前回、柴胡が肝の陰気を補い、当帰が肝の血を補うことで、
イライラMAXの状態を和らげるというお話しをしましたが、
この話しには、もう少し続きがあります
柴胡と当帰が効くイライラ期から更に気血を消耗すると、
柴胡の力が及ばない、イライラする元気もない状態へと進んでいく。
そうなると気力が低下し、食欲も低下して、気血水の製造元の脾が弱った「脾虚」へと至る
この状態では、柴胡や当帰にプラスして、
脾を補う「高麗人参」の力が必要となる。
また、脾ではなく、肝の母である「腎」が弱ってしまうと、
不安感が恐怖心となり、オドオド・ビクビクするようになってしまう。
この状態では、「腎虚」を補う「牡蛎(KAKING
)」や
「竜骨」「地黄」の力が必要となる。
そして、更にさらに、五臓の虚が増すと、「牛黄」や「麝香」「鹿茸」「羚羊角」「海馬」など、強力な力を持つ動物性生薬の手助けが必要となることもある。
ここまでくると、読み方も分からないような漢字の列記となってしまうので、一応読み方だけをお知らせして、詳しい話しはまたいつか改めてしたいと思う。
「牛黄(ゴオウ)」
「麝香(ジャコウ)」
「鹿茸(ロクジョウ)」
「羚羊角(レイヨウカク)」
「海馬(カイバ)」
こういった漢方生薬の力を借りる必要がある不調をかかえてしまうこともあるし、
メンタルや身体を強める予防としてお世話になるのも一つの手であるが、
「健全な精神は、健全な肉体に宿る!」
まずは生活面で、よく寝て・よく食べ・よく働き・よく遊び、
健全な肉体づくりを心がけたいものである


