前回、夫との馴れ初めを書いてから、アッと言う間に1ヶ月が経ってしまいました。

ご期待頂いている方、申し訳ない。

『何の話??』とお思いの方は、前回を先にお読み下さいませ。

前回はココまで←クリック

今回は、物凄く長いので、読むのにお時間が掛かります。
ご了承下さいませ。



危うしオッサン!!




オッサンは父の前に正座で座る。

父の仁王の様な顔に対して、なぜか満面の笑顔でニコニコしている母。








ふとどきでは有るが、私の感想は


なに??o(゜д゜o≡o゜д゜)oなに??


だった。



父が腕組みをして黙っている。

その前に正座して、これ又黙って座り続けているオッサン。

それを見て、台所で

『(^ー^* )フフ♪』

と微笑む母。



何がおかしい!



と、思っていたら、父が口火を切った。

通常の質問。

『仕事は?収入はどれくらい?住んでる所は?』



私としては、そんな事はどうでもイイじゃないかと思っていた。

単に、アッシー・メッシー・貢君が、近所まで来たので、

『こんちわー!』

っと、挨拶しただけじゃないかと思っていた。

若かったな私。


今じゃそんな事が通る訳は無いと解るが、当時は女友達と同じ感覚だった。



で、

『○○君は、いくつや?』

『はい、30歳です。』

『ウチの娘はまだ19歳や…。』

『はい…』



重苦しい空気



『○○君は、娘と結婚したいと思ってる訳か?』




(゜Д゜) ハア??




『はい!結婚させて頂きたいと思っています!!』




(゛ `-´)/ コラッ!!

何を勝手に言い出すねん!!





『まぁ…なんだ…






腹デッカクして


逃げる様な事は


せんとってくれな!!







『はいっ!!』














はいぃ??













母がニッコリと微笑みながら


『女はね、惚れられて一緒になる方が幸せなんよ。』


と言った。







いや…いやいや…


ココで19歳の娘が、30歳の男を連れて来ておいて

『この人はアッシー・メッシー・貢君ですから』

などとは、口が裂けても言えない。





で、

その後は


『○○君は、飯は食って行くのか?ん??』

『頂きまスッ!!』


と、夕食になだれ込む。



父はあまり酒は飲まない。

オッサンも酒は飲まない。

酒の弱い二人なのに、父はオッサンに飲んで貰わないとと思い、オッサンは父から勧められたのだから断る訳には行かないと思って飲む。

で、オッサンも父に酒を勧め、父も断りもせずに合わせて飲む。





『○○君は、明日は休みか??』


『休みです!!』




『じゃあ、泊まって行くか?』






『はいっ!!』






『寝るのはワシの隣やけどな♪


 さすがに娘と一緒に


 寝かせる訳には


 行かんからな♪


 パンツも有るから


 風呂は入れな。


 まだ、はいてへん


 サラやから大丈夫や♪


 (≧∇≦)ブハハハ! 』













風呂も入り、母から渡された新品のパンツ(ブリーフ)をはいて、父の横に敷かれた布団で寝るオッサン。




あぁぁぁぁぁ… どうしよう…





それからは、デートの度に頻繁に実家に寄る事になった。




この展開はマズイ…



けれども、看護学校では同級生たちから

『あの人にしとけ!!』

と言われ

実家に帰ると両親から

『あの人にしとけ!!』

と言われ…




よくよく考えてみれば、オッサンじゃダメな理由が見当たらない訳で…

けれども私の中で、自分からは全く『好き』と言う感情が沸いていない相手と、『彼氏っぽい関係』から、それ以上になる事の必要性を感じていなかった。

私の中に

『どうしても好き!!』

と言う感情が無いままで、『結婚』と言う人生の重要事項を決めたらダメだと、私を止める感情が有った。



綺麗事で言うとそうなるが、改めて考えると

『まだ若いしなぁ』

『こんなオッサンでイイのかぁ?』

『もう、遊べないんだよ?』

との感情だったんだと思う。

そして

『この人でイイじゃん。』

『数年で離婚したって、まだまだやり直せるだろうし。』

『惚れられて結婚する方が絶対にイイよ!』

との感情も強くなってきた。



依然とオッサンはデートに誘って来ていたし、デート帰りには必ず実家に寄っては何かしらのお土産を父や母に渡すオッサン。

のど飴だったり、湿布薬だったり。

当時オッサンは私との結婚を視野に入れ、製薬会社に勤めていた。

試供品ながらも、父も母も喜ぶ物だったので、大変ウケがイイ。


で、私は7月で20歳となった。

19歳から20歳になる日付の変わる瞬間。

私はオッサンのアパートに居た。

深夜0時になった瞬間。

オッサンは

『おめでとう♪』

と言ってくれた。


私は

『あぁぁぁ、犯罪犯したら、新聞に名前が載ってしまう…。』

と、口走った。


いや…、マジです…。

本気で思っちゃいました…。






その頃から、父がオッサンに

『ご両親はどない言うてんのや?』

『娘をご両親に紹介しに、連れて行って貰わんとアカンな。』

『まぁ、結婚するなら、男の方の親が挨拶に来て、娘さんを下さいって言いに来るのが筋やからな。』


と、頻繁に言う様になった。


私も

こんなにウチに来て、飯も食って風呂も入り、泊まりもしてんのに、そう言や一度もオッサンの実家には呼ばれてない。

それどころか、実家の話もしない。


と、不思議に思い出して来た。

今ならピンと来るだろうが、当時はまだ20歳になったばかりだったので、あまり気には留めていなかった。

けれども、父に再三言われている上に、依然と飯食いにも泊りにも来ている割には、その部分だけ抜け落ちているかの様なのだ。


ついに父が


『○○君!一度娘をアンタの親に逢わせたってくれ!!』


と切り出した。

そうしなかったら、もう娘とは別れて貰うとでも言う様な勢いだ。


そこで観念したのか、オッサンが

『実は…』

と話し出した。




オッサンの説明はこうだった。


『父と母にはかづぷーちゃんの事は話しています。

けれども母が、どうしても反対で。

逢う気は全く無いと言うんです。

父は母の言いなりで、母に逆らって物事をする事は有りません。

どうしても結婚するなら、親子の縁を切るからと言われています。

僕は親子の縁を切ってもイイんです。

かづぷーちゃんと結婚出来るなら、親子の縁を切ってもイイ。』



それを聞いて父は激怒。


『アホ抜かせ!!

犬や猫の子や無いねんど!!

相手の親にも逢わんと、自分らだけで一緒になるやなんて、そんな勝手な事が有るかい!!

○○君は一人っ子やろ!!

親の老後なんかどないするんや!!

かづぷーが嫁に行って、苦労するのは目に見えてるやろが!!

親に逢わせる様に、努力するのも男の仕事や!!

早急に、親にかづぷーを逢わせたってくれ!!

そして、親が揃ってワシらに挨拶に来るようにしてくれ!!

それが出来んのやったら、ワシは認めん!!』



そりゃ、もっともな話しで。


この時に約束させられたオッサン。

けれども一方で、諦めているオッサン。

なかなか『当たって砕けられない』オッサン。



それから数週間が経ったある日の事。

母から

『今日の夜に、二人揃って来てくれない?』

と言われて、実家に行った。



何事かと思って聞くと、父の第一声はこうだった。


『○○君!


アンタには悪いけど、


今日、アンタの親に会って来た!!


最低な親やな!!


「息子とは縁を切りますから!」と、


言いやがった!!


「お宅の娘さんとは、


逢う気が無いから」


とも言いやがった!!』





また、何をしたんや父…。



ある意味父と同じ様に興奮はしているものの、ある程度は冷静に話せる母が説明してくれた。


娘を親に逢わせてくれと頼んでも、一向に話しが見えて来ないのに堪忍袋の緒が切れた父。

オッサンから『父は○○社に勤めています』と聞いていた父。

○○社に電話を掛け、オッサンの親父に

『お昼に男同士で会いませんか?』

と言い、昼前に会社まで迎えに行くと約束したそうだ。

その時に

『こちらの電話番号を言っときます。』

と、自宅の電話番号を伝えてある。

父1人で約束通りに会社まで行くと、親父は早退した後だった。

何時頃に早退したのかと聞くと、父が電話を掛けた直後だった。

一旦自宅に戻った父に、電話が鳴った。

オッサンの母親だった。

(ここからはややこしいので、私の父母は『父』『母』と、オッサンの父母は『オッサン父』『オッサン母』と書く事にする。)

オッサン母は

『会社は神聖な職場です!!

 プライベートな問題を入り込ませる所では有りませんから!!』


と、ヒステリーなキンキン声で怒鳴ったらしい。

で、父が

『約束した時に、来て貰ってもイイと言ったのはアンタの旦那やで?

 それで行ったら早引きしたて…。』


と突っ込んだ。

するとオッサン母は

『ウチの主人は断り切れなかったんです!!

 そっちがあまりにも突然で、強引に約束させたからです!!』


と言ったそうで、強引に言ったつもりも何も無く、ただ『会いませんか?』と言ったら『昼になら…』とオッサン父が言ったので、『そしたらそうしましょか。』になっただけだ。

ここで切れてはいけないと思った父は、出来る限り冷静に

『けど、話が出来るまで、何度でも行きますよ。』

と言ったそうだ。

(父、それは脅してる。)

で、

オッサン自宅とウチの実家の中間地点の喫茶店で会おうと言う事になったらしく、それから1時間後に約束をした。


喫茶店にはウチの父母が先に着いた。

待っていると、オッサン父母がやって来た。

付き添いを2人連れて…。

付き添いは、オッサン母の友人だった。

(後で聞いた話だが、この時オッサン母から『ヤクザに脅されてるから着いて来て!イザとなったら警察に通報して貰う役が要るから来て!!』と頼まれたので、友人達は着いて来たらしい。)

色々話をしたらしいが、まとめるとこうだ。

ウチの父

子どもが結婚しようと言う話を持って来たのを、犬猫をやる様な事は出来ん。

親が何の挨拶も顔合わせもせんと、おまけに娘がそちらに紹介もして貰わんと、そんな事は認められん。

親として、筋を通さなアカンと思いませんか?



オッサン母

息子は十分大人です。

親の私達が反対だと言っているのに、どうしても結婚したいと言うので、それなら好きにすればイイ、親子の縁を切ると言ったまでです。

それでイイと息子が言っているんですから、親でも子でも有りません。



そこで父

せやけど、そちらは一人っ子の息子さん。

親子の縁を切ったからって、老後の事やらも有りますし、孫が出来たら、そちらの姓を継ぐ子でっせ。



けれどもオッサン母

何度も言いますが、縁を切った子ですから、姓もそちらに変えて貰って宜しいです。


最初から、


産まなかった子だと


思いますから!!






これには父は呆れ返ったと言った。

隣に座っていたオッサン父だが、父が

『お宅は父親として、どない思いますか?』

と聞いた時に、一瞬

『はぁ…あの…』

と言った途端、オッサン母から


『アンタは黙っときなさい!!』


と言われ、二度と口を開く事は無かったらしい。



(どこかで同じシチュエーションが有ったよね?
ブログを熟読されると解りますよん。)






で、そこで

『話しにならん!!』

と父と母は喫茶店を出て来たそうだ。




ところで、私たち二人に話しと言うのは…






『向こうの親が「息子とは縁を切った!!」と言い切ってるし、親父は全く役に立たん!!

 嫁はんにあそこまで他人の前でコケにされといて、よう黙っとる親父やと呆れた。

 なんや、あのオカンは!!

 もう、相手にする事無い!!』


当然だけど、物凄くお怒り。




けれどもオッサンは、結婚する前には、一度だけ親に私を逢わせると言った。

ケジメだと言う意味だ。






それから数日後

朝、オッサンから連絡が有り

突然『今日、実家に連れて行く!!』と言われた。


そんな事を突然言われても、こっちにも都合ってもんが…

などとは言ってはいられない。

その日はちょうど休みの日だったので、昼前に行く事になった。





オッサンの実家はマンション。

(現在、私が住んでいる所です。)

ドアの前にオッサンが立ち、チャイムを鳴らす。

その後ろに、緊張した面持ちの私が立っている。

ガチャ

『あの…』


『おかえりー○○♪』
(○○内はオッサンの名前)


『おふくろ、彼女が…』


『さぁ、入りなさいなぁ。スタスタスタ…


オッサンに促され、部屋に入った。

リビングに入り、おっさんに勧められてソファーに座った。


『あの…おふくろ…』


『○○♪


お昼お寿司を取ろうと思うんよ♪


何にする?


お父さんと私は


上ニギリにするけど、


○○も同じでイイ?


1人前3.000円だけど


美味しいのよ~♪』




なぜか、息子の言葉にかぶせる様に喋るオッサン母。



オッサンが私の方を見て

『かづぷーちゃんは何にする?』

と聞いた。

その瞬間



『あぁ、


あんたのその身体じゃ


ニギリ1人前じゃ


足りないだろうから


盛り合わせでイイわね!


980円だけど!!』













凍り付くとはこの事だ。











この後、出前の寿司が来たが、オッサン母が


『アンタは立たないで!!』


と言ったので、私は借りてきた猫の様だった。



寿司を食べ始めると、オッサン母が


『○○が来るからと思って、大好きな豚肉の角煮を作っといたのよ♪』


と言って、出してくれた。


オッサンが器を私の方に向け

『かづぷーちゃんも食べよ♪』

と言ってくれたが、オッサンの肩越しに見えるオッサン母の顔は、どう見ても


『絶対に食うな!!』


と言っていた。



それでもオッサンが勧めるので、一つ口に入れて食べた。




『美味しいですね~♪

 また良かったら、教えて下さい~♪』







図々しかったのだろうか…。

もう少し、打ち解けてからの方が良かったのだろうか…。





オッサン母は、私の言葉の後に間髪入れず






『アンタの親は、



こんな物すら



作れないの~?』































目の前が、真っ暗になった。




























その後は、当時流行っていたボーリングの試合のテレビ番組を全員で観た。


観た内容は全く覚えていない。


ただ、オッサン母が


『私はマイボールとマイシューズを作った。


この選手は、フォームのキレが甘い。


この前のスコアは△△点だった。


今度シルバーの試合に出て見ようかしら♪』



と、延々とオッサン母の自慢話だった事は覚えている。













『じゃあ、そろそろ帰るわ…』


と、オッサンが立ち上がった。




オッサンの後ろに着いて、玄関に行き靴を履いた。


玄関から出て、オッサンがオッサン母に


『じゃあ、また来るわ…』


と言った。


それに続く様に、私が言う。


『今日はお世話になり…』








『○○!!



これで約束は



守ったからね!!』






戸|彡バタン!










閉められた…。























帰りの車の中でオッサンが


『これでイイから…。

 終わりだから…。』



と言った。






恐らく、これで縁を切ったからと言う意味だったのだろう。















オッサンの両親に逢ったと言う事は父母に報告したが、一部始終の内容までは言えなかった。


けれども、これで完全に親子の縁を切って来たからと、オッサンが父母に宣言した。


オッサンは父に

『僕は養子に入ってもイイと思っています。』

とまで言い出した。

父は

『いやいや、○○君。

ウチには下に長男・次男と男の子が居てる。

こいつは嫁に出すつもりやから、養子は要らん。

それにな、大昔から「男は3合の米が有ったら養子に行くな」と言うたもんや。

まぁ、こいつを大事にしたってや。』


と言った。






私はまだまだ看護学校が有ったし、結婚はまだ先だろうと思っていた。

それに、色々有ったとは言え、両親から結婚の承諾を貰ったばかりなので、当然卒業後に結婚になると思っていた。






ところがだ



オッサンが、私の卒業を待たずに、取りあえず先に籍だけ入れたいと言い出した。

当然、父は激怒だ。





理由はいくつか有った。


まず、失礼な事に、直ぐにでも籍を入れないと、私が若いのでいつ気が変わるかも知れないと言う事。

いわゆる、男が出来るかも知れないと言う訳だ。

そして、自分が31歳になる前に、結婚したいと言う。




両親共に当然反対する。



いくら看護学生とは言うものの、籍を入れて結婚してしまえば、いつ妊娠するか解らない。

そうなれば、学校も退学する事になる。


それを両親は理由にして反対した。





オッサンは


『看護婦になって貰う気は有りません!!』


と、宣言する。








それでも反対の両親は、勤めていた病院に相談した。


すると、病院から看護学校に連絡が行った様で、病院では院長や婦長や主任から説得攻勢、学校では担任や学年主任に校長までが説得攻勢を掛けて来た。


当時結構成績は良く、卒業後の希望として、救急外来か海外青年協力隊希望が私だけだったので、病院としても学校としても、説得したかったのだろう。



そして、病院の婦長が、一度オッサンと話をさせてくれと言って来た。

卒業までの数ヶ月、我慢してくれと言うつもりだったらしい。

元入院患者だったので、面識が無い訳ではない。





その上、父が


『寮生活はやめさせて、自宅から通勤通学をさせる!

 送迎はワシがやる!!

 家からは一歩も出さん!!』



と言い出した。

実質、オッサンとは別れろと言う事だ。

けれども父は私に

『二人で一生懸命頑張って稼いで、少なくとも100万円を貯めろ。

 その間は、一切逢っちゃいかん。

 どうしても結婚したいとの気持ちが有れば出来るはずだ!!』


と言った。


父としたら、私がオッサンと一切逢えない様にさえなれば、すぐにオッサンなんかの事は忘れてしまうと思った様だ。


ある意味正解だとは思う。


けれども、それ以上に良く解っているのはオッサンだ。


二人で相談した結果。



妊娠しちゃえ♪



と言う事になった。



さすがに堕ろしてまで別れろとは言わないだろうから、と決めた。


手始めに、病院に退職届を書いて辞めた。

その日のウチに引っ越しをして、実家に戻った。

それと同時に、オッサンは狭いアパートから、ちっとだけ広いアパートに引越しした。



なんと、次の生理が止まった。


妊娠した。








私はオッサンに連絡した。

オッサンはとてもとても喜んだ。



しかしだ…。

私は実家に住んでいる。

はて、どうした物か…。



と、悩む訳でも無く、とりあえず母に相談した。

母は


『やっぱりね。そうじゃないかと思ったのよ~。

 さっさと荷造りして、明日にでも○○さんの所に行きな。

 お父さん、うるさいから!!』


次の日に、荷物を全て引越しのトラックに積み込んで、オッサンの待つアパートに引っ越した。


オッサンは前日事情を私から聞いていたので、会社を休んで家で待っていてくれた。


トラックから荷物が運び込まれ、やっと一息と言うところで

オッサンが

『今から行って来る!!』

と、立ち上がった。



(・o・ ))(( ・o・) どこに??



『かづぷーちゃんの家に、挨拶しに行って来る!!』



いや…、別に行かんでも…



『男のケジメとして行って来る!!』



そんなに言うんなら、ドーゾ、ドーゾ。



『殴られてもイイ様に、コンタクト外してメガネにして行く!!』



そりゃ、気合の入った事で…



父が仕事から帰って来る夕方に合わせて、オッサンは出て行った。



1時間後…



『ただいま~』



見た所、無事だ。

『どうやった?』



『あぁ、お父さん、布団頭からかぶって、寝込んでた。』



( ̄◇ ̄;)エッ



『そんでな、僕が話をすると



あいつは


お前にやったから!


煮るなり焼くなり


好きにしろ!!って


言われた♪


(´▽`)ゞへへっ






そして、次の日に入籍した。

入籍の次の日に、看護学校には退学届けを出した。

医師会に所属している病院に勤務していない場合、授業料は倍になる。

1ヶ月の授業料が約5~6万円。

実習費や、実習場所の病院に通う交通費は実費。

その上、妊娠しているからと、他の生徒と同じ速度で階段の昇降は出来ないし、重い物も運べない。

患者の搬送や、体位変換、入浴介助や様々な体力仕事がほとんどの実習。



それに、オッサンが私の父に宣言した

『看護婦になって貰う気は有りません!!』

が頭に有ったので、迷う事無く退学した。




(私を看護師だと思っていらっしゃった方、ごめんなさい。

 ココで書こうと思っていたので、誤解させたままで、本当にごめんなさい。)







オッサンは夫となった。



夫は

『結婚式しよう!!』

と、突然言い出した。

それも、私の親兄弟、親戚友人を招いての結婚式を。



なにやら、父に挨拶に行った時、父からボソッと


『かづぷーには、花嫁衣裳は着せたってくれ…』


と言われたらしい。





夫の休みに結婚式場に行き、見積りを取る。

身内や友人のみで、それも私側ばかりなのだから安く出来ると解った。

式を挙げるのなら、早いに越した事が無い。

ドンドンお腹が大きくなるのだから、ウエディングや着物が入らなくなる。



挙式披露宴の日にちが決まった。

成人の日しか空いていなかった。

本当ならば、私が出るはずの成人式の日だ。



案内状は発送せずに、電話連絡で済ませた。

私の身内ばかりなので、そんなに堅苦しい人は居ない。





挙式当日。


父も母も弟たちも、親戚たちに友人と、私の『おてもやん姿』を見に来てくれた。


父も母も喜んでくれた。


新婚旅行は、妊娠も有るので近場で済まそうと言う事になり、白浜に2泊3日にした。



宿に着いた時だ。


夫があちらこちらをチェックしだす。

夕食になると

『刺身が少ない』

だの

『ビールが1本付いて来るはずなのに…』

だの

『部屋はもっとイイはずなのに…』

と、延々と文句を言い出した。

次の日には、部屋で昼まで寝ていると夫は言い出す。

観光には行かないのかと聞くと

『そんな金は無い。』

と言った。

その日はそのままずっと宿から出なかった。

夫は温泉好きで、1日の内に10回以上は入っていたと思う。

夫の温泉旅行に、ただ付き添いに来たかの様だ。

そして次の日。

夫が動物園に行こうと言った。



近場の新婚旅行なのに、なんでわざわざ動物園…?



けれども、ただグルグル無口な夫と周るだけで、私はちっとも楽しくなかった。


おまけに、ラクダの前で写真を撮りたいと思い、夫に撮って貰ったのだが、

やれ

『アングルがどう』

とか

『光が逆光だ』

とか

『もっとこっちに顔を向けて』

だとか注文がうるさく、グズグズしているうちに



ラクダに噛まれた。




帰りの電車までだいぶん時間が有るので、駅前の喫茶店で待とうと言う事になる。

夫はホットコーヒーで、私はオレンジジュース。

少し小腹が空いたので、夫に

『ホットケーキ食べてイイ?』

と聞いた。

夫の答えは

『お金、掛かるやん…』

だった。

私はムッときたので

『それくらい、私が出すよ!!』

と言った。

何も夫に出してくれとは言ってないし、なんでそんなネガティブな言い回ししか出来ないのか。





新婚旅行の帰りには、スーパーに寄って帰った。

色々な意味で疲れたし、次の日には夫が出勤だったので、その日は早々に休んだ。







次の朝、夫にお弁当を持たせて送り出す。

前日の荷物の整理や、洗濯に掃除と忙しく時間が過ぎる。

あっと言う間に昼近くの時間になった。










そこに電話が鳴った。

私は夫から

『いたずら電話が多いから、先に自分の名前を言ったらダメだよ』

と言われていたので

『はい、どなたですか?』

と、電話に出た。





























『「はい、○○です」って


言うんだよ!!


電話の出方も


知らないのか??』










オッサン母

義母だった。



なぜ?

なぜ??

なぜ???



































『○○家の嫁になったからには、



これから私の言いなりに



なって貰うからね!!



アンタが恥じかけば



息子が恥じかく。



言うなれば、私らまで



恥かく事になるからさ!』

































私の地獄の様な日々の幕開けだった。

















(まぁ、一応昔の話なので、もう済んだ事だと思って読んで下さいね。)


続きます(笑)












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