川合八幡神社 (御所市古瀬)
*既にたくさんの「いいね」を頂いていますが、大幅に写真差し替え等を行ったため改訂記事をUPします。
大和国葛上郡
奈良県御所市古瀬720
(P無し、鳥居前すぐ近くに道が広くなっているので近隣の邪魔にならない程度に停め置きしています)
■祭神
誉田別命
「引き合い餅(ヒキアイモチ)」行事で知られる社。「曽我川」とその支流が合流する地点にほど近いところ、いわゆる「川合」に鎮座します。周囲は山々が座し谷合でも。創建時期や由緒は伝わっていません。
◎「引き合い餅」行事とは、餅を藁で袋状に編んだ中に入れたもの(「コグツ」という)を神前から落とし、担いで神前へ。それを数回繰り返した後に境内を子供たちが引き摺り回し、最後に餅を神前に捧げるというもの。昔はその餅を奪いあったとか。秋の収穫を神前に報告、そして氏子たちで喜び合うといったところでしょうか。
いつの頃から始まったのかは不明、一度廃れていたのを復活させたそうです。民俗学では非常に貴重な対象。
◎この神事をどう見るか、「コグツ」とは何なのか、いろいろな見解があるようです。先ず連想されるのが「傀儡(くぐつ)」。浮浪民のこと。神前から落としたり引き摺り回したり、藁を裂いて餅を取り出したしたりと、神前に供えた餅を奪った浮浪民を懲らしめたと考えることができます。
◎次に「供具(くぐ)」のことではないかというもの。他にも、藁の中の餅を「牛の舌餅」ということから、藁でできたものは牛ではないかとすると、野神行事の一つではないかとも。また久具津比売神のことではないかというもの。伊勢国度会郡の久具都比賣神社が鎮座する「久具」の地を灌漑する神、または五穀の神とされています。「川合」に鎮座する当社も地形的には共通するものがあります。「くぐ」という植物や藁などで編んだ手提げ袋状のものなどもあります。
◎一方で民俗学の見地からは、大地と一体化するために行われるのではないかと。縄文時代つまり狩猟採取時代からの名残で、「コグツ」は獣であり、中の餅は胎児を表しており、「死と再生」の神事。地面に叩き付けたり、地面を引き摺り回すのがそれに当たるのではないかと。
*写真は過去十数年に渡る参拝時のものが混在しています。
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