おはようございます
薬剤科です![]()
今日は「アスピリン喘息」についてのお話です。
アスピリン喘息とは、アスピリンという成分をはじめとする解熱鎮痛剤によって誘発される喘息のことです。
詳しくいうと、シクロオキシゲナーゼ-1(COX-1)阻害作用をもつ非ステロイド性抗炎症薬(non-steroidal anti-inflammatory drugs, NSAIDs)により、気道狭窄症状(鼻閉、喘息など)を呈する非アレルギー性の不耐症のことを言います。
何が言いたいかというと、アスピリン喘息と聞くとアスピリンという成分だけで起こる喘息と思ってしまうかもしれませんが、そうではないということです。
アスピリンだけではなくて、COX-1阻害作用をもつNSAIDs全般で起こりえます。
したがって現在では、アスピリン喘息ではなくて、「解熱鎮痛剤過敏喘息」や「NSAIDs喘息」と呼ばれています。![]()
成人喘息患者の約5〜10%にみられ、男性の2倍の割合で女性に多いです。
日本における患者数は20万人以上と推定され、決してまれな疾患ではありません。
NSAIDs喘息は不幸にも投与されることにより初めて過敏症をもつことが明らかとなります。
その際に重大な健康被害の発生する恐れがあり、気管支喘息患者にNSAIDsを投与する際は十分な注意が必要です。
アスピリンやNSAIDsは簡単にいうと痛み止めのことです。
錠剤や坐薬、湿布どれでも起こる可能性もあります。
皆様に気をつけていただきたいのは、処方薬を他人に譲らない、もらわないということです。
今回はアスピリン喘息についてですが、痛み止めにはその他に胃潰瘍や腎障害といった副作用が起きる場合もあります。![]()
万が一、医薬品によって重大な副作用が出た際は医薬品副作用被害救済制度が適応できます。
ただしそれは、医薬品を適切に使用した場合です。
他人からもらった医薬品ではその制度は適応とはならないので注意してください。
良かれと思って人に渡した医薬品で、相手に重大な副作用が生じた際、あなたはその責任をとれますか。
どんな医薬品でも副作用というのは起こる可能性があるので、薬は医師の指示を守って、適切に使用しましょう。![]()
