村長の「待てば海路」の斜め上な解釈 | 猫ポスト

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コーギー、猫との暮らし。昨年はベンガル猫をお迎えし、ダックスと銀次郎を看取りました。

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ある日のニャン寺。

春のやわらかい風。

静かな境内。


チビ子村長、机で腕組み。

「今日は——動かん」


メルタン住職

「えっ」


チビ子村長

「待てば海路の日和あり」


「つまり——待てばいい」


ドン。


メルタン住職(心の声)

(たぶん違う)


メルタン住職

「掃除…どうしますか?」


チビ子村長

「待て」


数分後。

風、サラサラ。

落ち葉、ひとひら。


さらに数分後。

ヒュウ…

落ち葉、増える。


メルタン住職

「増えてますけど…」


チビ子村長

「流れが来ている」


さらに——

ビュオオオオ!!

落ち葉、大量。


メルタン住職

「いや来すぎです!!」


境内、半分埋まる。


メルタン住職

「もう掃除しませんか!?」


チビ子村長(微動だにせず)

「待てば整う」


その瞬間。

ドサァッ!!


屋根からも落ち葉。

完全にカオス。


メルタン住職

「整ってない!!」


数秒の沈黙。


チビ子村長

「……これは」

ゆっくり立ち上がる。


「待ちすぎた」


その後——

2匹で必死に掃除。

ザッザッザッ!!


数分後。

なんとか元通り。


2匹、ぐったり。


そのとき。

足音、コツ…コツ…


振り返ると——

トラ住職。



静かに境内を見る。

2匹を見る。


「“待てば海路の日和あり”とは——」


「今は状況が悪くても、焦らずに待っていれば、

必ず航海に適した絶好の日——つまり“チャンス”がやってくるということだ。荒れた海も、いつかは凪ぐ。だからこそ、忍耐が必要な時期に、自分や誰かを励ますための言葉なのだ」


メルタン住職

「……待つって、そういう意味なんですね」


チビ子村長

「……」

(ちょっとだけ反省顔)


チビ子村長

「……で、団子は待てば来るか?」


メルタン住職

「それは来ません」



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