朝三暮四(ちょうさんぼし)① | 猫ポスト

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コーギー、猫との暮らし。昨年はベンガル猫をお迎えし、ダックスと銀次郎を看取りました。

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朝の本堂。


木魚の音。

静かな空気。


トラ住職、正座。

メルタン住職、その隣。

ジャンジャン和尚、なぜか正座が浅い。



トラ住職

「今日は“知恵”の話をしましょう」


ジャンジャン和尚

「はっ!ご飯の話ですか!」


トラ住職

「違います」


トラ住職

「たとえば――」


石を四つ、三つと並べる。


「朝に四つ、夕方に三つ渡すのと」


石を組み替える。

「朝に三つ、夕方に四つ渡すのでは」


メルタン住職

「合計は同じですね」


トラ住職

「そうです」


ジャンジャン和尚

(真剣な顔)

「でも…?」


トラ住職

「前者は不満が出て、後者は喜ばれます」


ジャンジャン和尚

「えっ!?ズルくないですか!?」


トラ住職

「人は“量”より“順番”に心を動かされるのです」


ジャンジャン和尚

「なるほど…!」


(深くうなずく)


ジャンジャン和尚

「じゃあ!」


立ち上がる。


「今日のおやつ、朝にクッキー3枚、夕方に4枚にしてください!!」



メルタン住職

「……」


トラ住職

「……」


トラ住職

「ジャンジャン和尚」


ジャンジャン和尚

「はい!」


トラ住職

「本日は」


一拍置いて。

「朝にゼロ、夕方もゼロです」


ジャンジャン和尚

「ええっ!?話が違う!!」



つづく。

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