前回のブログでもご紹介した、低温真空蒸留機で抽出した「お茶の水(植物細胞水)」。
今回は、この特別なお茶の水を使って実際に180ml瓶詰め商品を仕込むための「10Lスケールの仕込みレシピ」と、今まさに直面している「最大の挑戦」についてお話しします!
🍵 10L仕込みの基本レシピ
【準備する材料・比率】
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茶葉: 200g
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抽出用のお湯: 4L(80℃程度)
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冷却・割る用の氷水(お茶の水): 6L分
🥣 抽出・冷却の5ステップ
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お湯の準備: 細胞水を80℃程度まで上げます。
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抽出: 大きめの寸胴に茶葉とお湯(3〜4L)を入れ、2分置きます。
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ろ過(最重要!): ネル(布)フィルターで一気に漉(こ)します。
※茶葉を無理に絞り出すとエグみ・渋みが出るため、自然に落とし切るのが鉄則です。
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急冷(変色防止): 漉した直後の熱いお茶に一気に氷水につけて一気に温度を下げます。
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加水・調整: 残りの水(お茶の水)を加えて10Lに調整し、すぐに冷蔵庫へ入れて保管します。
⚠️ 失敗しないための現場のコツ
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【急速冷却】 緑茶は温かいまま放っておくと酸化が進み、すぐに茶色(褐変)く濁ってしまいます。抽出後、どれだけ早く温度を下げられるかが美しい緑色を保つ決め手です。
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【二段ろ過】 1回目に大きめのザルで茶葉を除去し、2回目にネルやペーパーフィルターを通す「二段階ろ過」を行うことで、作業スピードを落とさずにクリアな液色に仕上がります。
🔥 pH6.4の壁——正解のない「レトルト殺菌」への無謀な(?)挑戦
今回の仕込みでpH値を測定したところ、結果は「6.4」。
お茶としては非常に素直で飲みやすい数値なのですが、ボツリヌス菌等のリスクを防ぎ常温で安全にお届けするための食品衛生基準上、「120℃・4分間(または同等以上)」の加圧加熱殺菌(レトルト殺菌)が必須となります。
……ですが、正直に言います。
「本音を言えば、絶対にレトルト殺菌なんてしたくない!!!!」
なぜなら、低温真空蒸留で奇跡的に引き出した「新緑をそのまま閉じ込めたような澄んだアロマ」や「繊細な生の生命力」が、120℃という猛烈な熱によって破壊されてしまう危険があるからです。
効率や安全だけを考えれば、味を犠牲にしてでも規定通り加熱すれば終わる話かもしれません。 でも、それでは私たちが届ける意味がない。
「120℃の高温殺菌という厳しい条件をクリアしながら、いかに『淹れたてのアロマ』と『新緑の鮮やかな緑』を100%残せるか?」
これは正直、めちゃくちゃ高いハードルですし、常識的に考えれば無茶な挑戦かもしれません。 ですが、加圧・加熱時間の細かな限界攻めや殺菌前後の温度変化など、できる限りの試行錯誤と検証を重ねて、この壁を突破してみせます!
「水一滴すら加えていない究極の100%お茶」を最高の状態でお届けするまでの泥臭い戦い、ぜひ温かく見守っていただけると嬉しいです!
