前回「くこの実」と「菊の花」を入れたジャスミン茶の
お話をしたところ、たくさんの反響をいただきましたので、
追記で、わたくしの飲んでいる「くこの実」と「菊の花」の
入った漢方薬のご紹介もしたいと思います。
その漢方薬が「枸菊地黄丸(コギクジオウガン)」
腎を補う代表的な漢方薬の「六味地黄丸」に
「枸杞子」と「菊花」をプラスした漢方薬です。
六味地黄丸は、腎に宿る津液(シンエキ:体液)が不足した
腎陰虚の状態に使う漢方薬で、
少し難しい話になりますが、
腎には親から受け継いだ先天の気が宿っていて、
この気がしっかりしているかどうかで、
生まれつき身体が強いか弱いかが決まるとされます。
また、腎は水の臓で、
津液(体の体液:リンパ液や涙、唾、汗、小便など)も
宿しています。
これら2つのうち、
気は陽に分類されて温める働きがあり、
水(津液)は陰に分類されて冷ます働きがあります。
腎陰虚とは、腎の陰(津液)が不足した状態で、
冷ます働きのある陰が不足したため、
相対的に熱症状が現れます。
ややこしい話ですね~
もう少しの辛抱です
今の話しを総合すると、六味地黄丸は、
腎の津液が不足して、腎の働きが低下するため、
ほてり、のぼせ、口渇などの熱症状と、
排尿困難や頻尿、尿もれ、精力減退、浮腫、
腰痛、足腰の弱り、抜け毛、難聴、耳鳴りなどの
虚症状がある時に使われる漢方薬です。
六味地黄丸で腎の津液が補われると、
ほてりや乾きの症状が改善されるため、
お肌や髪にも潤いが出てきてきますし、
内分泌系を主る腎の補強はホルモン分泌も整えてくれる
補腎剤がアンチエイジングのお薬とされる所以です
この六味地黄丸に前回登場した枸杞子と菊花がプラスされる
ことで、より熱症状を冷まし、
五行説で腎の子供である肝の働きも高めて、
かすみ目やドライアイ、眼精疲労にも効果アップ
最近、夜中に起きてトイレに行ったり、
お肌が乾燥して痒くなったり、
白髪が増えたり、
老眼で目が見えづらかったり、
老化現象オンパレードのわたくしにもってこいの
漢方薬なのです
ちなみに枸菊地黄丸や六味地黄丸、八味地黄丸、桂枝茯苓丸など
漢方薬の名前の最後に「丸」と名前がついているものは、
生薬をすり潰して蜂蜜を入れて混ぜ合わせ、
小さく丸めるつくり方が伝統的な作り方で、
1番お薬の効果が出やすいので、
もし飲まれるときは丸剤をチョイスすることをオススメします。




