「不機嫌は怠惰」
ゲーテの”若きウェルテルの悩み”の中の有名な一説ですが、最近つくづくこれを実感します。
JALの同期や講師仲間に囲まれていると、どんな時も感情をコントロールし常に笑顔で人と接することを当たり前のように実践している人が多い為(皆が相当な努力をしながら)これまであまり意識もしていませんでしたが、世間一般的には、不機嫌さを露わにしてしまう人、意外と多いことに、最近気付きました。
すぐに感情的になってしまう人、仕事に追われ余裕がなくなると口調がきつくなり、イライラしている態度が伝わってしまう人も多く、とても残念に思います。
何故なら、彼や彼女達は、普段は仕事はテキパキこなす、いわゆる”デキル人”だから。
だからこそ、もったいないと感じてしまうのです。
日本航空に入社しラインアウトして間もない頃、先輩に繰り返し言われたのが
「ギャレイでは機敏に、キャビンでは優雅に」
サービスが忙しく、どれほど大変な状況下でも、キャビンに一歩出たら、慌ただしさは一切見せず、優雅に振る舞いなさいという教えです。
現在では、そのような指導は恐らく行っていないと思いますが、真っ新な新人時代に教えられたことはすーっと頭に入り、且つ、その後も残るものなのですね。
人前で慌てたり、取り乱したり、はたまた不機嫌になり、周りに感じの悪い態度を取ってしまうなんて、人として非常に恥ずかしいこと、という感覚が知らないうちに身に付いた気がします。
同じように「emotional control ができるか否かは、とても大切」そう話していたのは新卒でゴールドマンに入社し、他社外資含め30年間、外資系金融に勤めていた友人。
これは彼がゴールドマンからオファーをもらった際に聞いた話だそうですが、面接で感極まって泣いてしまったcandidate がいたようなのですが、アメリカ人の彼のボスともう1人の面接官は、そのcandidateをその時点で切ったそうです。
彼曰く「日本人的な感覚だと、そこまで思い入れがあるんだなと感心しそうだけど、アメリカ人的にはアウト。感情的になったら終わり」だと。
現役時代も、emotionalになった結果、全てを台無しにしてしまった人を何人も見てきたそうです。
忙しい時や余裕がない時、追い詰められた時に、どう振る舞えるかが、その人の本当の姿。
どんな時も心と振る舞いには余裕を持ちたいものですね。
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