地球人は、顕在意識と潜在意識が分裂している、ということを、エイブラハムも、バシャールも、よく知らない。
エイブラハムもバシャールも、理論だけ聞くと、ものすごくカンタンそうに、きこえる。
理論じたいにも、矛盾らしきものは感じられず、むしろ、
『現実は、そう簡単ではないんだよ!』と言おうとしたときに、具体的に『どう』簡単ではないのか、説明することのほうが、難しいくらいだ。
それにもかかわらず、彼らの理論どおりに生きている人間は、あいかわらず少数派であり。多くの者たちにとっては、それについて、滔々と語ることはできても、現実的には、何の効力もなく。ようするに話題のタネが ひとつ増えただけだった、という。まったく、いつもどおりの結果に終わってしまった。
地球上に数多ある、ありとあらゆるメソッドに関して。
1.とても耳ざわりの良い、魅力的な理論を展開。
2.しかし、やってみても、ほとんど、もしくは、まったく効果は得られず。
3.ようするに、話題のタネが、増えただけ。
―――こうしたありかた。言ってみれば「ニセモノを付与される」ことに、わたしたちは、あまりにも、慣れすぎてしまっている。
いかがだろうか?
一度でも「本物」に出くわしたことが、あっただろうか??
だから。
エイブラハムやバシャールに関しても、いつもどおりの、わかりきった展開になっただけであり、「やっぱり。」「またか。」で、終わりにすることだって、できる。
しかし。毎回毎回、変わることなく、
『本物の理論を提供されても、ニセモノとしてしか、扱えない。』
のは、どういうわけなのか。
つまり、理論どおりやってみても、何の結果も得ることはできず、その点から言えば、それはニセモノでしかない。しかし、理論そのものに矛盾は見当たらず、それどころか、そこには、あなた自身の「本物であってほしい」という願望も乗せられているので、理論じたいを否定してしまうことはできず、「バシャールはペテンでエイブラハムはインチキ」と断言してしまうことも、できない。
すると、結局、こうなる。
表向きは、
「エイブラハムは、すばらしい!」 「バシャールは、すばらしい!」
と言いつつも。では、実際に どのような成果が挙がったかと問われれば。針小棒大に、盛大に話を盛ってしまうか。
黙って下を向くか。または、じつはね……と、ちいさな声で打ち明けるしかない。
すなわち。
『エイブラハムやバシャールが、まちがっているわけじゃないんだ。自分が未熟すぎて、法則をうまく使いこなせないでいるだけなんだ』―――と。
でね。
いま、ここで掲げたこの一文に、問題のすべてが凝縮されている、と思う。
わたしとしては、このような思考パターンの持ち主を、信者体質と呼んでいる。エイブラハムやバシャールは、教祖になりたいとか、たくさんの地球人を信者にしたい、などとは まったく考えていないはずだが―――地球上の富、地球のお金を集めても、彼らには何の意味もないのだ―――ほかならぬ地球人たちが、その、たぐいまれなる信者体質(笑)によって、彼らを教祖へと まつりあげてしまうのだ。
彼ら:エイブラハムやバシャールの名を唱えても、唱えなくても、『法則』の効力には何の影響もないのですが、あなたはそのことを、はっきりと認識できているでしょうか??
彼らが『宇宙の法則』を伝授してくれたのなら、単に、それを使いこなせば良いだけなのに。そのようなことは絶対にできずに、なぜか、
『宇宙の法則』をマスターしている彼らを、讃えるという方向に、行ってしまう。
あなた自身が『法則をマスターする』ことは許されては、いないのだろうか??
すこし冷静になって考えてみれば。
『宇宙の法則』を伝授されたのなら、それを体得して、使いこなせるようになれば良いのだし、そうすることが、伝授してくれた彼ら自身の望みでもあるはずだ。
それにもかかわらず、実際に行われていることと言えば、彼らを教祖の地位にまでまつりあげ、崇めたてまつることであり、この倒錯ぶりには、呆れるしかないし、笑うしかない。
しかも、実際に当事者になってしまえば、こうした風潮とは完全に無関係になるのは難しい。わたし自身、第173話/第174話で、ある種の批判を書くことにさえ、いちいち勇気が要ったほどだ―――。
相手は、『無償で、教えてくれた』のに。
こっちは、その人をまつりあげて、崇拝して、しかも
『有料にしてしまう。』
この、滑稽すぎる馬鹿話を、人類は、いつまでも、やめられないでいる。
思い返してみてほしい。イエス=キリストやゴーダマ=ブッダの頃から、人類は、まったく同じことをしているのだ。
現在でいえば、Happyちゃんに対しても―――。
地球上の人間は、顕在意識と潜在意識が分裂してしまっており。
そのことが、どのような影響をもたらすか、
エイブラハムやバシャールも、じつは、よく、わかっていない―――
今回分 ここまで。
続きは 明日また掲載します。
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4回連続シリーズ起承転結の起。
