【爆笑】悟った瞬間、だいたいズレてる犬(忘己利他編) | 猫ポスト

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コーギー、猫との暮らし。昨年はベンガル猫をお迎えし、ダックスと銀次郎を看取りました。

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春のニャン寺。

ぽかぽか陽気。

風はやさしく、境内には桜の花びらがふわふわ舞っていた。


本堂の前では——

トラ住職が、静かに説法をしていた。




「今日の言葉は——

忘己利他(もうこりた)


メルタン住職、うなずく。

「己を忘れて、他を利する……ですね」


トラ住職

「うむ。」


ジャンジャン和尚も、めずらしく真顔だった。

「つまり——」


「自分のことは後回しにして、相手のために動く。

そういう心でありますな」


トラ住職

「その通り」


メルタン住職、小声。

「今日すごくちゃんとしてますね」


その時だった。


ジャンジャン和尚、カッと目を見開いた。

「悟ったであります」


メルタン住職

「早いですね」


ジャンジャン和尚は立ち上がった。


「本日より拙僧——

忘己利他の犬になるであります!!」


メルタン住職

「急に肩書きが強い」


その数分後。

境内の掃除当番。

本来なら、メルタン住職とジャンジャン和尚が半分ずつ落ち葉を集める予定だった。


すると——

ジャンジャン和尚、ほうきをメルタンに差し出した。

「どうぞであります」


メルタン住職

「え?」


ジャンジャン和尚

「自分の持ち分を忘れ、他人を利するのであります」


メルタン住職

「いや、それはただの丸投げです」


ジャンジャン和尚

「違うであります。

これは仏の行い」


メルタン住職

「仏はそんな雑に押しつけないです」


しかしジャンジャン和尚、まったく動じない。


「では拙僧は、精神面で支えるであります」


そう言うと——

少し離れた縁側に座り、

じっと見守り始めた。


メルタン住職

「めちゃくちゃラクな役じゃないですか」


ジャンジャン和尚

「応援もまた慈悲」


メルタン住職

「言い方だけ立派」


↓つづき



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