昭和レトロと未来が交わる大阪の名喫茶「マヅラ」
喫茶店の数が全国一を誇る大阪。
そのなかでも、
「味よし・雰囲気よし・コスパよし」と
三拍子そろう純喫茶が、
梅田の『マヅラ』です。
昭和45年(1970年)の
大阪万博を思わせる
レトロフューチャーな店内は、
一歩足を踏み入れるだけで、
過去と未来を同時に旅するような
不思議な感覚に包まれます。
コーヒー350円とスタバより手頃
大阪駅・梅田駅のどちらからも
アクセス抜群。
まるで“宇宙船のような純喫茶”で、
なんとワンコインで味わえる
モーニングを堪能してきました。
物語を感じる店名と創業者のロマン
『マヅラ』の創業は1947年。
現在の場所・大阪駅前第1ビルへは
1970年に移転しました。
ユニークな店名の由来は、
創業者が学生時代に旅した
インドネシアの「マドゥラ島」。
現地で出会った女性との思い出を胸に、
店の名を「マヅラ」と名づけたのだそう。
そんな背景を知ると、
ただの喫茶店ではなく、
一つの“物語”を訪ねているような
気持ちになります。
入口では、
ウイスキー「ジョニー・ウォーカー」
の紳士像がお出迎え。
創業者が洋酒販売も手がけていた名残で、
ジョニ赤やビールも楽しめます。
35種類のモルトやグレーンをブレンドした
重厚さと華やかさが調和したスムースな味わい
ハイボール
(ウィスキーのソーダ割り)が
380円(税込)👏
思わず、
村上春樹さんの『海辺のカフカ』
に登場する
ジョニー・ウォーカーを思い出し、
現実と幻想の境界を
そっと歩いているような心地に。
📖 村上春樹『海辺のカフカ』
15歳の少年が家を出て
不思議な世界を旅する物語。
現実と夢のあわいを描いた
村上文学の代表作。
1970年代の夢のかけらレトロフューチャーな店内
100坪もの広さを誇る店内は、
スペースエイジを思わせるデザイン。
丸みを帯びたテーブルや椅子が
柔らかく空間を包み込み、
映画『2001年宇宙の旅』の
宇宙ステーションを思わせます。
北欧の建築家
エーロ・サーリネンが手掛けた
「チューリップテーブル」にも
通じる美しい造形。
滑らかな脚の椅子や円形のテーブルが、
喫茶店であることを忘れさせるほどモダンです。
🌷 チューリップテーブル(エーロ・サーリネン)
一輪の花のように優美なフォルム。
70cmの天板はダイニングにも
リビングにもぴったり。
清潔感のあるホワイトが
空間を明るく彩ります。
🌷 チューリップチェア
同シリーズのチェアも人気。
背面のカーブがまるでアートのようで、
一脚あるだけで
部屋の印象が変わります。
包み込まれるような座り心地と、
曲線の美しさ。
インテリア好きなら一度は憧れる名作。
⏬20世紀建築の美と暮らしを訪ねて。
リビング・モダニティ展について
天井には
月のクレーターのような凹凸。
ミラーボールの光や
キラキラ輝く照明の反射が重なり、
まるで宇宙の星空の中にいるよう。
『2001年宇宙の旅』が
公開されたのは1968年。
翌年はアポロの月面着陸、
そして1970年の大阪万博のテーマは、
「人類の進歩と調和」。
“未来”や”宇宙”を夢見た
昭和の空気が、今もここに息づいています。
どの席もVIP席のよう王様気分で過ごす優雅な空間
鏡張りの壁が印象的な店内の中心には、
大きな円形のソファが据えられています。
グレーやピンクの張地がシックで、
映画『国宝』でみたワンシーン、
往年のキャバレーのよう。
BGMは、
ジミーヒースの『グッバイジャズ』。
深みのあるテナーサックスが、
空間にしっとりと響きます。
創業者が語ったという
「どこの席に座っても
自分が王様と思えるような、
そんな席を作りたい」という想い。
その言葉の通り、
どこに座っても堂々として、
不思議な誇らしさを感じます。
丸みを帯びた背もたれが
優しく腰を包んでくれる
よく歩く日に欠かせないコンバース
ネットだと送料無料で安い。
家まで届けて
もらえるのもありがたいです。
これで500円!卵サンドのモーニング
朝9時から11時までのモーニングでは、
卵サンド(ハーフ)
またはトーストに、
350円のドリンクが付いて、
なんと税込500円。
ほどなく運ばれてきた
見た目も美しい卵サンド。
ふわふわのパンには、
ゆで卵から丁寧に作られた
卵サラダがたっぷり。
シャキシャキのレタスも
入っています。
クリーミーな黄身のなかには、
キレイにサイコロ型に切られた
白身が食感のアクセントに。
確か
村上春樹さんの『羊をめぐる冒険』かな。
「具材の切り方で味が決まる」
と書かれていたけれど、
まさにその通り。
私は、
白身も黄身も一緒くたにフォークで
潰しちゃっているので、
ここでおいしさに差がつくんだな。
ひとつひとつの手仕事に、
懐かしくも上品な
プロの味が光ります。
ほどよいカラシもアクセントとなり、
シンプルながら記憶に残る味わい。
バラの絵のナプキンや
塩の瓶もレトロ
爪が弱いので
シャネルのベースコートを
ネイル代わりに
⏬詳しく書いています❤️
「ハーフ」といっても4切れあり、
ボリュームも十分です。
自家焙煎の香り高いコーヒーは、
単品でも350円とリーズナブル。
サンドイッチと一緒に味わうと、
ほのかな苦味からすっきりとした後味に。
きちんとシルバーに入れられた
コーヒーフレッシュ
チーズケーキセットも600円とお手頃。
この空間と価格のバランスは、
まさに大阪の“良心”そのものです。
喫茶めぐりの旅におすすめの大阪ホテル
喫茶店を巡る旅には、
滞在先の心地よさも大切。
私が実際に泊まってよかった
大阪のホテルを2つご紹介します。
リーガロイヤルホテル大阪
老舗の安心感に、
都会的な洗練が同居するホテル。
プレジデンシャルタワーズでは、
アメニティが
スキンケアブランド「athletia」で
統一されており、
旅先でも癒されました。
おみやげにもおすすめ。
▶︎ リーガロイヤルホテル大阪をチェック

Zentis OSAKA(ゼンティス オオサカ)
パレスホテルが手がける新しい感性のホテル。
おしゃれで
ゆったり過ごせるレストラン「UPSTAIRZ」での
ブランチが心に残りました。
旅先で不足しがちな
野菜もたっぷり補給
ひとり旅や女子旅にもぴったりの、
都会の隠れ家です。
▶︎ Zentis OSAKAをチェック
時を超えて愛される大阪の"宇宙船喫茶"へ
大阪駅前第1ビルの
地下に広がる“宇宙船”。
半世紀以上変わらない姿で
営業を続ける『マヅラ』は、
未来を夢見た時代の記憶を、
いまに伝える貴重な喫茶店です。
500円のモーニングも、
香り高いコーヒーや
人気のパフェも、
そしてこの空間そのものが、
どこか懐かしく、
それでいて他にはない新しさ。
あなたもぜひ、コーヒー片手に
“昭和が描いた未来”へ
ワープしてみませんか?
シックなジャズ音楽と
きらめく照明に包まれて過ごす時間は、
きっと忘れられないものになるでしょう。
大阪の喫茶文化は、
日常の中で体験できる小さな旅。
次に大阪を訪れるときは、
この宇宙船のような喫茶店で
静かな朝を迎えてみてください。
コーヒーの香りとともに、
少し疲れた心も少し異空間にトリップし、
ふっと軽くなるはずです。
でも
愛用品を多数ご紹介しています。
ぜひ遊びに来てください☺️
※すべて2025年10月22日執筆時の情報です。



































