[転載] 痙縮(けいしゅく) | 脳内出血と失語症

脳内出血と失語症

2009年2月、43歳の時に、突然、脳内出血(脳卒中)をお風呂で起こしました。
右片麻痺・失語症(ブローカ失語)の後遺症が今も残っています。(身体障害者1級)

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おはようございます
昨日(木曜日)も、リハビリでした。
天気が良かったですが、寒かったですね…

今日は、sallyさんの記事を転載します。



カツには、脳幹出血の後遺症で、

痙縮(けいしゅく)という症状があります。

痙縮(けいしゅく)とは筋肉が緊張しすぎて、
手足が動かしにくかったり勝手に動いてしまう状態のことです。

カツの場合は、
エクソシストで少女が悪魔に身体を乗っ取られたように

自分の意志に反して手足にどんどん力が入りました。

そして北斗の拳みたいに筋肉が爆発しそうになりました。

もちろん、かなりの痛みもありました。

そのためにITB療法という治療法を選択しました。

これは根本治癒を目指すものではありませんが、

9年前に手術して以来、症状が軽くなったのは確かです。

薬の補充のため1ヶ月半くらい毎に通院しています。


●痙縮(けいしゅく)について

痙縮は反射の一種です。
反射というのは、意識せずに自動的に動く仕組みです。

熱い物を触ると腕をすぐに引っ込めたり危険な刺激から自動的に逃げたりするのを反射と言います。反射は生物にとって必要ですが、バランスが取れるように調整されています。

しかし痙縮(けいしゅく)は、そのバランスが崩れ、わずかな刺激で筋肉に異常な力がはいり不眠や痛みの原因になります。

●痙縮(けいしゅく)のメカニズム

・筋肉を動かそうとする命令は脳で加工され、脊髄を通って脊髄にある運動神経に伝わり、運動神経が興奮して筋肉が動きます。
なので、脳から運動神経までの経路でどこかが損傷されると、動かすための命令が届かなくなり筋肉は動かなくなり(麻痺し)ます。

・同時に、脳からは抑制性の命令も届きます。腕を曲げる時は腕を伸ばす筋肉に力を緩める命令(抑制する命令)が届きます。
脳などに受けたダメージによって抑制性の信号が届かなくなると、反射を抑えていた信号が無くなり、脊髄の運動神経が勝手に興奮して筋肉が勝手に動きます。
これが痙縮(けいしゅく)です。

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よく混同される症状に拘縮(こうしゅく)がありますが、
拘縮関節の運動が制限される状態のことで、
痙縮(けいしゅく)とは異なります。

痙縮の重症度は、
脳から運動神経までの経路の損傷程度によって異なります。
動かさずにいると進行するのは拘縮です。

●痙縮(けいしゅく)の治療法

痙縮の治療には下記の種類があります。それぞれの治療に一長一短があり、
病気の経過や治療過程で組み合わせて用いられます。

・リハビリテーション療法

・内服治療

・神経ブロックや毒素の局所注射

・整形外科な治療

・神経切断術

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●ITB療法について

・痙縮(けいしゅく)の原因となる伸張反射(筋肉が伸ばされ過ぎないように力を入れる反射)の経路をどこかで抑制できれば治療効果が期待できます。

・体内にポンプを植え込み細い管(カテーテル)を髄腔(ずいくう)に留置してポンプからバクロフェンを投与し続けるのがITB療法です。ポンプには2,3ヶ月分の薬剤が入り、注射で薬剤を補充します。また、ポンプにはコンピューターが内蔵されており、コントローラーからの情報を無線で受けて投与方法を自由に調整可能です。

内服と違い胃を通過しないので、非常に少ない量で効果的に薬を脊髄に送ることが可能です。眠くなる等の副作用も内服より遥かに少ないです。

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以上の解説は下記サイトより抜粋しました。

ITB療法

●ボトックスとの併用

ITBは、ボトックスより重度で全身的な痙縮が対象です。
ITBとボトックスを併用する場合もあります。

●ボトックス→作用は局所性で、臨床効果はおおむね2~3日で現れ、1~2週間で安定したのち、3~4ヵ月間程度持続します。他の治療法との併用も可能です。
●ITB(バクロフェン)→患者さんの体内にポンプを植え込み、抗痙縮薬のひとつであるバクロフェンを持続的に髄腔内へ注入する治療法です。効果は全身に及びます。

※痙縮の治療法には、経口抗痙縮薬による薬物治療、神経ブロック療法、バクロフェン髄腔内投与、外科的治療などがあり(図を参照)、これらは痙縮の分布や重症度に応じて選択されます。ただし、こうした治療を単独で行っても効果は限定的であるため、リハビリテーションの併用は必須です。

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「上肢痙縮・下肢痙縮 診断と治療 痙縮の治療について」より

●治療法の選び方・すすめ方

痙縮の治療は痙縮の程度、病期などを勘案して、
侵襲の少ない治療から段階的に行うことが原則です。
(侵襲の少ない治療とは、手術・検査などに伴う痛みや発熱、出血などが少ないという意味です。)

また、治療によって筋肉の緊張がやわらいでもリハビリテーションを行わなければ機能の回復は望めません。

特にボトックス療法の効果は、徐々に消えてしまうので、治療を続ける場合には、年に数回、注射を受けることになります。効果の持続期間には個人差があるので、医師と症状を相談しながら、治療計画を立てていきます。
リハビリテーションはそのまま継続しながら、ボツリヌス療法を一緒に行うことによって、より日常生活の動作などが行いやすくなることが期待できます。

痙縮の治療法より抜粋

カツの場合、痙縮(けいしゅく)治療を始めた当時は
ボトックスはまだ保険適応外の治療でした。
ITBは1年後に保険適応になると決まっていたので
1年間はバクロフェンの内服で過ごし、その後ITBの手術を受けました。
もしボトックスが保険適応になっていたら、
最初はまずボトックスから始めていたと思います。

ITB手術後に並行して2回ほどボトックス治療をトライしました。
諸事情で中断してしまいましたが数値的には効果がありました。
もしリハビリと組み合わせる事が可能なら再度トライしてみたいくらいです。

最初に書いた通り痙縮(けいしゅく)は反射の一種なので、
筋肉に入り過ぎる力を意識でコントロールする事はとても難しいです。
また、筋力アップのリハビリで抑えることも出来ません。

筋トレでは返って痛みが増す場合がありました。
重要なのはストレッチです。

時間がかかるかもしれませんが、このITB療法で、
専門医と相談しながら根気よく治療を続けようと思っています。





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