【悲報】忘己利他、やりすぎて昼飯が完全消滅しました | 猫ポスト

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コーギー、猫との暮らし。昨年はベンガル猫をお迎えし、ダックスと銀次郎を看取りました。

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前話


さらにその後。

おばちゃんが、差し入れを持ってきた。


湯気の立つ大判焼き。

しかも、できたて。

しかも、あんこたっぷり。


おばちゃん

「みんなで食べな〜」


その瞬間。

ジャンジャン和尚の耳がピクッと動いた。

鼻が震える。


スンスンスンスン……


メルタン住職

「顔が正直」




ジャンジャン和尚は、ぐっとこらえた。

「忘己利他……

忘己利他であります……」


そして一個取ると——

潮音ちゃんに差し出した。


「どうぞであります」



潮音ちゃん

「えっ、いいの!?」


ジャンジャン和尚

「他を利するのであります」


潮音ちゃん

「やったー!」


潮音ちゃん、即座に食べる。


パクッ。


ジャンジャン和尚、固まる。


メルタン住職

「すごい顔してますよ」


ジャンジャン和尚

「想像以上に早かったであります……」


さらにさらに——

マロンちゃん登場。


おばちゃん

「マロンちゃんにもどうぞ〜」


ジャンジャン和尚、また震える。


大判焼きは残り一個。


全員、ちらっと見る。

ジャンジャン和尚。

見る。

大判焼きを。

見る。

マロンちゃんを。

また見る。

大判焼きを。


メルタン住職

「今すごい戦ってますね」


ジャンジャン和尚

「これは……」


「これはもう……」


「ほぼ最終試練であります……!!」


そして——

ぶるぶる震えながら、最後の一個を差し出した。

「どうぞであります……」


マロンちゃん

「ほんとに?」


ジャンジャン和尚

「はいであります……」


マロンちゃん

「じゃあ遠慮なく」


パクッ。

完食。


ジャンジャン和尚

「…………」


メルタン住職

「抜け殻みたいになってますけど」


ジャンジャン和尚

「利他は……重いであります……」


最終話につづく

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