以前の記事の続きです。
今年の入試問題より「鳩の巣原理」を取り上げます。
太郎さんとお父さんが、学校で習ったことについて話しています。次の《会話》を読んで、あとの⑴〜⑶の問いに答えなさい。(六甲学院2024)
《会話》
太郎さん「今日、学校で『鳩の巣原理』という考え方を習ったよ。」
お父さん「へえ、学校ではいろんなことを習うんだね。どんな考え方か教えてくれるかい。」
太郎さん「たとえば鳩が5羽いて、鳩の巣が4つしかないとする。このとき、すべての鳩が巣に入っているとすれば、必ず2羽以上入っている巣があると言える、という考え方のことだよ。」
お父さん「(少し考えて)なるほど!それはその通りだね。それはどのようなことに応用できるのかな。」
太郎さん「たとえば、班員が8人の班の中で、2人は同じ曜日に生まれたはずだよ。」
お父さん「そうか、それが何曜日でどの2人なのかは分からないけれど、『鳩』にあたるものが[ (ア) ]、『巣』にあたるものが[ (イ) ]だと考えれば、確かに2人は同じ曜日に生まれたはずだ、ということがわかるね。」
⑴ (ア)、(イ)に入る適当な言葉を、《会話》の中から抜き出して答えなさい。
(ア) 班員、(イ) 曜日
太郎さん「他にも、1辺の長さが2cmの正三角形の中に点を5つかくと、その5つの中に、1cm未満の線で結べる2つの点が必ずあると言えるよ。」
お父さん「なるほど、『鳩の巣原理』は広く応用できる考え方なんだね。」
⑵ 『鳩の巣原理』を用いる例で、《会話》の中に出てきている例と異なるものを1つ考えて答えなさい。また、その例での『鳩』と『巣』にあたるものは何か答えなさい。ただし、数字を変えただけのものは、異なる例とはみなしません。
ChatGPTで出てきた答えを参考に解答例を考えてみました。
「5人の友達がいるとき少なくとも2人は同じ血液型(A、O、B、AB)である。このとき『鳩』にあたるものは5人の友達、『巣』にあたるものは血液型となる。」
⑶ 下線部*はなぜですか。『鳩の巣原理』を使って、正しく伝わる言葉で説明しなさい。解答用紙の図を説明に使っても構いません。ただし、「正三角形の中」には辺を含みません。
*「下線部」は青字で示した
たとえば次のような説明が考えられます。
「この正三角形は1辺の長さ1㎝の4つの小さな正三角形に分けられる。「正三角形の中」には辺を含まないから、5つの点のうち少なくとも2つの点はこの小さな正三角形4つのどれかの中(頂点は含まない)にある。このときその2点の長さは必ず1㎝未満になる。よってその5つの中に1㎝未満の線で結べる2つの点が必ずある。」![]()






