ジョン・クローリー監督
あまりに悲しいストーリー
でも これが現実?
主役を演じた
アンドリュー・ガーフィールド君の演技が光る
秀作です
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イギリス・マンチェスター
少年院に10歳から14年間 服役していた青年が出所した
監察司のテリー(ピーター・ミュラン)は
彼を甥として引き取り 住まいと仕事を世話し
更生の道を歩ませる
「過去の君は死んだ。ふり返らず未来だけを見ろ」
テリーは 力強く言い聞かせ
青年に ジャック・バリッジという名を与える
ジャック(ガーフィールド)は
翌日から 運送会社で働きだし
仕事上の相棒・クリス(ジョーン・エヴァンス)とも
次第に打ち解け
やがて 同じ職場の
ミシェル(ケイテイ・リオンズ)という 恋人も出来た
一方、監察司のテリーは 妻と離婚して以来
ずっと疎遠だった一人息子と 暮らしはじめたが
息子はニートで ひきこもりで 酒浸りの毎日
そんなテリーにとって 真面目で素直なジャックは
実の息子以上の 存在になっていた
しかし世間は
ジャックの犯罪を 忘れ去ってはいなかった
ある日の新聞に
少年犯罪で服役していた "BOY A"が出所したと
大きく報道され
ネットでは面白半分に
彼の現在の情報に 2万ポンドの賞金が付く
"BOY A"こと
ジャックが10歳の時に 起こした犯罪は
事件当時「悪魔の少年」とまで呼ばれた
残虐な少女殺人事件だった
幼い頃のジャックは 実名をエリックといい
内気で気が弱く 上級生からは毎日のように
暴力で虐められ
家では
癌を患っている母親からは 見捨てられていて
粗暴な父親にも 無視されていた
そんな孤独なエリックに
フィリップという 同じ10歳の友達ができる
はじめて できた友達
しかし 自分の兄から
性的暴力を受け続けて来たという フィリップは
残忍で犯罪まがいの 悪さをする少年だった
そして 少女への殺人は
まったく些細な 口喧嘩がきっかけで
主犯はフィリップで
エリックは 引きづられただけの 犯行だったが
この惨たらしい事件は 世間を震撼とさせた
法廷のシーンは 胸を突かれる
「こういう少年は、更生を期待して量刑を決めるのではなく
我々の子供が安心して暮らせるために
法の許す限り 施設に隔離するべきだ」
声高な検事の声に
被告人の少年二人を取り巻く傍聴人から
割れんばかりの拍手が起こる
誰からも 愛されたことのない二人の少年
フィリップはこの後
少年院内のリンチで 17歳で殺害された
そして現在のジャックに
ある朝 突然、掛かって来た 職場からの電話
「もう出社しなくていい。二度と来るな」
「 "BOY A"の正体は ジャック・バリッジ」
それは 思いがけない人物によって
新聞社に 密告されたのだった
アパートの周辺に 押し寄せるマスコミ
今まで親しくしてくれた人々は
彼の電話に いっせいに背を向け
何故か、観察司のテリーとも連絡がとれない
追い詰められ
屋根裏から脱出した ジャックは
終点までの片道切符を買って 電車に乗った
もうどこにも 帰らない
ほんとに胸が詰まる
自分から人に 愛情を寄せる術も 知らない青年にとって
父親のような存在の監察司も
親友も 恋人も
向こうから好意を見せてくれた 職場の同僚である
残酷な人生、結末でしたが
こういう人は 確かにいるのだと思う
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アンドリュー・ガーフィールド
24歳のときの作品
この同じ年には
ロバート・レッドフォード監督
『大いなる陰謀』でデビューしましたが
ジャスミンは 初主演の この『BOY A』から
陰ながら応援していたのよ
それから、ほぼ3年で
カズオ・イシグロ原作『私を離さないで』
デヴィット・フィンチャー監督『ソーシャル・ネットワーカー』
メル・ギブソン監督『ハクソー・リッジ』などで
たくさんの賞を受賞した
ジヤスミンは 見る目があったのだ!
『スパイダーマン』でも有名になったけど
私は
遠藤周作・原作 マーチン・スコセッシ監督
『沈黙』の アンドリュー君が一番好きです
このとき33歳 立派になりましたね










