みなさん、こんにちは。

 

ついに、待ちに待ったあの箱が届きました。 熊本県水俣市、「みなまたのからたち」さんの自然栽培甘夏です!

 

 

化学肥料も農薬も使わず、大自然の力だけで逞しく育った甘夏。箱を開けた瞬間に広がる、優しくもエネルギーに満ちた爽やかな香り「よし、早速ジュースにしよう!」

 

 

そう意気込んで、私が手にしたのはジューサー……ではなく、自分の「手」です。

 

効率 VS こだわり。500回の手搾りデスマッチ

今回の甘夏、その量なんと100kg。 大小ありますが、1玉あたり約400g。これを半分に切って搾るとなると、実に500回以上もギューッと手を握り締め続ける計算になります。

 

今の時代、便利な道具はいくらでもあります。 自動皮むき機で皮をむいて、スロージューサーに放り込めば、あっという間に綺麗な果汁が出来上がるでしょう。

 

でも、私はあえてそれをしません。

 

半分に切った甘夏を、一つひとつ、じっくりと手で搾る。 100回、200回と超えるうちに、だんだん手が攣ってきます。 300回を過ぎる頃には、もう握力が残っていません。指先が自分のものじゃない感覚になりながら、それでも、最後の一玉まで手搾りを貫きます。

そこまでして、私が「手搾り」にこだわるのには、どうしても譲れない理由があるのです。

 

 

 

なぜ、手搾りなのか?

理由はとてもシンプルです。 「この甘夏の、本当の美味しさを100%引き出したいから」。

 

スロージューサーや機械で皮ごと、あるいは強い圧力で搾ってしまうと、どうしても甘夏の「皮の苦味」や「エグみ」が余計に混ざってしまいます。自然栽培の甘夏は、果肉そのものが驚くほどピュアで、優しい甘みと爽やかな酸味を持っています。その繊細な味を邪魔したくないのです。

 

手搾りなら、果肉の繊維を優しくほぐしながら、一番美味しい果汁だけを贅沢に抽出することができます。

そしてもう一つ。 「手の感覚」でしか分からない対話があるからです。

 

「この子は小ぶりだけど、実がぎゅっと詰まっていてジューシーだな」 「こっちは大ぶりだけど、優しい酸味だな」

一玉一玉の個性を手のひらで感じながら、 「美味しくなぁれ、美味しくなぁれ」 と念を込めるように搾る。

 

手が痛くなればなるほど、不思議と「みなまたのからたち」の生産者さんが、どれだけの愛情と手間暇をかけてこの100kgを育ててくれたのかが、身に染みて伝わってくるような気がするのです。

 

苦労の先にある、極上のひと雫

そうして、握力と引き換えに完成した100%の手搾り甘夏ジュース。

グラスに注いで一口飲むと……

 

「あぁ、生きててよかった!!」

 

そう叫びたくなるほどの感動が押し寄せます。 雑味が一切なく、体中の細胞が喜ぶような、どこまでも澄み切った味わい。 機械任せでは絶対に辿り着けない、まろやかで、力強い「本物の味」がそこにあります。

 

手が攣ろうが、明日筋肉痛になろうが、この一口を味わってしまったら、もう機械には戻れません(笑)。

 

自然の恵み、生産者さんの想い、そして私のちょっとした意地(?)が詰まった極上の甘夏。

 

実は、このこだわりを詰め込んだ特別な一品が、もうすぐ「自然派きくち村」で販売開始になります!

 

 

 

 

私が身をもって(文字通り、手の握力と引き換えに!笑)その美味しさを確かめ、自信を持ってお届けできる仕上がりです。

 

みなさん、どうぞ楽しみにお待ちください!