メルタン住職、悟りを開きかける | 猫ポスト

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コーギー、猫との暮らし。昨年はベンガル猫をお迎えし、ダックスと銀次郎を看取りました。

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昼の境内。

ぽかぽか陽気。



トラ住職、縁側で座禅。

完璧な無。


その横で――

メルタン住職も挑戦中。


メルタン(心の声)

「無になる…無になる…」


――ポト。



どこからか、どんぐりが落ちる。


メルタン

(…食べられるかな)


ハッ。


「いけない!!雑念!!」


再び集中。


――ヒラッ。



落ち葉が肩に乗る。


メルタン

(秋だなぁ…焼き芋…)


ハッ!!

「違う!!無!!」


さらに集中。


そのとき。


ジャンジャン和尚、全力疾走で通過。

「住職ーー!!団子屋来てますーー!!」


メルタン

(団子!?)


目、全開。


トラ住職、うっすら目を開ける。


「……メルタン住職」


メルタン

「はい!!」


住職、静かに言う。

「あなたは今、

悟りではなく“みたらし”に近づいていました」


沈黙。


ジャンジャン、真顔。

「それ、めちゃくちゃ美味しいやつです」


トラ住職、そっと合掌。

「修行とは、

団子屋が来ても動かぬ心のことです」


その瞬間――


メルタンのお腹。


グゥゥゥゥ。


トラ住職、目を閉じる。

「……今日はここまでにしましょう。」



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