飛鳥神社 (尾鷲市曽根町)
志摩国英虞郡
三重県尾鷲市曽根町610
(P有)
■旧社格
村社
■祭神
速玉男命
事解男命
尾鷲市の南端近く、「賀田湾」に面して鎮座する社。決して広いとは言えない神域ではあるものの、境内の樹叢は巨樹が林立。熊野の雄大な自然信仰を今に残しています。
◎社頭案内板によると、新宮の阿須賀神社の末社として創建されたとしています。少なくとも近世から明治二年までは「阿須賀大明神」と称されていたとのこと。
◎創建時期については不明。「紀伊続風土記」には「(寛文十五年の棟札に)此宮仁無年歴代々挍見来七百余古宮也」と記されているとのこと。「寛文十五年」は存在しないため、「寛永十五年」(1638年)の誤りかと。ここから七百余年遡るということは、今から千年以上前には創建されていたとみられます。
◎三重県下第3位の巨樹があるとのこと(あまりに巨樹が林立しているためにどれか未確認)。幹回り11.5m、高さ30m、樹齢は千年以上。ちなみに第1位は「引作の大クス」(引作神社)、第2位は「水屋の大クス」(水屋神社)。いずれも神が宿るというよりも、神そのものといったほどの神々しいもの。
◎当地には縄文早期から晩期まで連綿と続く「曽根遺跡」があり、当社境内もその一部に含まれているようです。1000点にも及ぶ土器片や石器類が出土。また石刀や石剣、垂玉なども見つかっており、豪族が居住していたことが窺えます。尾鷲市は曽根は太古の文化都市であったと。

















