ジジイ雑誌風のタイトル付けてみたけど
『カラヤン&ベルリンフィルハーモニー
練習風景』でググると出てきます
野村克也氏1935年6月29日
小澤征爾氏1935年9月1日
同い年なんですねこの二人
ノムさんは自分のことをよく
『月見草』と言っていた
長嶋茂雄さんは1936年2月20日生まれ
ノムさん長嶋さん同じ学年なんで
しかしあまりにも対照的
無名校出身のテスト入団
長嶋さんは甲子園にこそ出られなかったけど
大学野球時代はスター中のスター
フラッシュストロボたかれない日はない
陽のあたる道しか歩かないよう
運命づけられたひまわりのような人に見えた
それに対し自らを『月見草』
小澤征爾さんはどちらかと言うと
長島さんタイプ
意気投合というのではないが
野村さんと微妙に気が合っているのが
よくわかります
このときのノムさん
通算4000試合出場
プレイングマネージャーとしての優勝歴
そしてパリーグ三冠王
南海ホークスのスター選手だったけど
ノムさんがゲンロウ・元老と呼んだ
かつてのホークスの大監督
鶴岡一人氏に楯突いた
そして南海ホークスを追い出される
この間亡くなった夫人がらみ
夫人の連れ子に
球団関係者でもないのに
練習場を使わせたことが
直接のきっかけだった
『 元老にぶっ飛ばされたっ!!』
ノムさんの記者会見テレビで見ました
私中学生だったけどね
私は江夏豊ファンとして
プロ野球ファンになりました
阪神タイガースファンが
最初にあったわけではありません
少し野球をかじった身として
投手江夏豊はとてつもない人に見えた
2年目のオールスター戦?
二十歳の江夏豊はパリーグ強打者
9人連続三振
いまだに破られない記録
しかも江夏豊その試合で打者として
満塁ホームラン
その試合ではないけれど
あの当時飛ぶ鳥を落とす勢いの江夏豊
『野球は一人でも勝てる』と嘯いた
普通人が言えばバカ
しかし当時の江夏
それが馬鹿に聞こえぬ恐ろしさがあった
十万人に一人の先天的心臓障害
左手の血行障害が出てきてしまった
江夏はサウスポー
30球投げると
左手の血行障害が現れ
握力が極端に低下する
左腕ピッチャーとしては致命的
全く群れようとしない一匹狼の江夏豊
チーム内抗争に巻き込まれ
両方から敵視されて場所を失っていた
もう野球に嫌気がさしていた
トレードになったら辞める
そう思っていた
そこでお膳立てされていた
野村克也氏との対談
野村克也氏当時
南海ホークスキャッチャー兼監督
バリバリのプレイングマネージャー
江夏豊は一言でも
南海に来ないかときたら断るつもり
ノムさんは読んでいた
トレード勧誘話は一切なかった
『この間の衣笠祥雄への暴投な
あれお前わざとやったやろ?』
江夏は意外な言葉にはっとした
誰にも読まれていないと思った必殺技
凡人にはなかなか信じがたい話だけど
江夏豊は特殊能力を持っていた
剛速球全力で投げる瞬間
相手の動きを見てその投げる先を
自由自在に向きを変えられる
コンマ数秒の刹那に指先ひとつで
スクイズ外しできる人はいる
年がら年中正確無比に
それができるピッチャーなんていません
江夏豊ただ一人です
左腕豪速球のみならず
針の穴を通すコントロール
これが後の『江夏奇跡の21球』に
江夏は常に偶然を装った
ところがノムさんには見破られた
対談は技術論に終始
終わる頃に江夏の考えは変わった
この人となら自分レベルの
野球技術の話ができる
そして江夏南海ホークス入り
そこでノムさんに持ちかけられたのは
『先発投手引退と
抑え投手への専門化』
現在は佐々木大魔神とか
いっぱいいますけど
当時の抑え投手はまだ二線級
ノムさんは大リーグの話をした
これからは球数や登板間隔が
完全に管理される管理野球時代になる
すでに大リーグはそうなっていて
抑え専門のピッチャーが
先発と同じ給料をもらっている
日本のプロ野球には
革命が必要なんや
それができるのは江夏よ!お前しかおらん!
一緒に革命を起こそうや!?
江夏豊も心を決めた
血行障害を克服するため
涙を流して腕立て伏せに取り込んだ
血行障害で腕立て伏せってのは
大変痛いものらしいけど
泣きながら頑張った
南海で結果を出したが
ボスのノムさんがクビに
『 江夏を取るために犬猿の仲だが
野村をとりにいかんと』
すぐに動いたのがロッテ監督カネヤンこと
元400勝投手・金田正一氏
クビになったノムさんを拾った
しかし江夏は断固拒否
結局広島カープに
2度の優勝・対近鉄日本シリーズ
9回裏ノーアウト満塁スクイズ外し併殺
そして三振ゲームセットという奇跡
あの奇跡の21球
ノムさんはその後西武ライオンズに参加
松沼兄弟を育てて引退
ヤクルトスワローズ監督就任する9年前
ノムさん46歳
小澤征爾さんも46歳
テレ朝音楽番組で共演
映像に入ってないけど
クラシック音楽門外漢のノムさんが
カラヤンの感想を聞かれて
『 いやァ 物凄い男と言うか
男の力を感じましたね 』
『 何も知らん私なんかにも
その集中力だけはビリビリ伝わる
背中から伝わるいうのはすごいですね 』
『 あれでは日頃文句を言っている
部下がいたとしても
従わざるを得ないでしょうな
そういう力ですよ 』
正鵠を得たこと言っておられました
小澤征爾さんという人
どんな人の心の懐の中にも
どーんと入っていける
すンごい力を持ってますよね
話を聞いてるとよくわかりますよ
大陸育ちの人ってそういう感じあるけど
小澤征爾さん満州生まれでしょ?
そのせいだと思いますけどね
どう見ても日本人離れしてますよね
最後の三分間ぐらい
カラヤン本人のインタビューがついてます