朝の本堂。
トラ住職と並んで、ジャンジャン和尚、正座。
トラ住職
「では、黙想です」
ジャンジャン和尚
「はい!!」
…………
…………
3秒後。
ジャンジャン和尚
(ヒソヒソ)
「今、黙想って合ってますか?」
トラ住職
「……黙ってください」
「はい!!(小声)」
再び静寂。
…………
5秒後。
ジャンジャン和尚
(ヒソヒソ)
「これ、目は開けたままでいいんですか?」
トラ住職
「……」
再び静寂。
…………
7秒後。
ジャンジャン和尚
「トラ住職、
今、何考えてます?」
トラ住職
「……何も」
ジャンジャン和尚
「すごい!!」
感動したジャンジャン和尚、
思わず拍手。
パンッ。
トラ住職
「……」
ジャンジャン和尚
「すみません!!今のは心の拍手です!!」
トラ住職
「音が出ています」
その瞬間。
ジャンジャン和尚の腹
「ぐぅぅぅ……」
ジャンジャン和尚
(小声)
「今のは私じゃないです」
トラ住職
「……あなたです」
黙想、終了。
トラ住職
「本日の黙想時間、
記録します」
ジャンジャン和尚
「はい!!
何分でしたか!?」
トラ住職
「黙っていた時間、ゼロ秒」
ジャンジャン和尚
「逆にすごくないですか!?」
トラ住職
「……ええ」
その日の日誌。
黙想とは
“黙る修行”であると
何度も説明したが
理解は次回に持ち越す。
ジャンジャン和尚の感想。
「黙想、
めちゃくちゃ難しいです!!
でも楽しいです!!」
(失敗、大成功)
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