先日、熊本県氷川町にある「堀内製油」さんへ伺い、皆様からお預かりした大切な義援金をお手渡ししてまいりました。

 

 

代表の堀内君との出会いは、約20年前。今はなき県民百貨店の催事で一緒になったのがきっかけでした。以来、長年にわたり素晴らしいご縁とお取引をさせていただいています。同じ事業者として、今回の被害を目の当たりにし、胸が締め付けられる思いです。

最大の被害を受けた製造工場は、当面の製造が不可能な状態となっています。「工場をゼロから建て直すのか、それともリフォームで対応できるのか……」と、資金面を含めた大きな不安を抱えながら真剣に悩まれている姿に、私自身も言葉を失うほど辛い気持ちになりました。しかし、彼の底力とモノづくりへのこだわりを知る一人として、私は堀内君が必ずやこの試練を乗り越え、復活してくれると信じています。

応援の気持ちを込め、ここで改めて有限会社 堀内製油さんの素晴らしい歴史と、情熱あふれる油づくりの取り組みをご紹介させてください。

 

 

 

 

 

 

堀内製油の歴史とこだわり

堀内製油さんは昭和20年の創業以来、熊本県氷川町の地で古式伝統の圧搾製法を守り続けている老舗の製油所です。効率や量産だけを追い求める現代において、どこまでも「本物・安全・安心」にこだわり抜いた油づくりを行っています。

1. 自社農園での原料栽培(胡麻・菜種・えごま)

堀内製油さんの最大の強みであり特徴は、油の「原料」そのものを自ら育てる取り組みにあります。

  • 堀内農園の開拓: 熊本の豊かな自然と水に恵まれた氷川町にて、農薬や化学肥料に頼らない安全な原料づくりを実践されています。

  • 稀少な国産ごま・菜種の栽培: 日本国内で流通する胡麻や菜種のほとんどが外国産である中、自社農場で「金ごま」や「菜種」、さらには「えごま」などの栽培・収穫を行っています。手間暇を惜しまず育てられた原料には、土地の恵みと豊かな香りが凝縮されています。

2. 伝統の古式圧搾製法(圧力のみで絞る)

一般的な製油では効率よく油を抽出するために化学溶剤を使用することがありますが、堀内製油さんでは化学薬品や添加物を一切使用しません。

  • 一番搾り(圧搾法): じっくりと圧力をかける伝統の圧搾法を採用し、原料が持つ本来の風味や栄養素をそのまま閉じ込めます。

  • 丁寧なろ過と仕上げ: 絞り出された油は、時間をかけて丁寧にろ過され、濁りのない美しく香ばしい純粋な油へと仕上がります。

再びあの味と香りが届く日を信じて

現在、今ある在庫分を出荷した後は当面の製造がお休みとなってしまいますが、工場から作り直すにせよリフォームを行うにせよ、伝統の技と堀内農園の豊かな土地が無事である限り、堀内製油の油は必ずや復活します。

困難な道のりではありますが、またあの香ばしく味わい深い油が私たちの元に届く日を楽しみに、これからも全力で応援し続けてまいりましょう。

堀内君、全国のファンや仲間がついています。焦らず一歩ずつ、また素晴らしい油をつくれる日を目指していきましょう!皆様もぜひ、暖かなご支援・ご声援をよろしくお願いいたします。