静寂の余韻。 | プールサイドの人魚姫

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

 

 

寒中お見舞い申し上げまます。

誠に勝手ではございますが、服喪中につき新年のご挨拶は差し控えさせていただきます。

皆様にとってこの一年が最良の年になりますよう心よりお祈り申し上げます。

本年も宜しくお付き合い下さいませ。

 

 

 昨年12月初旬、九品仏浄真寺へと出向いた。こちらでの紅葉狩りは今回で確か3度目となるが、今回の撮影で今までと違うのは使用したレンズ。花、植物等の撮影ではZ MC105mm中望遠マクロをメインに使っていた。同じ被写体で同じレンズを使用した場合、どうしても前回と同じような仕上がりになるため、思い切って今回はタムロンの望遠レンズ70-300mmで撮影。手の届くほど近くのもみじは撮らず、かなり離れた歩いて近づけない所を狙ってみた。こちらに投稿した全てのphotoがそうと言う訳ではないのだけれど、昨年、一昨年の紅葉とは趣きの違った作品に仕上がったと思っている。
 九品仏浄真寺は以前にも述べた通り東京の都会に在りながらその寺院全体の佇まいに静寂が漂っており、東京の『小京都』と言われる所以である。ライトアップされて暗闇に浮かび上がる真っ赤な紅葉も神秘的で興味を唆るのだが、こちらの寺院ではライトアップ等のイベントはない。頭に覆いかぶさって来るように生い茂った樹木や枝葉で太陽の光りが遮れら、まるで闇夜の中で撮影した?と勘違いしてしまいそうな光と影のコラボレーションは人工の光では到底及ばない、自然の美しさを醸し出している。
 都内で2番目に人気のある紅葉スポットだけあって、平日であっても多くの観光客が訪れ、賑を見せている。深い秋に色付いた楓やもみじに眼を奪われ口を閉じてじっと見詰めるその視線の先には、照れ笑いを隠す少女の紅く染まった頬が見て取れる。静寂の余韻に包まれながら、シャッターの音が心地よく胸に響いた一日であった。