ある日の午後。
村役場の縁側。
チビ子村長は、
村長席にどっしりと座り、
腕を組んでいた。
顔は――
とても真剣。
そこへ現れる。
キンブリ不動産・ブリちゃん。
ブリちゃん
「失礼します!
本日は、村の将来を見据えた
ご提案を――」
チビ子村長
「……ふむ」
(うなずく)
ブリちゃん、
資料を広げる。
ブリちゃん
「こちら、新しい役場兼お寺プランでして――
日当たり良好、
畳は最新素材、
屋根は雨音が心地よく――」
チビ子村長
「……ほう」
ブリちゃん
「さらに!
村長専用席は
少しだけ高級な座布団を――」
チビ子村長
「……」
一同、
異変に気づく。
チビ子村長、
目を閉じたまま――
スゥ……
スゥ……
ブリちゃん
「……え?」
チビ子村長
(首、カクン)
(口、半開き)
(完全熟睡)
ブリちゃん
「えっ!?
私、まずいこと言いました!?」
奥から現れる、トラ住職。
トラ住職
「いえ。
通常運転です」
ブリちゃん
「えっ」
トラ住職
「長い話、あたたかい場所、座布団。
三拍子そろうと、こうなります」
ブリちゃん
「……では、
これは……」
トラ住職
「最高評価です」
ブリちゃん
「!?!?!?!?!?!」
にほんブログ村


