場所は、京都市美術館の別館
久留米絣の技法は、重要無形文化財に指定されており、昔ながらの製法で作り続けられています。
久留米絣の中には、大きく分けて、3つのランクのものに分けられます。
1,重要無形文化財の技法で、指定された人のみで作られるもの
2.1の技法とほぼ同じだが、少し簡素に作られたもの
3,機械で織られたもの
久留米絣といえば、私世代以上のかたは、もんぺ、や民芸品、の印象をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、それは、久留米絣の中でも、一昔前の廉価品。
今の久留米絣は、機械織のものでも、現代のセンスに合わせて、デザイン的にもかなり進化しています。
そして、今回展示のものは、1,重要無形文化財の技法のもの。
この、1のクラスの、全て手仕事で作られる久留米絣は、美しく、モダンにも感じる藍色と白の織りなす美術品です。(1の技法では、染料は本藍のみを使用しますので、色んな色が入っておらず、ひたすら藍と白の世界なのです)
会場では、1階と2階にわけて、展示されており、
2階は、明治から大正昭和初期にかけて作られた布団地が中心。
布団地と侮るなかれ、素晴らしいタテヨコ絣なのですよ。
布団地とは、上の写真のように、反物として10数メートル織って、それを5等分して、つなぎ合わせたもの。
↑繰り返し柄ではないものもあります。
この場合、タテ糸も、ヨコ糸も、すべて、違う絣柄を染めなければいけません。気が遠くなるほどの手仕事です。
「三国一 富士山」の文字に、機関車と軍艦。
当時、「新しい」や「めでたい」と思われていた題材で、明治の世相を物語っていますね。
↑そして、なんと、この柄は、布団地にしたものと、5等分する前の反物が残っており、レア物として展示してありました↓
昔の人は、布団地にも、こんなにも手間ひまをかけて作っていらっしゃったのかと思うと頭が下がります。
そして2階には、製法を事細かく記録した映像をみられるブースが有り、1時間以上の記録映像ですので、ゆっくり時間をとって、見ていただきたい!
1階は、現代の重要無形文化財の技法のもので、着物の状態になっているものと、反物の状態のものが多数飾られています。
重要無形文化財の久留米絣を作られている工房は、現在、8軒ありまして、工房ごとの展示なので、それぞれ作風が違っていてるのがよくわかり、とても面白いです。
一部になりますが、ご紹介いたします
山村工房↓
森山工房↓
池田工房↓
野村工房↓
冨久工房↓
松枝工房↓
佐藤工房↓
ちなみに、私が一番好きだったのは、田中麻実子氏。大柄で異彩を放っていました。
同じ藍色と白なのに、こんなにも、作る方によって見え方が違うのかと感動です。
とーっても見ごたえのある展示会でしたよ!
絣が好きな方には、おすすめです!!
次の日曜までの開催ですので、ぜひ、お運びくださいませ
日時: 令和8年7月14日(火)~7月19日(日)
10時~18時(※最終日は16時まで)
会場: 京都市美術館 別館
(京都市左京区岡崎最勝寺町13番地)
ロームシアター京都の隣
京都市美術館本館(京セラ美術館)ではなく、別館ですので、お間違えなく!!





















