春の柔らかな日差しの中、今日も池田果樹園では特別な手仕事をやってきました。

 

 それは、希少な「ジャバラの花」の収穫、そしてその香りを一滴も逃さず抽出する「低温真空蒸留」への挑戦です。ニヤリ

 

 

ジャバラ(じゃばら)とは?

「邪(じゃ)を払う」ことからその名がついたと言われるジャバラ。

 

 

 和歌山県北山村が原産とされる、ユズや九年母(くねんぼ)などの自然交雑によって生まれた希少な柑橘です。

 

独特の強い酸味と、苦味の後にくる爽やかな香りが特徴で、近年では、フラボノイドの一種である「ナリルチン」が他の柑橘に比べて非常に豊富に含まれていることから、健康志向の方々からも熱い注目を集めています。

 

池田果樹園では、この力強い野生味を持つジャバラを、自然の理にかなった自然栽培で大切に育てています。実だけでなく、その「花」にもまた、驚くほど豊かな香りとエネルギーが秘められているのです。

 

ひとつずつ、手作業で紡ぐ「花摘み」

池田果樹園のジャバラは、農薬や化学肥料を一切使わない自然栽培。

 

木々は力強く根を張り、真っ白で可憐な花を咲かせます。

 

ジャバラの花が香る期間はほんのわずか。その最も香りが高い瞬間を逃さないよう、一輪一輪、丁寧に手で摘み取っていきます。指先に残る、柑橘の清々しさと甘い花の香りは、まさに自然からの贈り物です。ラブラブラブ

 

 

鮮度をそのままに。「低温真空蒸留」という選択

摘み取ったばかりの花の香りを、どうすればそのままお届けできるか。

 

私が辿り着いた答えが「低温真空蒸留」でした。

 

通常の蒸留法(水蒸気蒸留など)では100度近い熱をかけるため、繊細な花の香りが熱で変化してしまったり、失われてしまったりすることがあります。

 

しかし、真空状態にすることで沸点を大幅に下げ(35度〜40度前後)、熱によるダメージを最小限に抑えながら抽出を行います。

 

これにより、花の中に含まれる「細胞水(プラントセルウォーター)」を、生の状態に近い鮮烈な香りのまま取り出すことができるのです。

 

 一滴に宿る、自然栽培のエネルギー

蒸留機からポタポタと滴り落ちる透明な液体。それは、ジャバラの木が大地から吸い上げ、花へと届けた純粋な水分そのものです。

水も一滴も使わず、不純物を一切加えず、自然栽培のジャバラの花と最新の技術が融合して生まれたこの蒸留水には、優しくも力強いアロマが凝縮されています。

 

自然の循環の中で育まれたジャバラの生命力を、皆様の暮らしに寄り添う形でお届けできる日を、どうぞ楽しみにお待ちください。爆  笑爆  笑爆  笑