ソワレ

マチネ

行ってまいりました。
オペラ座の怪人以来かもしれないマチソワ❤️
明日は昆さん海宝さん平野さん組なので見てみたかった。
あの有名な「この世界の片隅に」のミュージカルです。
音楽劇の方が近いかな?
ダンスはありません。
広島県の呉に嫁いだ女性の目線で見た日常に戦争があった頃のお話です。
原作を読んでおいた方が時系列が判って場面が理解しやすいと思います。
主人公の「すず」が語り部でもあるのですが、本人が1番ショックを受けている場面から過去に戻り、幼少の出会いから、時々本人にとって印象的な場面が繋がれている側面もあるので、ミュージカルからこの物語に入ると難しいかもしれないです。
舞台の造りが傾斜タイプ。
床はフェルトのようなすべらなさそうな素材。
CAT'Sのような。
真ん中に中心に棒がある丸く切り抜かれた部分があってパカッとあく。
真ん中に支柱があるので片側が開くと片側が下がる。
最大で女性の膝位かな。
この円形のくりぬき部分を回転させることで、歩く場面や場面転換に効果的に使われている。
そして生オケを背景の幕の後ろに持って来ることで、舞台前がオケBOKまでせりだし、花道も作ってありました。
これはとっても良かった。
舞台前方が下がった事で、最前列でも見通しが良かった。
座った目線位に舞台の裾が見えていたので、見やすかった。
マチネは最前列中央右端
ソワレは4列目中央
神席でした。
近くも全体も2度美味しい。
マチネは、声が通るお二人。
平野綾さんと、昆夏美さんの1本の線のような美しい声につい見てしまう。
特に平野さんの透明感のある存在感は良かったなぁ。
妖艶で儚くて、精霊的でもあり、不思議な存在感。
逆に同じ役をされている桜井玲香さんは、歌は上手。だけどそこまで目立って来ない。
だけど、ひとつの舞台としてみるとソワレは全体が融合した感じの纏まりだったので、どちらも有り、どちらもまた観たい。
あとは席の関係もあって、距離が近かった。
そして子役の皆様の歌唱力の高さよ。
透明で場面を進行する心情的な歌声の主を見ると子供時代の「すずちゃん」だったりする。
もう1人の役者さんですよね。
そして要所要所で、円舞台が良い動きをするんですよ。物理的な歩行、縁側になったり岡になったり、心情風景の葛藤を表現していたり。
昆さんと大原櫻子さん。
メイクの寄せ方が凄い。
昆さんが1息に歌に台詞を乗せるタイプなら、大原さんは台詞に音を乗せる感じ。
あくまでもイメージですけど。
どっちも良いからどちらも見てください(笑)
歌に関して言うと、アンジェラ・アキさんが日本語のイントネーションに合わせてメロディを乗せていらっしゃるのでストレスフリー。
聞き取りやすい。
そして常に音楽が流れている。
歴史の日時を伝える場面でだけ無音という音楽を使っている。
な、だけに台詞のタイミングとかたいへんだったろうなぁと、勝手に推測して感激していました。
海宝さんと村井さんもじゃあ。
髪型が兵士スタイルなので男性兵、正直見分けつきません(笑)
骨格が結構違うのですが、同じに見える現象です。
海宝さんの方が行動の男前度が高く、村井さん位の方が私の中の「周作」に近かったかな。
ここで、歌唱について。
このカンパニー只者ではない。
音程の正確性、滑舌が良いから台詞が飛んでくる
完璧です。
子役でさえも。
東京に見に行っていた事もあるので劇団四季以外の作品も見ました。
ひとりくらいは、新人かなぁ頑張ってねって子が入っているのが当たり前と思っていました。
今回凄いと思う。
だから、演者によっての評っていうのはあまり無く、細かな所作の違いを見つけられるほど見ていない。
アンジェラ・アキさんの創った世界観で言うと。
音楽と台詞と歌がナチュラルに共存する世界。
そしてライトとプロジェクションマッピングが上手。
「すず」の描く絵を表したり、背景としても使用するし、空襲にも使用するし。
縦に垂らした布2本、近づけて1枚にしたり、区切りだったり、便利過ぎる。
そういったひとつひとつが計算され尽くしている気がして凄く良かった。
個人的に数年前中井智彦さんのライブで初めて知った長濱さんが最近良くお名前拝見するなぁと思ったら、いらしてびっくり。
舞台見て川口さんがいらしてびっくり(笑)
インスタライブとか全然見ていなかったぁ。
そんなこんなで、常設公演も出来そうな位クオリティが高い作品なので、明日で札幌は千秋楽ですが、バシバシ地方を回られるようなので。
お近くの方は是非是非。
この巡業で倉に入ってしまうには惜しい作品です。
1曲1曲の歌も名作。
今までのミュージカルオケって弓が多めだったけど、管楽器多め。
そして開演前にドラムの試弾みたいのが聞こえて来るのですが、ドラムの感じが劇中感じられないのが私の耳が馬鹿?って思ってしまう(笑)
と、言うことでとりとめのない感想でした。