今年の梅仕事は、特別な梅との出会いから始まりました。 なんと、パワースポットとしても知られる高千穂から収穫してきた、自然栽培の梅です!

 

 

農薬や肥料に頼らず、大自然の中で力強く育った梅たちは、エネルギーがぎゅっと詰まっているような気がします。今回は、この貴重な梅を使った我が家の梅干し作りの様子と、知っておきたい梅の素晴らしい効能をお届けします。

 

紫蘇を使わず、梅本来の味を楽しむ「塩分12%」

収穫したときは青みが少し残っていた梅も、追熟させていくうちに、部屋いっぱいに甘い桃のような香りが漂う「黄色く完熟した状態」に。

今回は、あえて紫蘇(しそ)は使わず、梅と塩だけで漬ける「白干し梅」に挑戦しています。

塩分は、まろやかさと保存性のバランスを考えて12%に設定。 黄色く熟した梅は皮が破れやすいので、ひとつひとつ優しく愛おしむように塩をまぶし、樽へ仕込みました。梅から上がってくる澄んだ梅酢(うめず)を見るだけで、すでに愛着が湧いてきます。

 

お日様と夜露の恵みを浴びる「土用干し」

そして、いよいよ本日は待ちに待った「土用干し」です!

お天気に恵まれ、丸2日間、夏のギラギラとした太陽の光をいっぱいに浴びせました。 そして我が家では、昔ながらの製法にならって「夜露(よつゆ)」にもあてています。夜の涼しい空気と夜露に当てることで、お日様で締まった梅の皮がふっくらと柔らかく仕上がるのです。

本日の作業:ひとつひとつ、心を込めてひっくり返す 朝露をまとった梅たちを、潰さないように、優しく丁寧にひとつずつひっくり返していきます。お日様に当たっていた面はすでにいい具合にシワが寄り、なんとも愛らしい表情に。さらにもう少し天日に当てて、じっくりと水分を飛ばしていきます。

 

ひと粒で医者いらず?梅干しのすごい効能

ここで、私たちが何気なく食べている「梅干し」の驚くべきパワーをおさらいしておきましょう。梅干しは、古くから日本の食卓を支えてきた最強の健康フードです。

  • 疲労回復&夏バテ予防 梅の酸っぱさの主成分である「クエン酸」は、体内の乳酸を分解し、エネルギー代謝を促してくれます。夏の暑さで疲れた体に染み渡る理由がこれです。

  • 強力な殺菌・抗菌作用 お弁当に梅干しを入れるのは理にかなっています。胃腸内の悪玉菌を抑え、食中毒の予防にも一役買ってくれます。

  • 消化促進&食欲増進 酸味によって唾液や胃液の分泌が活発になり、食欲をそそるだけでなく、消化を助けて胃腸の負担を軽くしてくれます。

  • 血液サラサラ&クエン酸サイクル 体内の酸性化を防ぎ、弱アルカリ性を保つ手助けをしてくれるため、ドロドロ血液をサラサラにする効果も期待できます。

完成まであと一息!

紫蘇を入れない白干し梅は、仕上がると美しい琥珀色(黄金色)になります。 高千穂の自然の恵み、太陽の光、そして夜露の潤い。これらすべてを吸い込んだ梅干しがどんな味に仕上がるのか、今から楽しみで仕方がありません。

シンプルだからこそ、ごまかしの効かない「梅と塩だけ」の世界。 あともう少し、お日様の下で美味しく育ってね。

みなさんも、夏の暑さに負けず、心地よい日々をお過ごしください!