稲佐の浜 (弁天島)
出雲国出雲郡
島根県出雲市大社町杵築北
(駐車場は覚えていません)
■祭神
豊玉毘古命
出雲大社の西方の海岸砂浜、「稲佐の浜」に屹立する高さ20mほどの巨岩島が「弁天島」。「稲佐の浜」は記では「伊那佐の小濱」、紀では「五十田狭の小汀」と記されます。
◎有名なのは神在月(出雲以外では「神無月」)に行われる神迎祭。全国の神々が出雲に集結するとされるものですが、もちろんこれはでっち上げられたこと。天津神が国津神の元へわざわざ出向くなどあり得ないことで、他の全国の神々がここに集結することはありません。こういう間違った解釈が起こった時期や理由は分からず諸説あり。古来より続く神事とはいえ、正されるべきだと思います。
◎神話には建御雷神が大国主神に国譲りを迫る際に登場。十握の剣を逆さに砂浜に突き立て、切っ先の上に胡座を掻いて迫ったという例の神話。陸側の「屏風岩」がその伝承地とされます(写真消失)。
◎「出雲国風土記」には、八束水臣津野命(ヤツカオミズヌノミコト)による国引き神話に登場。大山と佐比売山(三瓶山)を杭とし、この弧状の砂浜を縄とし、「国来国来(くにこくにこ)」と引っ張ったとあります。
◎かつては海上の孤島であったものが、海砂の堆積で陸続きのような状態となっています。またかつては弁財天を祀っていたことから「弁天島」と呼ばれています。
※写真は2012年8月撮影のものです。


