怪盗、盗む物を間違える① | 猫ポスト

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コーギー、猫との暮らし。昨年はベンガル猫をお迎えし、ダックスと銀次郎を看取りました。

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深夜。

アジト。

空気が重い。


テーブルの上には――

作戦図。


そして。


沈黙。


ルパン、なぜかパンダを抱えている。

たま緒、目を伏せる。

茶元、汗。


原因は一つ。

伝説の鈴、盗み損ねた。


理由。

テツオがいた。

腕組みで。

動かなかった。


ただ立っていただけなのに、

突破不可能だった。


もはや壁。

いや。

建造物。


ルパン、低く言う。

「次は……私が行く。黒猫だからな。」


意味はよく分からないが、

説得力だけはある。


茶元、小声。

「色、関係ある?」


無視。


作戦変更。


狙いは――

光り輝く黄金の仏像。


理由。

「鈴より高そうだから。」

わりと雑。


その夜。

ニャン寺。

静寂。

月明かり。


ルパン、屋根に降り立つ。

音なし。

完璧。



するり。

侵入成功。

警備――なし。


テツオ。

なぜかいない。

(ジャンジャンと夜食中)


運がいい。


そしてそれは、

なぜか縁側にあった。


黄金。

まぶしい。


ルパン、震える。

「……勝った。」


布に包む。

撤退。

完璧。

怪盗史に残る仕事。


アジトの庭。

たま緒。

「開けましょう。」


茶元。

「歴史的瞬間だ。」


ルパン、ゆっくり頷く。

包み、開く。


沈黙。


……

…………


小判を抱えた。

金の招き猫。


しかも。

底にシール。



【ニャンニャン土産センター】

3,980N$(ネコドル)


つづく。



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