大津神社 (水走)


河内国河内郡
東大阪市水走2-15-45
(P無し、境内地を削って駐車場があるが月極駐車場になっているもよう、東300~400mほどにローソン有)

■延喜式神名帳
大津神社の比定社

■旧社格
村社

■祭神
大土神(土之御祖神)


当地は古代には近くまで大阪湾が広がっていたとされ、その津(港)であったと思われます。昔は字名が「宮森」であったらしく、比定自体は間違いなさそうです。
ご祭神は大きく2説。まずは表記の大土神。記によると大歳神と天知迦流美豆姫神との間の御子神で末子。その記では「オオツチノカミ」と記されているものの、なぜか当社では「オオスナノカミ」または「スナノミオヤノカミ」。何か伝承があるのかもしれません。当地の「土地の守護神」とみるべきでしょうか。河内国式神私考には「大津は大津智の略称」とあります。
もう一つは津速比売神(或いは津速産霊神とも)。津速比売は天児屋根神の乳母であり、津速産霊神は祖父(または祖祖父)であるとされています。当地を拠点としていた水走氏(ミズハイノウジ)の遠祖かと思われます。水走氏は枚岡神社の神職であった平岡連の末裔、漁業権と水運権を掌握して力を蓄えていったようです。
まったく関連の無い神が挙げられ、いずれの説ももっともらしいが決定力には乏しいところ。
街中の寂れた古社であり、水走氏の衰凋ぶりが伺えます。