったのです。時代ごとではなく、作品をテーマごとに分けて展示してあるので、とてもわかりやすい。
そのテーマがこちら↓
第一幕 アクション!(武者絵)
第二幕 モンスター!(怪物、妖怪)
第三幕 ビューティー!(美人画)
第四幕 ハンサム!(役者絵)
第五幕 ヴィジョン!(名所絵)
第六幕 アイデア!(狂画)
第三幕までは写真撮影可、それ以降は撮影不可でした。
歌川国芳といえば、猫好きとしても知られていますよね。作品のいたるところに猫が登場したり、猫づくしの作品があったり。
私はそこから、にわか国芳ファンになったのですが、今回の展覧会を見て、さらに好きになりました。
「これも国芳だったのか!」という有名な作品もたくさん。
そして、こんな三枚続きの作品もたくさんありました。
大きく広がる画面は、やはり迫力があります。
今回あらためて感じたのは、国芳の多才さ。
そして、絵そのものはもちろんですが、版画の細かさを見ていると、それを実際に彫った当時の彫師の技術のすごさにも目がいきます。
大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』で浮世絵師たちの世界を見ていたこともあって、その仕事ぶりを思い出しながら楽しく鑑賞できました。
そして、着物好きの私がどうしても見てしまうのが、人物が着ている着物です。
国芳は江戸・日本橋の染物屋の家に生まれたといわれていますが、描かれている着物の柄が本当に多彩。
大胆な柄、小さな柄、縞、格子……。
着物だけを見るのではなく、それを「どんな人物に、どんなふうに着せているのか」と見ていくのも面白いのです。
柄の大きさや強さ、色の組み合わせによって、人物の印象まで違って見える。
着物好きとしては、ここが楽しい楽しい(笑)
そして、もうひとつ嬉しい発見がありました。
先日求めた帯の、柄のもとになったものを見つけたのです!
こちらは役者絵。展示室では撮影不可でしたので、購入した図録から。
そして、この役者さんの着物の柄をモチーフにして作られたのが、こちらの帯です。
元の浮世絵を知ってから帯を見ると、「ここを拾って帯の柄にしたのね」と、また見え方が変わります。
こういう発見があるから、着物や帯は面白いんですよね。
『歌川国芳展』は9月23日まで。
まだご覧になっていない方、特に着物好きの方にはおすすめです!
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