以前、『国宝』の映画を観たことを記事に書いた。
今度は小説を読んだ。
上・下巻のある長編だ。
映画でストーリーが分かっているので、
「ああ、ここはこういうことだったのか」と
細かいところを確認しながら読んだ。
小説のほうが登場人物が多く、
ひとりひとりの心情や変化、成長などが
細かく描かれている。
映画を先に観ておいてよかったと思った。
歌舞伎に関する説明も、
映画で先にその美しさや演目を観ていたので、
小説を読んでいてもイメージしやすかった。
もし映画を観ずに小説から読んでいたら、
歌舞伎になじみのない私には、
このあたりでちょっと挫折していたかもしれない。
それに、映画を観ているからこそ、
「あの場面は小説ではどうなっているんだろう」と
確認したいところもあった。
そんなふうに、映画と比べながら読めたので、
長編だったけれど、面白く読み進めることができた。
ただ、小説のほうが重い部分が多い。
映画は、この大作をよく3時間に
まとめたものだと思う。
そして、映画のほうが後味がよく
仕上げられているように感じた。
映画を観て感動した方、
歌舞伎が好きな方には、
ぜひ小説も読んでみてほしい。






