樫の木蒸溜所の畑に、新しい命が吹き込まれました。 先日届いたばかりの「カザンリク」の苗。
これを第一歩として、私たちはこの泗水の地に、特別なバラ園を作ります。![]()
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目指すのは、ただ美しいだけの庭ではありません。 植物本来の生命力が溢れ、風に乗って至福の香りが漂う「香りの原風景」です。![]()
肥料を与えない、自然のままの美しさ
私たちのバラ園の主役は、バラ自らの力です。 「自然栽培」。肥料も農薬も使わず、泗水の太陽と風、そして豊かな土壌の力だけで育てます。
甘やかさず、厳しくも温かく見守ることで、バラは深く根を張り、その花びら一枚一枚に驚くほど純粋で力強い香りを蓄えます。雑味のない、凛としたバラの姿をここで形にしたいと考えています。
畑で出会う、二つの「女王」
このバラ園では、世界と日本を象徴する二つの高貴なバラが共演します。
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カザンリク(Kazanlik)—— 西洋の女王 「香りの女王」として名高いダマスクローズの原種です。ブルガリアのバラの谷で愛されてきたその姿は、気品に満ちあふれています。春のわずかな期間、畑いっぱいに広がる濃厚で甘い芳香は、訪れる人の心を一瞬で解きほぐしてくれるでしょう。
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ツクシイバラ(筑紫ノイバラ)—— 東洋の女王 カザンリクが西洋の女王なら、このツクシイバラの香りはまさに「日本の野バラの女王」です。九州の限られた場所にしか自生しない希少なバラであり、可憐な淡いピンクの花からは、驚くほど上品で甘い香りが漂います。地元の風土を映し出す、誇り高き女王です。
畑の香りを、そのまま届けたい
私たちがこのバラ園を大切に育てる理由。それは、毎年咲き誇るこのバラたちを丁寧に手摘みし、その瞬間の香りを皆様に届けたいからです。
ここで活躍するのが、私たちの「低温真空蒸溜機」です。 一般的な蒸留とは違い、外から水を一滴も加えません。 バラが自らの細胞の中に蓄えた「細胞水」だけを、40℃以下の低温で優しく取り出します。
バラ園で花に鼻を近づけた時の、あの瑞々しく、生命力に満ちた「生の香り」を、水で薄めることなくそのまま瓶に閉じ込める。そんな贅沢な試みが、この畑から始まります。![]()
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夢が広がる、泗水のバラ園
今はまだ小さな苗ですが、数年後、カザンリクとツクシイバラが咲き乱れる頃、この場所はどれほど素晴らしい香りに包まれているでしょうか。
みんなに喜んでいただける香りを、まずは土作り、苗作りという「畑」から丁寧に。 樫の木蒸溜所が贈る、新しいバラ園の成長を、ぜひ一緒に見守ってください。



