死の送迎車。 | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


あかちゃん

またも子どもが犠牲になる事故が発生した。保育園の送迎車に置き去りにされた、2歳の園児が死亡した事故。あってはならないミス、人間だからミスを犯すのは仕方ない。しかし、担当の保育士に油断があった事は間違いない。
人数の確認は初歩的なこと。それを怠ったが為に一人の幼い命が消えてしまったのである。これは保育士だけでなく、保育園全体の管理体制がずさんだった事を浮き彫りにしている。車の中はおそらく50℃を超えていただろう。病院に運ばれた時の幼児の体温は40℃を超えていたという。なんとも惨い事故である。
車の中に子どもを置いたままパチンコに興ずる夫婦が、夢中で銀玉を追いかけている頃、炎天下の駐車場で乳飲み子がぐったりとしている。パチンコの景品を紙袋一杯に詰め込んで戻った母親の顔が見る見る内に蒼白となる。
子育て知らずの親が増え、子どもが犠牲になる事故は後を絶たない。ファミレスで見かける風景、子どもを抱きながら煙草を吹かす親たち。一体何を考えているのだろう。子どもの安全と子どもを守るための大人が子どもの環境を悪化させている。
今回の事故で亡くなった親御さんたちにしてみれば、まったく有り得ない事故だった。信頼して子どもを預ける。預かった保育園は幼児たちのはしゃぐ声で保育士の声もかき消されるだろう。
わたしにも二人の子どもがいる。もちろん保育園にも連れて行った。
最初は慣れない保育園だが、その内友達が出来、2、3歳児ながらも、幼児たちの見事な楽園が出来上がっているのだ。それを見守るのが保育士と保育園。記事を書きながら涙が出て来てしまったではないか。