托鉢帰りの和尚、自販機で“限界を知る” | 猫ポスト

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コーギー、猫との暮らし。昨年はベンガル猫をお迎えし、ダックスと銀次郎を看取りました。

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住宅街、夕方。

托鉢帰り——

風、そよそよ。


ジャンジャン和尚

👉 やや疲労

👉 腹、鳴る

「本日の托鉢——成果ゼロであります……」


間。


スッ……

自販機、発見。

👉 目、輝く


「文明に頼るであります」


👉 小銭チャリン

👉 ボタン、ポチッ


ゴトン。


缶、出現。


ジャンジャン和尚

👉 ラベル確認



「ULTRA STRONG LEMON」


間。


「強そうであります」


👉 プシュッ……


ゴク。


ピタッ。



👉もう一口

👉さらにもう一口


ピタッ……


「……酸っぱい」


間。


👉考える


「いや——」


「“酸っぱいと言えば酸っぱい”であります」


👉もう一口


「ちょっと酸っぱいレモンスカッシュ程度であります」


風、そよそよ。


👉飲む

👉また飲む


ジャンジャン和尚

👉 缶をじっと見る



「ULTRAとは何だったのでありますか」


遠くで——

木魚

コーン……


トラ住職(気配のみ)

「托鉢の後は——水でよい」


ジャンジャン和尚

👉 固まる


「……次は水であります」


間。


👉最後の一口


ゴク。


👉空缶


スッ……


「またいつか買うかもしれないであります」


間。


👉ゴミ箱へ


ポイッ



「(買わない)」


👉 腹、再び鳴る


グゥゥゥ……


ジャンジャン和尚

「結局、何も満たされていないであります!!」


風、そよそよ。


――完――

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