アメリカのメモリー企業のマイクロンはHBM3E/4のHBM(DRAM)以外にもキオクシアと同じNANDメモリーも作っています。
まず、マイクロン全体の四半期ごとの売上と営業利益を見てみます。
(US株探から)
前年同期比でもとんでもない伸びなのですが、前四半期で見ると
売上で74%増、営業益で107%増。
キオクシアの製品であるNAND部門を切り出してもらうと
(旧Storage Business Unit開示が新事業部制で消えたのでAIで推定)
前年同期比で売上 360%増、営業利益4,938%増
前四半期比で売上 98%増、営業利益167%増
NANDは元々儲かってなかったので、単価が爆発的に上がったことで増益比率が大きいことが分かります。
以前に纏めたNANDの平均価格(品種ミックス)をAIに推定してもらうと
価格推定(ASP指数)はFY24 3Qを1として何倍に値上がりしているのか表しています。
FY26 3Qは5.16倍にもなっています。
前四半期比で価格が1.9倍程度(約90%増)になっていることが分かりました。
価格の上昇はまだ収まっておらず寧ろ加速している状況です。
この記事で
1Q(4-6月)の業績は会社側から開示されており、売上1兆7,500億円、営業益は1兆2,980億円の見通しです。これとマイクロンの価格推移、キオクシアの数量は殆ど変わらないと推定すると価格(ASP指数)が3.6倍と推定できました。
(1ヶ月決算期間がマイクロンとキオクシアでずれている点には注意必要)
これから言えること
・キオクシアの1Qの業績見通しより更に上振れる可能性がある。
・売上1.9兆円(マイクロンの価格前期比1.9倍)、営業利益1.42兆円(売上x営業利益率75%)ぐらいか?
※営業利益率は会社推定の75%を使用
キオクシアの1Qの決算は8月上旬に出る予定なので答え合わせは出来ます。
決算発表後お祭りになる可能性もありそうです。単位株だと1,000万円もかかるので、ETFの200Aを安い時に仕込んで決算後売り抜けるのも面白いかも。^^
マイクロンの価格推移をWatchしておくと1ヶ月前に業績が推定できます。但し、適正価格(PER)は価格変動が大きいので中々評価が難しい。
(投資は自己責任でお願いします)
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(追記)
数日前にSKハイニックスがHBM4の生産を落とすとの記事が韓国のメディアに流れていました。今日のマイクロンの決算でも汎用DRAMの利益率がHBMに追いつき・追い越した今、2大サプライヤーが揃って「HBMを過剰に作らない」方向に行っているのは事実のようです。
エヌビディアはRubinの立ち上がりが遅れ(歩留まりで粗利益も落ちる)、株価は低迷するかも知れませんが、メモリーメーカは平均価格が下がらなければ影響は受けにくいかと思います。中国メーカー他汎用DRAMを大量に作ると価格低下はあり得ますが、エッジAIが本格化すればDRAM需要は落ちないように思います。



